聖邪の天使
せいじゃのてんし
概要
ストーリーの根幹をなす「宇宙を作り出したとされる創造と裁きの天使」。
宇宙を産み出し、そして無にかえしまた次なる宇宙を産み出す。
宇宙は天使の手によってそうして何度も産まれ変わりを繰り返してきた。
あるとき、天使は聖の女神ミハールと邪の魔神サートゥスの2つに分裂してしまう。
そして、魔神は宇宙を混沌に染め、女神は正義の騎士を集めた。やがて、魔神は女神の軍勢に敗れて封印され、宇宙は平穏なときを過ごすことになる。
だが、いつしか魔神の封印は解かれ、女神のもとにいた騎士を洗脳して自らの味方として、女神に逆襲をしかけようとする。
物語の関わり方
その渦中に巻き込まれたのがボンバーマンである。そして、ボンバーマンは魔神のしかけたブラックホールから脱出しようと戦ううちに、女神もまた危険な存在であることを知る。
魔神は宇宙を力あるものが支配する混沌の世界にしようとした。
女神は魔神を完全に封印するために今の宇宙を一度消滅させようとした。
どっちに転んでもただ事ではなかったのである。両者を退けることに成功するボンバーマンだったが、そんな彼を見て、女神は全ての始まりを語り、聖と邪の戦いを終わらせるべくあることを決心する。それは、
魔神と融合して聖邪をつかさどる天使に戻ること。
かくして、女神は全ての希望をボンバーマンに託して魔神と今再び、ひとつとなり、
宇宙の創造者が目の前に降臨する。
グッドエンドルートではこの天使と戦うことになるのだが···
その強さがぶっちゃけ狂っているレベル。
冗談抜きに多くの挫折者を生み出した鬼門である。
その戦闘能力の高さとスキのなさ
天使の攻撃手段はそれぞれのエレメンタル(属性)をほぼそろえている。唯一無い属性は闇。
このうち、回転しながら火炎放射(炎)、杖で斬る(風)、直線状の火柱を何発も放つ(土)はたいしたことがない。ただし油断していると炎で意外と焼かれることもあるので注意。左右に移動しつつ避けるのがポイント?地味にステージも厄介で壁がどこにあるのか分かりづらいのも辛いところ。
問題は残りのエレメンタルの攻撃であり、攻撃方法も対処法も他を圧倒するものばかり。氷と雷は最悪、ポーズ連打で避けることを視野に入れることになるかも…。
- 幾重にも地面を這い、分岐する電撃(雷)。分岐した間を通り抜けるのだがなかなかコントロールが難しい。
- 3本連続で放つ直線レーザー(水)。最初は横に移動して避ければいいのだが、後半戦になると、「こちらの居場所」「こちらの移動先」の両方を一瞬で狙ってくる。1発目を撃った瞬間に向きを変えて逃げるという無茶な方法がセオリー。どういうことなの…
- ホーミングする光弾(光)。対処法はこちらの闇ボムで相殺する。闇ボムは自爆すると即死するのだがその使用を強制される。最後に白く光ったら即座に闇ボムに切り替えておくといいだろう。もちろん、Aボタンは光弾を出されるまで押さないこと。うまくいけば闇ボムで相殺したついでにダメージを与えられることもあるが、何故か相殺後闇ボムの爆破から離れてしまうこともあるため辛い。
そして最も脅威となるのは、こちらの攻撃の有効時間の短さである。
1ターンに1〜3回の攻撃を行うが、それが終了した直後の数秒だけなので、
相手の攻撃を避けながら反撃の準備までしなければならない。
相手の攻撃は避けにくく、対処しにくく、こちらの攻撃はなかなか通らない。
多くのプレイヤーがジリ貧になり、精神力を削られていった。しかも一度死ぬとサートゥスからなのでやり直しが困難。削られた精神力のせいでサートゥスすら倒せなくなってしまう、なんてことも…。
その代わり、倒せればエンディングは感動もひとしおである。
一度は見ておきたい展開なので、ぜひお試しあれ。