悟浄
ごじょう
『最遊記』に登場する妖怪。本稿で解説。
プロフィール
概要
人間と妖怪の間に生まれたハーフ(半妖)。
純粋な妖怪ではないため、妖力制御装置は付ける必要がない。
人間と妖怪のハーフは禁忌とされ、真紅の目と髪は混血児に表れる特徴である。
左頬の傷は養母に殺されかけた際に出来たもの。
幼い頃に両親の心中に巻き込まれ、一人だけ生き残ってしまう。
その後、悟浄を引き取った義母からは虐待を受けていた。そんな彼を受け入れてくれたのは異母兄の沙爾燕だけだった。ある日、養母の誕生日に兄と二人で摘んだ花をプレゼントするが、それを見た養母は激昂し彼を殺そうとする。悟浄は死を覚悟するが、その直後爾燕が母を殺害し助け出される。
しかし罪悪感から爾燕はそのまま家を出奔。悟浄自身は捨てられたと思い込み、八戒に会うまでは奔放で自堕落な生活を送っていた。
その後八戒(当時はまだ人間の猪悟能)を追っていた三蔵と出逢い、後に三蔵一行として旅に加わる。
そして敵対する紅孩児一行と交戦するが、そこに居たのは・・・・
悟空とはよく子供じみた喧嘩をしている。八戒とは親友で、助けられているが同時に弱みも握られている。
三蔵とは互いに神経を逆撫でする間柄だが、大人の会話をすることもある。
戦闘ではチェーンの付いた錫月杖を使用する。
悪ぶっているものの、実際は情にもろいお人よしで女性と子供に弱い。故に損な役回りも多く、貧乏くじを引きやすい。
作者のお気に入りキャラなのだが中々ファンに分かってもらえないことを嘆いていた。とあるファンの言葉によると「悟浄の良さは二十歳すぎないと分からない」らしい。
無印と『RELOAD』との服装の違いが一番明確で、初めは青のバンダナに袖の無い青の上着だったが、八戒の計らいにより落ち着いた茶の長袖となる。