化学物質としてのベンゼン
「芳香族」と付いているだけあって、ベンゼンは他にはない特有のにおいを持っている。そのため、判別が容易。
概要
芳香族炭化水素において最も単純な構造を持ち、それゆえ化学工業において重要な物質となっている。
常温では液体。密度は同体積の水よりも小さい。約78℃で気化する。
また、有毒で、発がん性。そのため、たいていの芳香族化合物は有毒。
不飽和化合物の一種であるため、さまざまな物質を付加しやすいが、臭素は付加されにくい特性がある。
構造
炭素6個、水素6個からなり、構造は炭素-炭素結合による六角形の骨格が基礎になっており、各炭素が1個の水素と結合している。
学校などでは、単結合と二重結合が交互になっているように表現されるが、実際は非局在化しており、各結合は等価である。そのため、それらの結合が等価であることを強調したい場合、構造式を六角形の中に丸と書く場合もある。
ケクレの夢
ベンゼンの構造式においては、以下の有名なエピソードがある。
現在知られているベンゼンの構造式を提唱したのはケクレだが、ある日、ケクレが1匹の蛇が自身の尻尾に噛み付きながら回っている夢を見て、ベンゼンの構造を思いついたという。
これについては、事実かどうかが疑われている。
関連イラスト
楽曲としてのベンゼン
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なんだかよくわからないが人類には早すぎた。