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解説

白石晃士監督によるモキュメンタリータッチのホラー作品シリーズ。

投稿されてきた不可解な映像から都市伝説や怪異の謎を解明する為に検証取材を行うが、取材が進むにつれて発生する怪奇現象に、取材班ディレクター工藤仁とその仲間たちが気合と根性(と暴力)で立ち向かっていくというのが大きな流れである。

投稿映像と、取材時の撮影映像の2つを組み合わせた構成となっており、以前の取材が作中でDVDとして発売されているなど、メタフィクショナル的な一面もある。

撮影された映像に怪奇現象が映っていた場合、REPLAYが流れる。おわかりいただけただろうか

工藤を始めとする取材班、投稿者、霊能力者、怪奇現象の全てがあまりにも濃くぶっ飛んでおり、時には怖いはずの怪奇現象が霞むほどのあまりに壮大過ぎる真相で逆に笑えてしまうという事態を引き起こす等、他のホラーモキュメンタリーものとはいろいろな意味で一線を画している。

むしろホラーの皮を被った別の何かかもしれない。

基本的に一話完結形式にはなっているがストーリーは繋がっており、複数のエピソードに跨って暗躍する人物(?)の存在や、謎を残しつつ巧妙に張り巡らされた伏線が最終章に向けて発動していく構成など、何気にそのストーリーテリングや脚本の完成度は高い。

また、白石監督の作品である『ノロイ』や『オカルト』と世界観を共有していることも示唆されている。

七作目の最終章で一旦シリーズを完結し、タイトルを『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!』として新シリーズが開始した。

登場人物

  • 工藤仁

本作の主人公。某映像制作会社ディレクター。曰く「この仕事に命を賭けている」らしい。

非常に乱暴な性格でキレ易く、目の前に現れた口裂け女を何の躊躇も無くワゴンで轢いたり、霊障に当てられた投稿者を退魔の呪具を懐にねじ込んでブン殴ったり(通称:除霊パンチ)等、人間でも怪異でも関係なく暴力を振るう。

押しが強く、時には恐怖から挫けそうになる仲間を叱咤激励(+暴行)して周囲を引っ張っていく・・・が、あからさまに怪異が出そうな所は市川や投稿者たちに任せて逃げ出すなどヘタレな一面も。

メインウェポンは金属バットだが、呪いの飾りを手に入れてからは、それを使って除霊(物理)をしたり、装備して怪異とガチバトルをしたりと行為がエスカレートしていく。

出生に何やら秘密があり、心霊現象の取材を続ける事と、両親の死に何か繋がる物があるようだが・・・。

市川と田代曰く、金払いは良いらしい。

最近では内藤剛志十津川警部シリーズによく似た顔の刑事がでてくる。

  • 市川実穂

工藤の部下でアシスタントディレクター。

冷静で工藤よりも肝が据わっており、暴走する彼の抑え役を務めることも。基本的には工藤の命令に忠実でクールな佇まいでいるが、テンパってくると彼に対する態度と扱いが露骨に雑になる。

彼女も必要があれば、霊障に当てられた投稿者を引っ叩くことがある(通称:除霊ビンタ)。

登場当初はやや地味目だったがFILE3でいきなり垢抜けた。胸のことに言及されると凹む。

怪奇現象のあった場所に1人で行かされたり、取り憑かれたりと、だいたい工藤のせいで酷い目にあう。

  • 田代正嗣

カメラマン。白石監督に似ている気がする。

撮影しているので作品中に顔が出るのは稀。彼の視点で物語は展開する。

いち早く怪奇現象に気付くことが多いが、肝心な所で手ブレを起こす。

しかし、狂人に包丁で斬りかかられようが怪異に追い掛け回されようがタイムスリップしようが異次元に巻き込まれようが撮影を止めないなどプロ意識は高い。

だいたい工藤のせいで酷い目にあう。

  • 投稿者たち

工藤らの制作会社に怪異の写り込んだ不可解な映像を投稿し、真相の追求を依頼する人々。

女性は何故か地味に美人が多い。

取材に同行させられるが、だいたい工藤のせいで酷い目にあったり、失踪したりする。

シリーズ作品

  1. 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-01【口裂け女捕獲作戦】
  2. 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-02【震える幽霊】
  3. 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-03【人喰い河童伝説】
  4. 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-04【真相!トイレの花子さん】
  5. 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!劇場版・序章【真説・四谷怪談 お岩の呪い】
  6. 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!史上最恐の劇場版
  7. 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章
  8. 戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01恐怖降臨!コックリさん
  9. 戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪

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