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AMDの編集履歴

2018-02-14 21:53:24 バージョン

AMD

えーえむでー

アメリカ合衆国の半導体メーカー。

AMD(Advanced Micro Devices, Inc. / アドバンスト・マイクロ・デバイセズ ) とは、アメリカ合衆国半導体製造メーカー。

かつてはx86互換CPUのメーカーとして有名になった。


現在、世界市場の90%以上を席巻するIntelと、技術面でガチで殴り合っている唯一の半導体メーカーである。


なお誤解されがちだが、現在のx64(AMD64、x86-64)はAMD64の名の通りAMDの方がオリジナルでIntelの方が互換メーカーである

これはIntelがx86上位互換からの脱却を目指して開発を進めていたIA-64に固執していたが、32bitエミュレーションの動作の遅さをはじめとするさまざまな問題から遅々として採用が進まず、その間にAMDがx86-64を開発し、Intelの開発体制にぶちキレたマイクロソフトがIA-64での開発を打ち切ってx86-64に乗り換えた為。


かつてはAthlon(K7前半期)で駆動クロック周波数1GHz突破を一般PC用CPUで真っ先に果たし、「ギガヘルツ神話」を築いたが、高発熱と大消費電力が問題となり、K7後半期(Athlon XP)以降路線修正がなされた。

そして2005年に投入されたK8(Opteron、Athlon64)ではIPC(単位クロックあたりの平均命令実行数)を大幅に向上し、高性能・低クロック・低消費電力を果たして、再び業界に一大センセーションを呼び起こし、自ら「ギガヘルツ神話」に幕を下ろした。


その後本気を出したインテルに性能面では完全に水を開けられてしまったが、Phenom IIやAthlon IIなど、程々の性能で低消費電力のプロセッサの安さに関してはまだまだ分がある。

主に自作PCユーザーに愛用されているほか、家庭用ゲーム機のPlayStation 4XBOX ONE向けのチップを供給している。初期のpixivのサーバ機にも使われていたこともある

しかしながら、2017年3月に発売した新アーキテクチャ「Zen」を用いたCPU「Ryzen」シリーズは、これまでのAMDの安さはそのままに、高いマルチコア性能とシングルスレッド性能を両立させており、今後の展開が期待される。

Intelは対抗馬として、Core i9を投入するが、その出鼻をくじくかのようにRyzen9 Threadripperを投入。性能ではi9 7980EXがわずかに勝ったものの、Ryzen9 TR 1950Xは実売価格で半額というコスパで圧倒(しかもその価格差が日本円で約10万円)、技術で勝るAMDのイメージを再びものにした。


その他、合併した旧ATIの製品であるGPU及びAMD64用統合チップセット「Radeon」シリーズでも有名。2016年現在はむしろGPUメーカーとそれを活かしたAPU(GPU内蔵CPUのAMDでの呼称)メーカーとしての存在感がある状態となっている。

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