概要
メッサー・イーレフェルトとカナメ・バッカニアのNLカップリングである。
アニメにおいて1話から必ず何かしらの絡みはあったが、互いに恋愛感情を抱いているとの明確な描写は無かった。
しかし...
以下ネタバレ注意 |
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8話にてメッサーがヴァールシンドロームに罹患していることが発覚。ウィンダミアとの戦いが激化する中、ヴァールが再発しているところをハヤテとミラージュに目撃され、一線から退くよう説得を受けるが頑なに拒否。
9話にて、2年前の惑星アルブヘイムでヴァールシンドローム発症者となったが、当時ワルキューレのエースだったカナメの曲によって救われたことをハヤテとミラージュに告白。以来その曲をブレスレット型の携帯音楽端末機に入れ、戦闘中も肌身離さず持ち歩ていた様子。
そう、つまり彼が戦い続けていた理由はただ1つ、恩人であるカナメを守るためであった。
1話からカナメを守り続け、ピンチを救う描写も多々あった、これは上記の理由からだったのだ。
ハヤテ「死神野郎がカナメさんを!?」フレイア「好き!?」
10話にて他星系の部隊に訓練教官として転属することが決定。
移動の前日、せめて楽しい思い出をと考えたマキナの計らいにより、カナメを含めたデルタ小隊のメンバーでクラゲ祭りに参加した。その際カナメに自身の歌で救われていたことを告白し、彼女の曲が入ったブレスレットと共に、改めて感謝の言葉を伝えた。
そして移動当日、惑星アル・シャハルにて仲間たちの危機、ひいてはカナメの危機を救うためヴァールを発症させながら戦場に急行。またもカナメのピンチを救い、カナメに対し「歌ってくれ、俺がヴァールになりきる前に」と、もはや最後の望みと言っても過言ではない言葉を投げかける。
カナメも、彼から受け取ったブレスレットを胸に涙ながら歌い続けた。彼女の歌に支えられながらキースと壮絶な空中戦を繰り広げたが、最後はコックピットを撃ち抜かれ落命した。
マキナとレイナによると、メッサーはカナメのことが好きとされているが、彼自身の口からカナメへの明確な想いが語られることはなかった。
ただ、自身の命を危険に晒してまで彼女を守り続け、最後まで彼女の為に戦うその姿からは、もはや「好き」という一言では言い表しきれない深い想いを感じ取らずにいられない。
備考
カナメの持ち歌であるAXIA〜ダイスキでダイキライ〜の歌詞は10話の脚本を元に書かれたものであり、カナメとメッサーの関係を予見するような詞にしてほしいという指示のもと作られた。
また、安野希世乃名義でリリースされたミニアルバム「涙。」に収録されている「悲劇なんて大キライ」は個人名義ではあるがおそらくカナメ(とメッサー)をイメージされて作られた曲だと仄めかされている。
作詞作曲はマクロスΔの劇中歌の涙目爆発音も担当していた堂島孝平。
発売された悲劇なんて大キライの歌詞は変更されたものであり、手直し前はもっとカナメを意識した歌詞で、「空」という単語が多く使われていた。
「あなたとはぐれた運命(さだめ)睨む」が変更前は「あなたを奪った空を睨む」だったなど。
これだとマクロスΔの曲になってしまうのでもっとオブラートに包んだ歌詞にして欲しいと伝え、変更となった。
また歌詞に「メッサー」と聞こえるパートがあるがそれは意図的になのか偶然なのかは不明だそうである。
(名古屋リリースイベント 安野希世乃談)