プロフィール
人物像
死神のパーソナルマークを持つケイオスΔ小隊のエースパイロット。コールサインはデルタ2。
VF-31Fを駆り、常に冷静沈着に状況に対応するプロフェッショナルで、空中騎士団のエースパイロットキース・エアロ・ウィンダミアと互角に渡り合う程の技量を持ち、彼との対決に固執する。
同僚のチャック・マスタングが経営する「裸喰娘々」の寮生でもあり、チャックの妹からも好意を抱かれているが、当人はその事に気付いていない。
口数は少なく、自他を律し規律を尊重する生真面目な性格の持ち主であり、必要とあれば味方を撃つ事も厭わない冷徹さを見せる。
自分とは正反対に自由奔放な性格を持つハヤテ・インメルマンに対して厳しく接するが、彼もまたハヤテと同じく空を飛ぶ事に魅了された人間であり、仲間と距離を置きながらも彼らを指導した。
惑星アルブヘイムの都市マリエンブルグの出身だが、故郷は二年前にヴァールシンドロームによって壊滅しており、自身もこの時にヴァールに感染。その際にカナメ・バッカニアの歌で正気を取り戻した過去を持ち、以降録音されたカナメの「AXIA」を聴く事でヴァール化を押さえ込んでいるものの、断続的に起こる発作に悩まされている(この事実を知っているのは隊長のアラド・メルダース、マクロス・エリシオン艦長のアーネスト・ジョンソン、そして彼らに指示を下すレディMのみ)。
惑星ヴォルドールでの戦闘でヴァール化が進行し、ハヤテらにその事実を明かす事になるが、彼は恩人であるカナメを守るという想いを胸に飛び続けようとする。
しかし、バレッタシティ防空の為に出撃した際に症状が本格化。理性を失いながらもキースと死闘を繰り広げる中で録音ではないカナメの歌を聴く事で正気を取り戻すものの、ヴァール感染者である事が周知になった事で隊を離れる事が決定し、訓練教官として最前線から離れる事になった。だが、Δ小隊とワルキューレの危機に対して単身出撃し、カナメの歌のサポートを得てキースと死闘を演じた。
最終的に機体の限界を超えるドッグファイトが展開されるが、一瞬の隙を突かれる形でコクピットを撃ち抜かれ、戦死。彼の死後、コールサインはミラージュに、機体はハヤテに受け継がれた。
劇場版『激情のワルキューレ』では上述の場面でコクピットへの攻撃をかわし、バトロイド形態まで持ち出す勝負でキースに紙一重で勝利するも進行したヴァール化による身体への負担の大きさに耐えきれずカナメの腕の中で死亡した。
名前の由来はドイツの飛行機メーカー「メッサーシュミット」とドイツ空軍のエースパイロット「ヘルベルト・イーレフェルト」から。