剣王龍神丸
けんおうりゅうじんまる
概要
第三界層の聖神『黒鋼の剣王』の力を借り、黄色の勾玉を天に翳し、天空より落下した剣王の剣を横一閃に振るい超力変身した重騎士形態。その特徴は両腕が非対称で、真紅の外套を纏っている事(マントを標準装備するのは『無印』の企画段階から存在していた)であり、これまで様々な姿を変えてきた(超Ver.)龍神丸とはある意味一線を画する。
その原型は旧作の派生作品『超魔神伝説』の主役、剣王(ソードマスター)龍神丸であろうと推測される(金飾りでやたらと凝った意匠の防具が共通。また同作の仲間である魔導王龍星丸が持つ「破邪閃光の剣」は剣王の剣のデザインと酷似している)。
全性能の殆どを攻撃力一点に全振り(それも必殺技への一点集中。龍牙拳などの小技はそもそも存在しない形態)しているケタ違いの超攻撃特化形態ではあるが、装備している龍頭兜により視野が狭く、重量級の武器と鎧兜によって機動力が低下しているなど欠点も多い(この難点は、炎耐性/飛行能力を合わせ持つ鳳凰龍神丸との使い分けで主に対処していた)。
だが、剣の有効射程圏内ならば文字通りこの世に存在するあらゆる全ての物を斬り裂く絶対的な力を持ち合わせ、更には時空や次元すらも両断する。
しかし、何故か唯一『良き心』だけは決して斬る事は出来ない(何、この斬鉄剣!!)。これが最終決戦で大いに響く事となった。
歴代最強クラスどころかサンライズ作品全体でも屈指の切断力を持つチート形態で、登場以降はその凄まじい威力から、(機転が利かない良き心が欠けたワタルが)新たな超力変身を手に入れてもトドメは殆どこの姿で行われている(この露骨なエコ贔屓は、玩具の売り上げへと大いに影響する…)。
装備
龍頭兜【ドラゴンメット】
頭部前面を完全に被い尽くす漆黒の兜。フェイスガードの影響で視野が僅かながらに狭い。
剣王鎧【ナイトアーマー】
重量級の剣を振るっても機体全体がぐらつかない頑丈な鎧。当然並の攻撃では魚籠ともしない。
剣王登龍剣
右腕と剣王の剣が一体化した身の丈以上の手甲剣。