Gertrud
げるとるーと
なお、パンツじゃないから恥ずかしくない作品に登場するお姉ちゃんとは一切関係ない(あちらも魔女だが)。
概要
薔薇園の魔女。性質は不信。なによりも薔薇が大事。その力の全ては美しい薔薇のために。結界に迷い込んだ人間の生命力を奪い薔薇に分け与えているが、人間に結界内を踏み荒らされることは大嫌い。
(公式サイトより)
鹿目まどかたちが初めて遭遇した魔女。
手下Adelbertを踏み潰されたのを見て逆上し、椅子を投げつけて攻撃する。Adelbertのツルで一度巴マミを拘束するが、マミの銃によってバラ園を荒らされたのを見てスキを見せてしまい、反撃しようとしたものの銃弾からのリボンに動きを封じられてしまう。
最後は、マミのティロ・フィナーレにより爆散した。
やはり主人公たちが最初に遭遇する敵キャラの運命か、魔女狩りの見本としてあっさり倒される、かませ犬の役割になってしまった。だが、そのおどろおどろしい外観から、本作における「魔女」がいかなる存在なのかを視聴者に印象づけた。
しかし、その次の回に登場したCharlotteが非常に強烈なインパクトを残していったため、いまいち影が薄い。
外観
上方のイラストの通り、何が何だかわからない不気味な姿をしており、我々の知る魔女とはかけ離れた異形の存在であることを判り易く示してくれている。見ようによっては、貞子のようにうつむいて長い髪を前に垂らしているようにも見える。薔薇の他に蝶の羽、芋虫(?)もモチーフに取り込んでいる。薔薇の花に寄って来る蝶を意識したのだろうか。
武器
TV放映版では逆上して椅子を投げつけたのが唯一の攻撃だったが、BD/DVD版ではハサミが追加され、バラ園を荒らされた後の反撃に使用している。このハサミは使い魔Anthonyも使用する。
攻撃時には頭部が開き、蝶の羽を持った人型のシルエットが現れる。
魔女の結界
薔薇や蝶がふんだんに使われている他、結界のできた場所である廃ビル由来のオブジェクトが散見される。薔薇園を荒らされないよう、ところどころにKein Durchgang!!(進入禁止)の文字が見られる。
本作の元ネタであるファウストの引用が入り口に書かれている他、唯一3種類のまどか文字が全て使われている。本作における「魔女の結界」をまとめて説明する役割も担っている。
手下たち
どちらも立派なカイゼルひげが特徴。
イヌカレー氏の雑誌インタビューによると魔女に忠実な使い魔は彼らだけということ。魔女の方も使い魔を大切にしているらしく、ヒゲをセットしてあげ、魔法少女に倒されると激高する。
同一時間軸で役割の違う複数の使い魔を持つのはGertrudのみ。他は名前が違うだけで見た目や役割が同じだったり、異なる時間軸にいたり、魔女図鑑で使い魔扱いされていなかったりする。
元の姿
8話にて魔法少女が絶望すると魔女になることが明らかになり、それによって魔女たちにも悲惨な過去があることが伺える。以下はそれに対する予想ないし妄想である。
薔薇が大好きな少女。だが人間不信であり、花だけが友達であった。
その願いも魔女時の行動性質から花を救う、または守るためのものだったと推測される。
そして人間不信から人に絶望し、花のためだけに存在する魔女になったものだと思われる。
別説:ドロドロの顔に過剰なほどの薔薇の装飾がなされていることから、「美しくなること」が願いだった可能性も…?自分の庭を薔薇で気飾り、他人に立ち入られることを嫌うこの魔女は、ありのままの自分を晒すことを恐れていたのかもしれない。
ハサミやツルを使用するため、このどちらかが魔法少女時代の武器と思われる。頭部には蝶の羽を持つ人型のシルエットが隠されているが、これが元の姿なのではないかという考察もある。