鬼塚英吉(2012年テレビドラマ)
おにづかえいきち
概要
演:AKIRA
明修学苑高等部2年4組(3年4組)担任→明修湘南高校2年A組副担任
第1期
最初は植木屋のバイトをしていたが、その時に教え子をクズ呼ばわりしていた内山田にジャーマンスープレックスを決めたこと、昇と杏子の問題を解決したことから桜井にスカウトされ、明修学苑2年4組の担任教師となる。自身が受け持つことになった2年4組の問題を型破りな方法で次々と解決していき、最終的には思いやりを持ったクラスに改心させた。
担任外しを終息させた直後に辞職し、大門から脅されたことで2年4組との接触を拒絶してしまうが、親友である龍二から叱咤されたことにより自身の信念を思い出し、草野と浅野の問題を解決。明修学苑にも教師として復職する。しかし、その直後に度々の無茶によって脳動脈瘤を患っていることが判明し、無茶が出来ない身体になってしまう。そのことを2年4組や冬月には黙って文化祭の準備を着々と進め開催に導くが、渋谷やその暴力団に痛めつけられた2年4組を救うために更に怪我を負い瀕死状態となる。生死の境を彷徨うが、奇跡的な復活を遂げ渋谷と大門、そして菊地の家族問題を解決。その後は病気療養のため休職し、消息を絶った(退院後は友人に変わって大工をしていた)。
SP第1弾では担任に復帰し、不良仲間である志乃美と再会、居場所をなくした子供たちのために国相手と闘った。
SP第2弾では教え子である美姫が堂本グループの問題に巻き込まれたため救出し、それと同時に売春の斡旋をしていた堂本グループを警察に突き出した。
SP第3弾では進路のことで対立があった2年4組に夢を押し付けてしまい、返って進路を悩ませる事態となってしまった。それでも「自分の人生だから自分のやりたいことをやればいい」という考え方の信念を曲げず、結果的に進路に悩んでいた雅を救った。また、刺青のことで保育園を首になったことでホストクラブで働いていた堂島や、父が病気になったことによりファイトクラブに通うようになった草野を救い、菊地の論文を盗作した三橋の不正を暴くことに成功。最後は3年4組との別れに涙しながらも笑顔で見送った。
第2期
自身の母校であり、明修学苑の傘下に入った明修湘南高校に赴任。2年A組の副担任となる。元担任で恐れていた富士宮がいるためか、第1期に比べると型破りな方法を用いることは格段に減っている(そもそも2年A組の問題が2年4組ほど深刻ではないことも影響している)。また、このシリーズによって初めて鬼塚の過去が明確に明らかになった。
めいりの問題を解決した後、自分は沢村の死と向き合えているのかという葛藤も発生。そんな時、沢村の死の原因である抗争相手の瀧澤が自身の復讐のために2年A組の生徒に怪我を負わせ、体育館に監禁した事態を受け、生徒達を守るために自分の身を犠牲にしながらも彼らと闘った。
瀧澤との問題が解決した後はあゆなと葛木の妊娠問題に向き合うこととなり、子供を産んで退学しようとした彼らを引き止め、教師としての覚悟を述べた。
性格
熱血漢であり、生徒達に対してもダチという言葉を使う、生徒達のやりたいことを夢として大きく捉え、半ば強引にチャレンジさせるなど良くも悪くも変わっている。しかし、どんな事があっても生徒を見捨てることはせず、時には身を呈して守ることもある。この性格から生徒達から「他の教師や大人と違う」と言われ、彼らの信頼を得る。というか生徒達から教師として見られることは殆どなく、杏子からは無茶苦茶な行動を「教師のすることじゃない」、佐奈からは「鬼塚は先生って感じがしないんだよねぇ」と言われている。
その反面、女に対して好きでもあり、頻繁にキャバクラに行っている。第1期6話では冬月の下着を見て鼻血を出していた。第2期では女好きな部分が描写されることはかなり減ったが、異常に藤川のことを意識している。
第2期では作風の大きな変更を受け、「的な?」「逆にぃ〜」「正直ぃー」といった言葉を多用するようになり、第1期と比べると熱血で真っ直ぐな部分は鳴りを収めた。しかし、命を張って生徒達を守ったり、事なかれ主義の大人達に反論して自分の意志を突き通す部分は変わっていない。
学力
一応、担当教科は地理、歴史だが替え玉受験のため当然知識はない。
平安京に都が移った年を1794年と書いたり、泣くよウグイス平安京の意味を「ウグイスは都が移されたことにより恋人と別れてしまい、鳴いた」と勝手に解釈したり、「泣かぬなら〇〇〇ホトトギス」が生まれた経緯を「信長、秀吉、家康が3人で狩りに出かけ、捕まえたホトトギスをどうしようかと言う話になった」とこれまた勝手な解釈をして生徒にデタラメを教えている(しかし、一応天才である麗美からは教え方は「意外とタメになる」と言われている)。
勅使河原に「全国模試で1位を取れたら残留」という無理な難題を押し付けられ、ためにし過去問を解いた際には数学0点、国語14点、生物8点、日本史15点、英語12点の700点満点中49点という結果だった。しかし、麗美が本気で自分に教えてくれるようになってからは彼女の思いの答えるべく必死に勉強し、結果的に採点可能な場所は全問正解という急成長を見せた(麗美を助けるために刺され、その血で解答用紙が染まったため全部の採点は不可能となった)。
第2期では学力が露見することは殆どないが、発言などから第1期よりは成長していることが分かる。
生徒・冬月・藤川との関係
彼らを生徒ではなくダチとしてみており、最初は引かれていたが、結果的に受け入れられるようになった。ダチとなった者には拳と拳を突き合わせる動作を行うことが多い(第2期ではほぼ全員としており、更に「ウィ~ス」という効果音が加わった)。
第1期では昇と杏子、朋子以外の生徒と冬月に対しては苗字呼びをしていたが、第2期では女子生徒及び藤川に対して名前呼びをしている。その他、男子生徒では宇佐美のことを名前で呼んでいる。
第1期では冬月と麗美に、第2期では藤川に好意を抱かれている。