概要
壁井ユカコ作の小説。全5巻が集英社文庫にて発売され、それらを3巻に分けたものが集英社にて発売された。
イラストは山川あいじが担当。雑誌「ココハナ」でのコミカライズの連載も担当している。
読みきりで、清陰高校のライバル校の福蜂工業高校が舞台の「空への助走 福蜂工業運動部」も集英社から発売されている。
メインキャラクター
清陰高校
黒羽祐仁(くろばゆに)
1年生。ウィングスパイカーで、男子バレー部エース。7番。身長186㎝。
福井県紋代町の地主・黒羽家の本家の一人息子で、坊ちゃん。
身体能力が高いが、プレッシャーに弱く肝心なところでのミスが多い。
中学時は不良の従兄とつるんでいたが、灰島と出会いバレーの面白さに目覚めるも、とある事件で灰島と仲違いをしてしまう。
高校でバレー部に入り、再び灰島とプレーし、全国を目指す。
灰島公誓(はいじまきみちか)
1年生。セッター。8番。身長183㎝。
幼少期は福岡にいたが、東京に引っ越し、バレーの強豪中学に通っていたが、事件が起き不登校に。その後福井に引っ越し、黒羽と再会する。
思ったことをすぐに口に出してしまう性格のため、周りと上手く行かないことが多い。おまけにかなりの自信家。
“バレーの神様に愛された”と言われるほどの技術をもっているが、試合中とそうでないときのオンオフが凄い。視力が弱く0.01以下。
小田伸一郎(おだしんいちろう)
3年生。ウィングスパイカーで、主将。1番。身長163㎝。
誰よりもバレーが好きだが、身長が小さいため強い選手ではない。
人をプロポーズのような言葉で説得するのが得意。
青木操(あおきみさお)
3年生。ミドルブロッカーで、副主将。2番。身長193㎝。
高校一年生時、名簿番号が前後していた小田に誘われ、バレーを始める。
生徒会の副会長も務めており、京大法学部を目指すほど成績優秀。顔もいいためモテるが毒舌家で、策略家。
棺野秋人(かんの・あきと)
2年生。ウイングスパイカー。4番。身長181cm。
健康上の理由で屋外での長時間の運動ができない。そのため、夏でも長袖長ズボン、外では日傘をさしている。
男バレが外練の時は女子バレー部の屋内練習に参加している。荊とは中学時代から一緒にバレーをやってきて、思いを寄せている。
おとなしそうに見えるが、たまに恐ろしいオーラを出す。
末森荊(すえもり・いばら)
2年生。女子バレーボール部員。173cm
中学時代はバレー部のエースだったが、高校に入ってから躓く。
春高時は男バレのマネージャーとしてベンチに入る。
男よりも男らしい、かっこいい系女子。
福蜂工業
三村統(みむらすばる)
3年生。ウイングスパイカー・主将・エース。身長189cm
全国大会常連校の主将にして、“悪魔のバズーカ”の異名を持つ絶対エース。
明るく人懐こい性格と強いカリスマ性でチームを牽引する。
甘いものが大好きで、彼のボトルには『人には毒』『スバル専用』『ゲロ甘』と書かれている。なお、越智は『お疲れさん おかえり』。
越智をセンターコートへ連れていく、と約束し、それをおまもりにしている。
越智光臣(おちみつおみ)
3年生。マネージャー。身長168㎝。
1年生の夏に怪我で選手を諦め、三村に引っ張られてマネージャーに転向。
最強チームを支える裏方として選手から信頼されている。
選手一人一人の事をしっかり考えてくれている。
その他
弓掛篤志(ゆみかけあつし)
福岡県の、箕宿高校3年生。ウィングスパイカー・エース・主将。1番。身長175㎝。
ユース代表。“あと10㎝あれば”と言われるが、現高校No.1の呼び声高い最強プレーヤー。
古豪・箕宿高校を復活させ悲願の全国大会三冠を目指す。二つ名を“九州の弩弓”。
年の離れた妹を溺愛している。ユースで一緒になった浅野とは仲がいい。
浅野直澄(あさのなおずみ)
東京都景星学園高校3年生。ウイングスパイカー/セッター・主将・エース。1番。身長191cm
ユース代表。同じくユース代表の弓掛とはライバルであり親友でもある。
根はおとなしい性格だが、“小学生”の1、2年生たちと若槻監督を率いて、箕宿高校の対抗馬として全国初優勝を狙う。
佐々尾広基(ささおひろき)
ウイングスパイカー。元 景星学園高校主将・エース。現 関東のK大学バレー部員。身長185cm
福岡県出身だが地元を離れて景星学園に入学。弓掛の知り合いでもある。
浅野の2学年上の先輩。3年前の春高では2年生エースとして準優勝を果たす。
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壁井ユカコ