概要
1983年、『Dを訪ねた2人』で『第21回週刊少年チャンピオン新人まんが賞』特別奨励賞を受賞。
1984年、週刊少年チャンピオンに掲載された『煙草撲滅委員会』で商業デビュー。
作風
『遅筆』と『コストパフォーマンスの悪さ』を自らネタにしており、いわゆる今風の絵柄とは異なるが、緻密に描き込まれた画面で表現される奇抜かつシュールなハイセンスギャグが根強い人気を獲得している。
また『他の作家が描いた漫画』をネタに盛り込むことがあるが、コピーやトレスを用いずすべて模写するというこだわりを持つ。
時には漫画という表現形式の限界を超えたネタや、『漫画という概念』そのものを扱ったネタにも挑戦する。
作品
帽子男
初期の代表作で、週刊モーニング等に不定期で掲載された。
1992年に発行された『帽子男は眠れない』が上野顕太郎の初単行本。
五万節
全三話・計11ページという短さながら、上野顕太郎を代表する作品。
『見開き二ページに五万人の大群衆』というネタを、半年かけて本当に五万人描いてしまうという、誰も真似をしたがらない伝説を築いた。
朝日のようにさわやかに
ヤングチャンピオン連載。全60話。
ひまあり
週刊モーニング連載。全19話。
いちマルはち
週刊アスキー連載。全108話。
夜は千の眼を持つ
コミックビーム連載中。
さよならもいわずに
『夜は千の眼を持つ』の連載を中断し、妻の病死とその後を描いたドキュメンタリー作品。
『2011年マンガ大賞』ノミネート作品。