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センシティブな作品

優れた役者は永遠に色あせることがない。ヴィオレッタ嬢の最新演目ーー神秘のスパイダーショーが開演する!当然ながら、近距離で観覧しないことをおすすめする。

概要

結魂者(けっこんしゃ)とは、スマホゲーム「IdentityV(第五人格)」に登場するキャラクターである。

本名「ヴィオレッタ」で、女性。見た目や能力から単に「蜘蛛(クモ)」と呼ばれている場合が多い。

容姿

一言で言い表すならカラクリ仕掛けの巨大グモであり、細い義手2対と凶器を兼ねる太い義足2対の計8本の手足を持つ。

移動の時は後ろの4本で移動し、前の4本でアクションを行う場合が多い。

全体的なフォルムはクモである他には動くテントのようであり、継ぎ接ぎの布や義足を補強していると思われる包帯に包まれ、背中には巨大なミシン糸を背負い、喉元にあたる部分には脈動するかのように伸縮する謎の膨らみがあるなど、同作のハンターの中でも一際異彩を放つキャラクター。

初期衣装とボロい服のみ鳥のようなマスクを被っており、それ以外の衣装では人の顔を模したカラクリとなっている。

衣装(スキン)

  • 初期衣装

「初期衣装。すべてが自然に見える。」

特徴などは上記で述べた通り。

この衣装とボロい服のみ、鳥のようなマスクを装着している。

  • ボロい服 (R)

「服がボロボロだ。本当にただゲームをしただけ?」

全体的にボロボロになる。復讐者リッパーと異なり、マスクはそのまま。

  • つぎはぎ (R)

「カサカサ。黒髮で布を縫い合わせたよ。」

恐ろしい説明文の衣装。緑の多いカラーリング。

  • 紅の織物 (R)

「あみあみ。キレイな織物は細い絹の糸で編むんだ。」

名称通り赤を基調としたカラーリング。包帯の色も赤に。

  • 迷彩服 (R)

「パタパタ。迷彩柄でカモフラージュだ。」

名前通りの迷彩色。

  • 金紅の生地 (R)

「チョキチョキ。金色の織物をこんな風にしちゃうなんて、もったいないかな?」

赤の布に金の生地が混ざっている。

  • 汚濁 (SR)

「生活は汚いゲームだ。生き残ってきた者は汚いプレイヤーだ。」

黄土色の魔術的な刺繍が縫われた、黒いの毛糸生地で覆われている。

包帯の色が緑っぽくなり、刃の先にも包帯が巻かれている。

  • 星空預言者 (SR)

「広大な星空と無限の未来よ!ヴィオレッタは老いさらばえた卑しい身で皆様に祈りを捧げます。私の願いが叶うというささやかな期待を持たせてはいただけないでしょうか?」

背中に星座のような模様の縫われた、紺色の布で覆われている。

金色で縁取りされていたり、包帯や手足も金色になっていることや、

パイプが組み込まれているなどかなり神秘的かつ豪華なデザイン。

  • 痛み (SR)

「彼女は痛みの刺激で敵の精神浸食から目を覚まそうとしていた・しかし、一体どれくらい持ちこたえられるだろうか?もしかしたら、新淵こそが彼女の安らぎの場所なのかもしれない。」

「汚濁」の色違い。こちらは赤い魔術的な刺繍が縫われた、藍色の毛糸生地で覆われている。

  • 光紋の番人 (SSR)

「拘束のない権力はすべてを腐らせる。」

ギリシャ彫刻のような白いボディに金色の装飾に彩られ、大きく光る赤い宝石を背負った豪華な衣装。

顔もかなり人間に寄せたデザインとなっている。

  • 水晶燭台 (SSR)

「赤の教会の天井には、水晶でできたキラキラ光る構造物があり、ゆらゆらとロウソクの光が揺れて、一連の狂騒劇を見つめていた。「賓客(ひんきゃく)は未だ至らず、佳人(かじん)は已(すで)に逝く」。」

黒鉄のシャンデリアと拷問器具をモチーフにしたと思われる衣装。

手足の根本にそれぞれ燭台が配置されており、その中心には巨大な赤い宝石が光る。

  • 黄金燭台 (UR・限定)

「きらびやかな燭台は、劣等感の最後の片隅を照らし出していた。」

「水晶燭台」を更に豪華にしたような、黄金に包まれた衣装。

宝石の色が紫色に変わる他、燭台に灯る炎の色も黒紫に変わっており、呪術的な雰囲気を纏う。

性能

巨体からは想像できない高い機動力と、トラップの設置や遠隔攻撃を持ち、

またそれらによって付与される強力なデバフにより様々な場面でサバイバーの自由を奪うハンター。

上方修正を経ているとはいえ、能力の一つ一つ全てが高水準でまとまっており、死角らしい死角が見当たらない。

外在特質(パッシブ能力)

  • まゆ包み

クモの糸を80消費して、サバイバーをその場で拘束する。

これはロケットチェアに拘束した時と同じ扱いとなる。

たとえ工具箱によってロケットチェアが全て破壊されてしまったとしても、

クモの糸さえ溜まっていればどこでも拘束することができてしまうだけでなく、

救助しにくい地形に運んでから拘束し、トラップだらけのエリアを作るといった応用も可能。

ただし消費量が多く頻繁には使えない。

  • クモの巣

サバイバーが糸に触れると「クモの巣がからむ」状態にする。

この状態では強力な各種デバフがサバイバーに付与され、3段階まで重ねがけが可能。

第1段階でも既に強力なデバフ効果を持ち、この状態にかかったサバイバーの居場所を可視表示化した上、移動速度と操作速度の両方(行動速度)を遅くする

第2段階ではさらに追加でサバイバーの移動速度を遅くし、第3段階ではより移動速度が落ち、操作速度も格段に遅くなる

これらのデバフにかかってしまったサバイバーは、クモの巣を解く専用のアクションによって解除までの時間を短縮することが可能。

実態能力/固有スキル(アクティブ能力)

  • 網を張る

開幕から使用可能。

クモの糸17を消費し、障害物同士の間を横一直線に塞ぐ糸の罠を設置する。

設置の際に硬直がほぼないため、チェイス中でも設置しやすい。

主にサバイバーがそこを通らざるを得ないような経路上や、

強ポジの板・窓を塞ぐように設置すると効果が高い。

クールタイムなし(モーションによる再待機時間はある)。

結魂者がこの糸の罠に触れると、短時間の間移動速度や操作速度が上昇するようになる。

この効果は別の糸の罠に触れることにより重ねがけが可能で、最大で3回まで効果を重ねがけ可能。

結魂者が通過しても糸の罠は消滅しない。

サバイバーが糸に触れると、糸が消滅するかわりにそのサバイバーに「クモの巣がからむ」状態を付与する。

ただしこのスキルだけでは第2段階までしか蓄積されない。

  • 糸を吐く

存在感ゲージが1000溜まることで解放。

クモの糸20を消費し、クモの巣を弾のように射出する。

サバイバーに命中すると通常攻撃の半分のダメージ(25%ダメージ)を与えつつ「クモの巣がからむ」状態を付与できる。

既に「クモの巣がからむ」状態のサバイバーにこのスキルが命中すると、持続時間と段階が更新される。

この攻撃でも存在感ゲージは上昇する(通常攻撃の半分)。

板や窓を通り抜けられるので、モーション中を狙って撃つと当てやすい。

クールタイムは10秒と比較的短め。

  • 網を吐く

存在感ゲージが2500(最大)まで溜まることで解放。

時間が経つにつれて、クモの巣を張るスキルが強化され、「糸を吐く」アクションがより速くなり、クモ糸液の消費がより少なくなる。

長所

まず「網を張る」による糸の罠が強力で、罠による移動ルートの制限、結魂者自身が得られる加速効果、サバイバーを苦しめる強力なデバフによる有利なチェイスや、

遠回りを強いることによる若干の遅延などが見込め、遠回りせずに強行突破した場合には居場所が通知されるため探知も可能と非常に万能であり、

さらにはこれらの性能を持つ能力を開始直後から、チェイス中にも使用可能であることもまた彼女を強ハンターたらしめる要因の一つ。

存在感1000からはデバフと微小ダメージを付与する射撃を獲得し、より有利なチェイスが可能となることや、

通常治療不可な25%ダメージを与えることでプレッシャーをかけられるだけでなく、

短いクールタイムを利用して近距離で射撃→通常攻撃→距離を離されても射撃という連続攻撃が決まれば、

健常サバイバー相手でもかなりチェイスを短縮できる。

他にも救助に来たサバイバーに射撃→通常攻撃のコンボを当てておけば、

救助されたとしても救助者に射撃、被救助者には通常攻撃と当てることでダブルダウンが見込めるなど救助狩り性能もかなり高い。

以上のように非常に強力な各種スキルを持ちながら、素の移動速度は標準組に分類され、通常攻撃の範囲も難があるほどではないという点も彼女の隙の無さを補強している。

ちなみに板割りも素で早い部類なので、内在人格「破壊欲」との相性が良く、無くとも板を素早く処理できるという強みもある。

その他一部サバイバーに対してメタとなる細かい仕様を持つ点もまた強力。

「糸を吐く」が移動しながらでも使用でき、足を止めずに攻撃判定を飛ばせるため、マジシャンの幻影をほぼ無硬直で処理したり、

占い師がいてもフクロウを糸弾で追い払ってから間髪入れず通常攻撃を入れやすい。

そして「まゆ包み」によって場所を選ばずに、そもそも風船で運ぶ必要すら無く、糸の余裕さえあればどこでも拘束が可能という点もまた強力で、

単に有利なエリアで拘束が可能なだけでなく、庭師(工具箱)によるロケットチェア破壊対策はもちろん、

オフェンス呪術師などによる風船救助に対しても高い抵抗力を持ち、

また繭に包まれたサバイバー対してカウボーイ(IdentityV)の投げ縄による救助も不可能なため、風船救助とチェア救助の両方を同時に封じ、接近を強要できる点でも強力なメタ性能を発揮する。

短所

長所のほぼ全てが「クモの糸」の残量に依存している点であり、クモの糸が溜まっていなければ強力なスキルも不発に終わってしまい、好機を逃してしまうため、使いすぎには注意が必要。

だがキャンプという強力な戦術を採ることで糸を温存しながら有利な状況を作れてしまうため、現環境においてはほぼ短所が無いと言っていいレベルで強力。

どころか基礎性能に目立った難を抱えていないので、万が一クモの糸が尽きていてもゴリ押しでなんとかなってしまう場面もあるだろう。

ただし「まゆ包み」に関してだけは、必要量が多いため使いたい時に使えない場合が起こりやすいことに注意。

板割りが遅い反面窓枠を超えるのがかなり遅いという基礎性能上の弱点はあるのだが、これも糸の罠や内在人格「閉鎖空間」で窓を封鎖してしまえばループは阻止しやすいので、立ち回り次第で埋め合わせが可能。

そして窓越えに合わせて射撃を出せばそれだけで有利に働き、そもそも窓の向こう側に通常攻撃が届いてしまう場合もあるので、やはり致命的な弱点とは言えないだろう。

巨体ゆえに地形に引っかかりやすいという地味な弱点もあるが、そこは慣れていくしかない。

なお、ホワイトサンド精神病院の講堂では糸の罠を設置できる場所が少なく時間を稼がれやすいことや、呪術師に対して射撃を当てると、ダメージは25%だが攻撃1回としてカウントされるため、呪いの蓄積を余分に増やしてしまうなど、相性上の弱点はある。

背景推理

この先ゲーム内における「背景推理」のネタバレを含みます。

  • 1.価値

甲の薬は乙の毒。

写真: 赤ん坊の入ったバスケットがパフォーマンス席の下に残されていた。

  • 2.秘宝

彼らは間違っている。これは値段のつけられない宝だ!

彼らは大金をはたいてチケットを買う。ただ彼女の4つの肉球のような手足が地上を這うのを見るためだけに。

  • 3.家族

何度否定したとしても、あなたはやっぱり私の「父親」よ。

写真:四肢のない女の子が人なつっこく、シルクハットをかぶった男性の胸に寄り添っている。

  • 4.見世物小屋

マックスは言った、ここは私の家だと。

ポスター:たった5+3/4ペンス(※)で入場し、不思議な生き物を鑑賞できます。ペンギンと人間のキメラ!マックスの見世物小屋でしか見れません!

(※日本円にしておよそ8円)

  • 5.人気のスター

あれは何だ?何だかちょっと……気味が悪いな。

写真:人々は見世物小屋の外に長い列を作っている。シルクハットをかぶった男性は興奮して金を数えている。

  • 6.彼の最愛

マックスは言った。金で本当の心は買えないが、本当の心は金に換えられないと。

でもお金はあなたを楽しませることができる、そうでしょう?

  • 7.慣れれば当たり前になる

観客は薄情だ。

跳ね回ることとぼろ布を縫うこと以外に、彼女ができることはないのか?本当に退屈だ。

  • 8.力及ばず

これはかつて彼女の強みだったが、今は最大の弱みでもある。

写真:四肢のない少女は、また赤いボールから落ちた。身体は傷だらけになっている。

  • 9.すべてを賭ける

これが唯一私の持つもの、おかしくて悲惨なパフォーマンス。

私にもう少しだけ練習の時間をちょうだい。マックス、私はもう一度あなたのスターになるわ。

  • 10.期限切れ

どの商品にも使用期限がある、分かるだろう?

写真:門の外で、人を入れた籠が馬車に運ばれている。シルクハットをかぶった男性は下を向いて金を数えている。

背景ストーリー

ヴィオレッタは優秀なフリークショーパフォーマーだった。しかし時間と共に人気は衰え、三流のサーカスでコメディーを演じることになった。彼女は再び舞台に立ち注目を浴びる大スターになりたかった。

あるメカニックによる手伝いのもと、ヴィオレッタが義肢をつけた。他の道具の組み合わせで、新しいパフォーマンス人形結魂者を作った。かつて雇ってくれたサーカスに拒否されても諦めなかった。いつしかオリティス荘園でパフォーマンスをしてほしいと招待を受け、彼女は復帰ショーの準備に勤しんだ。

だがもちろん、安全性を考えると、誰も見るべきではない。

補遺

グリッチに近いため記さなかったが、長所として特定の場所に運んで繭を作り、巨体を利用して道を塞ぐことで救助者が侵入できず確実に脱落させることができることが指摘されており、

これが可能な場所は「繭ポジ」と呼ばれ、未だに残っているマップがある。

一方でこちらもグリッチに近いため記さなかったが、「繭ポジ」とは逆の短所として巨体のせいで侵入できず、ダウン者に対して一切アクションを取ることができない場所がかつて存在しており、

窮余の一策からダウンする前に逃げ込まれると、ダウン中は正義の鉄槌(ハンター専用のグリッチ対策)でも回収不能となるため見逃すか失血死まで待つしかなくなるという、「無敵ポジ」よりもタチの悪い対彼女専用の半無敵ポジがあった(現在は修正済み)。

その他、試合外でも居城ホールに外見を彼女に設定しているとハマってしまう空間が存在する(他のキャラに変えることで脱出できる)など、巨体のせいで様々なグリッチの原因となってしまっている。

能力面においても実装から数多くの調整を受けているため、今後も何かしら調整を受ける可能性の高いハンターと言えるだろうか。

関連タグ

IdentityV 第五人格

ヒルコ(NARUTO):操縦者が中に入る傀儡人形繋がり。名前になっている水蛭子とも、先天的に手足に障害を抱えており(※諸説あり)親に捨てられた同士という偶然の一致を持つ。

乙武洋匡:先天性四肢切断障害を持つ実在の著名人。五体不満足の著者として有名。

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