概要
シド・ミードによるデザインがあまりに未来的すぎて没になったため、小道具スタッフが実在する銃のパーツから急ごしらえしたもの。
非常に特徴的なシルエットで人気が高いが、急ごしらえの品であり、また撮影に使われたプロップが長らく行方不明になっていたことから細部については不明な点が多い「謎の銃」でもあった。
現在ではオリジナルが再発見されたことでその実態が解明されている。基礎部分には「チャーター・ブルドッグ」リボルバー(安価なことからサタデーナイトスペシャル扱いされることがある)のパーツを多用し、オーストリア製シュタイヤー・マンリッヒャーライフルのパーツを組み合わせて外観を再構成したものだった。
使用可能な実銃のパーツが多用されているため、銃規制の厳しい日本などにはそのままでは持ち込めない。発射機能を不可逆的につぶす必要があるだろう。(プロップ・美術品としての価値が下がるため実行する人間はいないだろう)
なお「デッカードブラスター」の通称で知られているが、別に作中でデッカードの専用品とされているわけではない。
日本で、少々高額だがエアガンが販売されている。
ファンの人なら記念に買ってみるのも良いだろう。