アストラルチェイン
あすとらるちぇいん
その鎖で、未来へつなげ。
概要
プラチナゲームズが開発、任天堂が開発協力および販売を行ったソフト。
生体兵器「レギオン」との巧みな連携による二者一体のデュアルアクションが特徴。
戦闘時にそれぞれが攻撃を仕掛けたり、前衛と後方支援で役割を分担するほか、非戦闘時にも捜査や情報収集、移動手段になるなどあらゆる場面で活躍する。
ストーリー
舞台となるのは、近未来の多国籍都市「アーク」。
突如ワームホールから出現した異形生物たちにより、
地上が汚染され人々に危害を加える事件が多発。
一般の警察では歯が立たない状況下、
特殊部隊「ネウロン」の一員である主人公は、
人類が生み出した生体兵器「レギオン」と共に
事件解決へと動き出す──。
キャラクター
プレイヤーが操作する主人公と、その双子の兄妹(姉弟)。
主人公は名前・性別・髪型と色・瞳の色を自由に編集できる。選ばなかった方が双子の片割れ(弟or妹)となり、「アキラ・ハワード」として共に戦う仲間となる。
20年前に起きたアーク史上最悪の事故の最中に生を受け、直後に孤児となり、たまたま居合わせたマックスによって育てられた。成長した二人はマックスの背を見て育った影響で警察官となる。その後、生まれ持った資質をヨゼフに見抜かれ、半ば強引に「ネウロン」へ入隊することに。
異世界からの侵略によって滅亡の危機に瀕した人類を救うために立ち上がった天才科学者。
開発した対侵略者用兵器レギオンを操る特殊部隊「ネウロン」の司令官として、自ら陣頭に立つ。
普段は物静かで落ち着いているが、内に熱い信念を持っている。
通称マックス。ネウロンの隊長。体力自慢の猪突猛進型と思われがちだが、状況判断能力が高く面倒見が良いため、隊員たちからの信頼も厚い。
孤児となった主人公とアキラを、男手一つで育ててきた。ネウロンの一員となった二人の身を案じているが、不器用でうまく言い出せない。
破壊と守りを兼ね備えた特殊支援型のアックス・レギオンを連れている。
冷静沈着なネウロンのエース隊員の一人。
マックスの後輩らしく、仲間や後輩を大切にする性格。主人公たちとも幼いころから面識があり、マックスの代わりに食事や家事などの世話をしていた。彼らの指導役として抜擢される。
巨大な腕で殴ったり掴んだり、全身に仕込まれた重武装で戦うアーム・レギオンを連れている。
ネウロンのエース隊員の一人。
飾り気のないさっぱりした性格。口は悪いが面倒見は良く隊員たちには懐かれている。旧知の仲であるせいか、マックスに対してはやけに厳しい。
獣のような高い身体能力を持ち、素早い動きで敵を翻弄するビースト・レギオンを連れている。
オペレーターとして、本部からネウロン隊員たちをサポートしてくれる。
元はテレビの向こうでキャスターとして活躍していたが、アーク各地で頻発するようになった汚染の被害を目の当たりにするうち、いてもたってもいられなくなり自ら志願して、ネウロンに入隊する。姉御肌で、派手な見た目にそぐわず真面目な性格。
レギオンの研究開発に携わっていた科学者の一人。
医師免許も持っており、ネウロンの専属ドクターとして赴任する。しょっちゅう怪我をしてくる隊員たちに厳しく当たるも、その厳しさが逆に人気を呼んでいる。実は可愛いものに目がないらしい。
人手不足のネウロンに引き抜かれた警察官。
庶務班として、本部の各フロアの清掃から書類整理に事務処理まで一人奮闘している。明るく真面目な性格。少々天然なところがあるが本人は自覚していない。時々、姿を消すことがある。
警察庁の広報担当のマスコットキャラクター。
神出鬼没の存在で、時折、ネウロンの司令室がある地下2Fに現れては隊員たちを癒すため、悩みを聞いてくれるという。トレーニングメニューのナビゲーションキャラクターとしても採用されている。
各部に改造を施された高性能なドローン。
アーク中を飛び回り、独自に情報収集しているらしい。そのためか現場で遭遇することがある。操縦者がいるのは明らかだが、その正体は不明。
研究者の身なりをした謎の女性。
主人公たちの前に幾度となく立ち塞がり、生体兵器レギオンに対して警鐘を鳴らす。人間離れした身体能力を持ち、体の一部を偏移体のように武器状に変え戦うことができる。20年ほど前に行方不明になっていたが――?
アッパーズの若者を中心に構成されたハッカー集団「電脳義賊ハーミット」の現リーダー。
ハーミットを組織した旧リーダーが行方不明となったあと、その座についた。他のメンバーと比べ、身体能力、ハッキング能力ともに高い。
世界観
2043年、地球に隕石が落下し、突如「ゲート」と呼ばれる異次元に通じる小型のワームホールが世界各地に発生し、世界は崩壊の一途を辿る。
その影響で地球の汚染が進み、生存の場を失いつつある人類。最後に残された人工島アークにも、ついに汚染の影響が及び、その命運は今にも尽きようとしている。
- キメラ
ゲートから現れた、地上のあらゆる物を汚染し、ワームホールの向こうへ引き込もうとする異形生物たち。
肉眼では捉えることはできないその侵略者たちの存在を、多くの人々はまだ知らされていない。このことは特務局ネウロンと警察上層部だけが知る、トップシークレットである。
また、人間がキメラの攻撃を受ける、ゲートから吹き出す瘴気にあてられるなどして汚染されると、「偏移体」と呼ばれる怪物に変化する。偏移体に意思はなく、無差別に暴れまわって周囲の人間にも汚染を拡大する。
- アーク
ゲートの発生はとどまることを知らず、地球の9割が汚染されるという危機的状況に発展。
生き延びた人々は巨大人工島「アーク」に逃れることで、ひとときの平和を享受していた。
しかし隕石落下から10年。ついにアークにもワームホールが出現し、汚染による影響は着実に人々を蝕みつつある。
- ネウロン
正式名称「特務局 特殊災害対策課 ネウロン」。
キメラの脅威に対抗するべく設立された警察の特殊部隊。
行動の拠点となる本部は、警察庁の地下に設置されている。
関連タグ
NieR:Automata - ディレクターの田浦貴久の作品。