作品解説
原作: わたなべめぐみ 「よわむしおばけ」
製作: NHK
主題歌
オープニング:「約束するよ」(作詞:相原勇、作曲・編曲:Back Skippers、歌:相原勇)
エンディング:「おばけは大さわぎ」(作詞:中村修、作曲・編曲:越部信義)
※毎回歌い手が異なり、兼子由利子・滝口順平・中尾隆聖・小林優子のいずれか1人が歌う。
ストーリー
主人公のホーリーと、キャンディ、ピートン、トレッパー達をメインとしてストーリーが展開。
おばけは人間をおどかすのが仕事。だが、気の弱いホーリーはなかなか人間をおどかすことが出来ず、マジョリーヌには毎日叱られてばかり。
それでもホーリーは、人間をおどかそうと健気に頑張る。
また、ライバルおばけが現れたり、おばけ研究家や達と対決したりするエピソードもある。
主要キャラクター
ホーリー (声:兼子由利子、※代役:かないみか)
主人公。ドジでマヌケで弱虫なチョコレートのおばけ。(原作ではコールタール)
マジョリーヌが調理中にチョコレートを焦がし、魔法で外に捨て際に変化が起こり生まれた。
気が弱く人間をおどかすのが苦手だが、他の仲間が捕まってしまったときなどは勇気を振り絞って頑張る。
口癖は「ほちょーっ」。
キャンディ (声:小林優子)
キャンディのおばけで、主要メンバーの紅一点。非常にお喋り、かつ早口。おてんばな性格で、ホーリーにはきつくあたることもある。
口癖は「~だわさ」など。
ピートン (声:滝口順平)
ピーマンのおばけ。4人のおばけの中のボス的存在。自信家であり、自分に「様」づけをする。
しかし自信過剰なため、真っ先に敵に突っ込んでやられることも多い。
主要メンバーの中では一番人間をおどかすのが得意。巨大化したり、口から種粒を飛ばして攻撃することができる。
口癖は「俺にまかせときな」。
トレッパー (声:中尾隆聖)
トイレットペーパーのおばけ。紙の体で軽いためか、4人の中では唯一空を飛べる。ただし水に非常に弱い。
口癖は「いやはや」や、「ありゃりゃ」、「~であるですぞ」など。
マジョリーヌ (声:吉田理保子)
ホーリー達を生み出した魔女。1027歳。
スタイルのいい美女でボディコンのような服を着ている。しかしホーリー達おばけにとっては怖いご主人様であり、子供達からはおばさん呼ばわりされてしまう。大人の男性にはもてるようで、そういったエピソードが複数ある。
ホウキにまたがって空を飛ぶこともあるが、普段はミニカーを魔法で大きくし、それに乗って空を飛ぶ。また、かなりのスピード狂である。
魔法を使うときの掛け声は「マジョンガホイ」。
カカラス (声:梅津秀行)
言葉を話すカラス。マジョリーヌの家来で、ホーリー達がちゃんと人間をおどかせているかを監視している。マジョリーヌにはゴマをすり、ホーリー達には高圧的な態度を取る。
香織 (声:高山みなみ)
お転婆な少女でニャンギラスの飼い主。
おばけ達におどかされることも多いが、逆におばけ達を捕まえようとすることもある。
少々風変わりな趣味を持っていて、マッチョな映画俳優の「シュワシュワネッガー」に夢中。
雪ノ助(声:安達忍)& 梅ノ助(声:関川まさみ)
香織といつも行動を共にする双子の兄弟。香織には頭が上がらず、こき使われる。
ニャンギラス (声:江原正士)
少し太めのネコで二足歩行。香織に飼われている。ホーリー達の天敵であり、とても強くすばしっこい。マジョリーヌを手玉に取ったこともある。
ニャンタロウという、更に強い兄が居る。
悪徳不動産屋 (声:原田一夫)
おばけ(マジョリーヌ)達が勝手に住み着いた、町外れにある屋敷を売り払おうと画策する。
そのためにおばけ達を追い払おうとして、おばけ研究家と組むことが多い。
おばけ研究家 (声:上田敏也)
おばけを研究しており、ホーリー達を捕まえようする。いつも変な帽子を被っている。
科学者 (声:上田敏也)
おばけを全く信じない科学者。発明や発見のたび「ノーベル賞」を口にする。ホーリー達を見ると「奇妙な生物」と呼び、捕まえて研究しようとする。
サンマ定食が好物。
物語の後半で、実はおばけ研究家と兄弟であることが判明する。
おまわりさん (声:津久井教生)
泥棒を捕まえようとするお巡りさん。人柄が良く、ホーリーを見ても単なる子供と思い、親切に応対する。
マジョリーヌに一目ぼれする。
泥棒 (声:梅津秀行)
紫色の帽子を被った小太りの泥棒。泥棒としての腕はたいしたことがない。
マジョババ (声:野沢雅子)
マジョリーヌの実母。作中では3万年生きていると語っている。
性格が悪く、マジョリーヌが苦手としている。魔法の腕はマジョリーヌを凌駕する。
魔法を使うときの掛け声は「マジョババホイ」。
ロージー (声:伊藤美紀 → 雪絵れな)
マジョリーヌの姪にあたる魔女。13歳。
普段はロングヘアーでお嬢様のような格好をしている。しかしマジョリーヌの前では猫をかぶっているだけで、本当はお転婆な女の子。
マジョリーヌが居なくなると髪をポニーテールにし、活動的な服に着替え、関西弁で喋る。
魔法を使うときの掛け声は「マジョリンパ」。