概要
ヒューマレルムにあるレストラン「ニーア亭」にて働く丸メガネの素敵な女性である。作中の人物、もといラスピリファンからは「ココットさん」と呼ばれている。
人物
おっとりした性格ではあるが、メンクイでイケメン(作中ではジレッドだけではあったが)に出会うとたちどころに鼻血を噴出する(アニメ版ジレッドのスキルではお姫様抱っこで鼻血を噴出して攻撃する)。
レストラン勤務だけあって料理が得意で、ククリ茸なるキノコの料理をハル達にふるまっていた。
「恋」に振り回される女性
メインストーリー1章時点でこそ明るくふるまっているが、「弟が失恋のショックで身投げして亡くなった」、という過去を持つ。
彼女がハルとジレッドに出会うことになったのも、弟の最期の地「悲恋杉の崖」に行く道中でスパイラルに襲われていたのを彼らが助けたため。また、彼女を助けた際にハルは相棒であるミウとも出会っている。
そんなこともあってか、ハルの友人たちにも親われ、やがて恩人のジレッドとは恋仲に発展するが…
メインストーリー4章にて、ノイズの研究所へ向かったハルたちを追う形でジレッドと共に研究所へ踏み込み、その際ノインの指示を受けたユァンの攻撃からジレッドをかばう形で命を落としてしまう。
この結果、ハルはちょこをノインに奪われ、ジレッドはココットをよみがえらせるために仇のノイズに参入し、そして彼女自身も蘇生のためという建前でスパイラルとの融合手術を受け、『サンドリヨン』の一人となるのだった…
余談
- 1章、4章、8章と、登場ごとにラスピリの新たな設定が判明したり物語が大きく動く、という一種の狂言回し的な役所である。
- ジレッドが死体を運搬している、という描写から「スパイラルにならなかった=絶望せずに死んだ」稀有な存在ととれる。
- 彼女がサンドリヨンになってから投薬されている「エリクシル」はアニマルレルム産であり、彼女も虚弱体質の治療に使っていた。
- リリース時点でユニット化もされておらず、(他ユニットと比べて)立ち絵も作りこまれていなかった彼女だが、一人のエリートピリオドの人生を狂わせ、さらに間接的にハルやノインを悲劇的な顛末に導いた点ではラスピリ随一の「魔性の女」なのかもしれない。
死してなお働きづめの彼女は安らかな眠りにつくのか、もう一度笑顔でニーア亭に立つのか、それともスパイラルとなるか、すべてはこの男次第である。