くるくるくるりん
くるくるくるりん
概要
くるくるくるりん
2001年3月21日に、任天堂から発売されたゲームボーイアドバンスのゲームで、ヘリリンという回転する細長い棒のような形をしたメカを操作して、壁や障害物にぶつからないようにゴールを目指すというイライラ棒みたいなゲームである。ストーリーはシリーズ共通で、「クルリンがヘリリンを使って、家族を助けに行く」というもので、主人公は共通してヘリリンの操縦者であるクルリンである。
くるりんパラダイス
2002年12月6日にゲームボーイアドバンスのゲームとして発売されたくるりんシリーズの第2作目。「ヘリリン」だけでなく、クルリン自身を操作できるミニゲームが収録されている。キャラクターたちが動くようになった。
ヘリリン
棒状のメカを回転させることで空を飛ぶ。操縦席は鳥の顔をした装飾になっており進行方向に向くようになっている。操縦席の上のカバーは開閉可能になっている。くるくるくるりんではクルリンが乗るとカバーが閉まり翼が伸びていた。また長さを調整できるが記録には残らない。救出した兄弟を翼に乗せて飛行できる。クルリンスカッシュ!ではストーリー演出でヘリリンを操作している最中でカバーが開いたり、無線で連絡を取るシーンがある。ヘリリンの着せ替えは道中で手に入れたりショップで買ったりするとできる。
アクションヘリリン
くるりんスカッシュ!で登場するヘリリン。クルリンを助けるためにうさぎ先生が作ったものである。
- ヘリボカーン
色は黄色とオレンジ。グローブは赤。
スウィートアイランドで使うヘリリン。ヘリリンの翼からパンチが出して敵や障害物を排除して進む。もともとはリンゴを収穫するヘリリンたった。
スウィートアイランドでは前半はトロピカルなジャングルを後半はお菓子でできた場所を攻略する。最初のステージなだけあって簡単な構造になっている。
- ヘリバシャーン
色はオレンジ、オールはオレンジ。パトランプは赤。
ナチュラルワールドで使用する。水浸しのコースを潜水と浮上を繰り返してコースを進む。海水浴用に開発されたヘリリンで普段は浮いているが、操縦席に水を入れることで潜水できる。窒息防止で自動で浮上する。また操縦席の頭上にはパトランプがついており、赤く光ったりサイレンを鳴らしたりして強制浮上のタイミングを教えてくれる。ヘリリンの顔の部分には空気ボンベが繋がっていて羽と一緒に回っているが、潜水時に操縦席のバイザーが光っているので顔と操縦席が別々の動くことができる。翼の先端にあるオールはばねで回転方向が変わる。他のヘリリンと比べてギミックが多い。なお攻撃手段がないので対戦では使われない。
ナチュラルワールドでは前半は川が流れるファンタジーな森を、後半は海のステージを攻略する。ノーマルヘリリンのコースではひらがなが一文字ずつ壁として登場しており、すべて読むと「くるりん」になる。壁の感覚が狭くなっている。
- ヘリボーボ
色は操縦席が紫で、バーナーは緑色。
スノースケープで使用。翼がバーナーになっていて先端から炎を吐く。またスピードを上げると火力が上がり攻撃範囲が増える。レールの上を滑り、敵を焼き払ったり、氷柱を避けたりしてゴールを目指す。コースがないが3Dスティックで翼の回転を変えることができる。
クルリンが寒い地方に行くということで開発されたヘリリンである。
スノースケープでは昼のステージはノーマルヘリリンで、夜のステージではヘリボーボを攻略する。ここのステージは前半後半で背景が変わらない。このステージからピストンが登場する。
- ヘリブルーン
色は赤。
フューチャービジョンで使用。ヘリリンの羽を高速回転させて竜巻を発生させる。その竜巻で敵や雲を吹き飛ばしたり、炎を遮ったり、風車を回したりできる。
より高い場所を飛べるように開発されたヘリリンだが、予想外なことに竜巻が出たとのこと。
フューチャービジョンは近未来のステージになっている。前半は空中都市を昼の状態で、後半は宇宙ステーションのような建物を夜の状態で攻略する。鉄球が登場しピストンとともに難易度が上げる要因になっている。
- ヘリビビューン
色は本体と翼は青、先端は黄色と赤。
ワンダープラネットで使用。ビームを連射できるヘリリンで、弾幕のように飛ぶ敵を殲滅したり、爆弾を爆発させることができる。耐久力のある敵は大きく膨張した後に爆発する。対戦ではビームが相手に当たるとコインを引きつけることができる。クルリンはかっこいいと言っている。
ワンダープラネットは前半は宇宙空間を後半は万華鏡のような不思議な空間を攻略する。
回転する剣の障害物が出る。最後のステージなので、コースはかなり狭く長い。
- ツルリン
アクションヘリリンではないが、ストーリーをクリアすると出現するモードで使える。その名の通りつるつる滑るので、翼がないが普通のヘリリンよりも操作性が難しくなる。ヘリボーボのコースではレールを滑るだけのヌルゲーだが、他のアクションヘリリンコースは障害物があるので難易度が上がる。コースはアクションなしで進むので、障害物が減らされている。またボス戦はない。
登場人物
クルリンの家族
鳥型の13人家族。トトーリン以外はシリーズ皆勤である。ヒョコリン以外は全員スカーフを巻いている。
※メインイラストのキャラ。
11人兄弟の長男で、くるりんシリーズの主人公。ヘリコプター型のメカ「ヘリリン」で兄弟たちを探しに行く。体の色は水色。髪が家族の中で一番長い。ゴーグルを着用している。
クルリンたちの母親。体色は青緑色。エプロンを着用している。クルリンに兄弟を助けるようにお願いする。
くるりんパラダイスで初登場する。ひみつの国のたいせつなものをクリアすると登場する。
クルリンたちの父親。体色は青緑色。パイロットキャップと蝶ネクタイをしている。マジック大魔術団略して「マダ魔団」の団長を務めるマジシャンであり、旅を続けている。ヘリリンの操縦がうまくわずかな隙間を利用して素早くゴールできる実力がある。クルリンスカッシュ!でトトーリンの記録を抜くと「親父」の称号がもらえる。
クルリンより1つ年下のおしゃれな弟で、トレードマークの稲妻ヘアーのセットは、毎朝1時間はかかる。体色は山吹色。語尾に「ピカ」と付けて喋る。くるくるくるりんではキカイの国に迷い込んでいる。鉄球やピストン、大砲などの危険なギミックが多く。ピカリンは鉄球奥の空間にとどまっていた。
頭にたんこぶができているクルリンの弟。転びやすい。体色は茶色。語尾に「ポコ」と付けて喋る。くるくるくるりんでは氷の国に迷い込んでいる。余計に滑りやすいところにいる。ここは巨大な迷路になっている。
クルリンの妹で一家の長女。自称「村のアイドル」。足が長くスタイルがいい。買い物が好き。体色はピンク。語尾に「マリ~」と付けて喋る。公式イラストではモデルのような立ち方をしている。くるくるくるりんでは星の国に迷い込んでいる。宇宙のようなステージで宇宙人やUFO、惑星が背景にある。大量に配置されたばねの列や狭い通路を通らないといけないステージである。
クルリンの弟。頭に風船がついていて宙に浮いている。地に足のついていない性格なので、よくカクリンに怒られている。体色は黄緑。語尾に「フワ」と付けて喋る。くるくるくるりんでは雲の国に迷い込んでいる。ステージ2は唯一回復ポイントを通過しなくてもゴールできる。
クルリンの弟。ギザギザヘアー。几帳面。地に足のついた性格。体色は紫。くるくるくるりんではジャングルに迷い込んでいる。ステージの壁が角ばっている。
クルリンの弟。いちばんののんびりや。一人称は「ボク」。体色は薄緑。語尾に「ホヨ」と付けて喋る。坊主頭でポコリンと同じように頭に手を添えている。くるくるくるりんでは海に迷い込んでいる。
クルリンの弟。針状の髪型。素直な優等生だが、道を覚えるのが苦手。一人称は「ボク」。体色は青。
くるくるくるりんでは草原に迷い込んでいる。最初のステージなだけあって簡単。
クルリンの弟。体が大きく、ちょっとしたことですぐに大声を出すが、本当はとても優しい。体色はオレンジ。語尾に「ゲキ」と付けて喋る。公式イラストでは糸目で力んでいる。くるくるくるりんではどうくつに迷い込んでいる。このステージから鉄球とピストンが登場する。
クルリンの妹。ハート状の髪型。甘いものが大好き。カカーリンにお菓子作りを習っている。体色は薄赤色。語尾に「ラブ」と付けて喋る。くるくるくるりんではおかしのくにに迷い込んでいる。
クルリンの弟。緑色の髪型。兄弟の末っ子で、甘えん坊。体色は黄色。語尾に「ヒョコ」と付けて喋る。くるくるくるりんではおばけ城に迷い込んでいる。最後の兄弟がいるステージであって難易度が高い。デフォルトのタイムレコードが2分を超えているコースがある。
マジック大魔術団
※左上がカッパード、右上がナポロン、手前がテンコ。
くるりんパラダイスから登場。各ステージでボスを担当しており、クルリンにミニゲームを与えている。家族やうさぎ先生をさらったようなそぶりを見せるが、実はクルリンの誕生日を祝うための準備をしていた。
くるりんスカッシュ!ではマジック男爵以外のメンバーはショップで登場する。
マダ魔団の看板スター。
シルクハットから本体が出る。怪盗紳士のような姿をしている。マジック王国のボスを務める。自身の別荘を所持している。各のステージのミニゲームをクリアするとマリリン、うさぎ先生、カカーリンを開放する。タイムレコードに彼の名前が書かれている。
マジック王国にはお化けが出る場所や城、サーカスのコースがある。
なごみ系の手品が得意。だが時々失敗することもある。
歩く椅子の上に座っていて、ぶかぶかの衣装をまとっている。見た目が名前通り河童に見える。
くるりん村のボスで、各のステージのミニゲームをクリアするとチクリン、ホヨリン、ヒョコリンを開放する。くるりん村ではくるりんたちの家や公園、夜道を攻略する。
くるりんスカッシュ!ではスウィートアイランドとフューチャービジョンで店を開いている。
マダ魔団の紅一点。華やかに手品を演じる。10人兄弟の末っ子である。一人称は「わたし」。「マジック界の地上におりたさいごの天使 エンジェル・テン子」と名乗っている。クルリンに自身の芸を理解してもらえなくて怒っているシーンがある。バトンを持っている。
はなの国のボスで、各のステージのミニゲームをクリアするとフワリン、ラブリン、ゲキリンを開放する。はなの国では一面ピンク色のコースや樹木のコース、炭鉱のコースがある。
くるりんスカッシュ!ではナチュラルワールドとワンダープラネットで店を開いている。
トークが得意で、ファンが増加中。関西弁で喋る。トランプとピエロが融合したような姿で、くちばしらしきものがない。
とけいの国のボスで、各のステージのミニゲームをクリアするとカクリン、ピカリン、ポコリンを開放する。とけいの国では機械のようなコースや砂時計を意識した砂漠のコース、時計のようなコースがある。
くるりんスカッシュ!ではスノースケープで店を開いている。OPにも登場している。
くるりんスカッシュ!のボス
各ステージの8番目のコースに登場しアクションヘリリンで倒すことになる。
※イラスト中のイライラしているキャラクター
今回の誘拐事件を起こした張本人。
みんなを忙しくしてやろうと、「イソガシマシーン」を開発している。ボス戦には必ず登場している。忙しくしていないと世間に見放されると考えている。いつもイライラしている。
フューチャービジョンをクリアするとトトーリンとカカーリンを誘拐し、ワンダープラネットでクルリンと一騎打ちで戦いに望むが、ヘリビビューンの攻撃で撃墜する。
ヘリリンを使わないのにタイムレコードには彼の名前がある。それを超えるとご褒美と「教授」の称号がもらえる。
- イソガシマシーン1号「ダイ・ケーキ」
「スウィートアイランド」のボス。
大きなケーキ型のイソガシマシーンで、「食べられません」の表示が貼ってある。
真ん中のケーキ部分を回転させて、クリームなどを飛び散らせて周りを汚くし、掃除に忙しくさせるためのマシーン。
ヘリボカーンでイチゴを殴ってイソガシマ教授を攻撃する。基本はオブジェクトを避けながらイチゴを殴るのだが、イチゴを素早く攻撃するとオブジェクトを回転させずに倒すことができる。
倒すとヒョコリンとラブリンを開放する。
- イソガシマシーン2号「ジェニファー」
「ナチュラルワールド」のボス。
人面魚型のイソガシマシーンで、食欲がものすごいんだって。周りの人に食べ物をねだりつづけることで忙しくさせる目的で作ったマシーンだが、見た目がセクシーなので、近隣の住民の評判は悪くない?らしい。
ジェニファーの攻撃をヘリバシャーンの潜水でかわしながら自滅するように仕向ける。ただ、ジェニファーが攻撃するのに時間がかかるので、時間短縮がしづらい。
倒すとホヨリンとフワリンを開放する。
- イソガシマシーン3号「リンダ」
「スノースケープ」のボス。
雪だるま型のイソガシマシーンで、羽根を回転させて空を飛ぶ。
とてもひとなつっこいけど、冷たい空気を回りにまとっているので、近くにこられると冬物の用意や霜取り作業、雪かきなどで大忙しになってしまうらしい。
レールの上に乗ったヘリボーボで羽を燃やして攻撃する。ダメージを受けるたびに赤くなり、羽根がなくなると熱くなりすぎて爆発する。リンダが雑魚敵を放出しているときにスピードを落とすとリンダとの距離を小さく保てるので、時間短縮ができる。
倒すとカクリンとチクリン、ゲキリンが解放される。
- イソガシマシーン5号「ベルモンド」
「フューチャービジョン」のボス。
蒸気で動くマシーンで台風を発生させて家を壊したり、ゴミを散らかしたりして、住民を片付けで忙しくさせようとしている。このステージではボスが出るまでBGMが流れない。
ヘリブルーンで発生させた竜巻をぶつけて攻撃をするのだが、実は分裂した後に出てくる雑魚敵をすべて倒すとボスを倒したことになるが敵の動きを読んで、前もって竜巻を出さないとすぐに合体される。
倒すとマリリンとポコリン、ピカリンが解放されるが、トトーリンとカカーリンが誘拐される。
その他のキャラクター
シリーズの中で唯一のうさぎキャラでパイロットスーツを着ている。トトーリンがパイロットだった時の仲間でクルリンにヘリリンのアドバイスを教えてくれる。
くるりんパラダイスだけはアドバイスしていないが、これはクルリンの誕生日を祝うために準備していたから。
クルリンスカッシュ!ではヘリリンの改造を行っており、アクションヘリリンを作ったのも彼である。タイムレコードに彼の名前が書かれている。
その他
くるくるくるりんではトレーニング以外のすべてのコースをノーミスでゴールするとおばけ城の後に「さいごの国」が登場する。隠し要素のためかタイムレコードが何も記載されていない。天空遺跡のような背景になっている。非常に長い。
くるりんパラダイスではすべてのステージをノーミスでゴールすると「ひみつの国」が登場する。不思議な空間になっている場所で道がかなり狭く慎重に動かないとすぐにぶつかっている。ここでは唯一鉄球が円状に回っている。