概要
くるくるくるりん
2001年3月21日に、任天堂から発売されたゲームボーイアドバンスのローンチタイトルで、ヘリリンという回転する細長い棒のような形をしたメカを操作して、壁や障害物にぶつからないようにゴールを目指すというイライラ棒みたいなゲームである。ストーリーはシリーズ共通で、「クルリンがヘリリンを使って、家族を助けに行く」というもので、主人公は共通してヘリリンの操縦者であるクルリンである。
くるりんパラダイス
2002年12月6日にゲームボーイアドバンスのゲームとして発売されたくるりんシリーズの2作目。「ヘリリン」だけでなく、クルリン自身を操作できるミニゲームが収録されている。キャラクターたちが動くようになった。
くるりんスカッシュ!
2004年10月14日にゲームキューブのゲームとして発売されたくるりんシリーズの3作目(最終作)。GCになったことで3Dモデルになったヘリリンやステージで遊べるようになった。今作で出たアクションヘリリンで敵や障害物を排除しながら進むステージが用意されている。ストーリーはペープサートで表現されている。
登場人物
クルリンファミリー
鳥型の家族。トトーリン以外はシリーズ皆勤である。ヒョコリン以外は全員スカーフを巻いている。
※メインイラストのキャラ。
12人兄弟の長男で、くるりんシリーズの主人公。渦巻き型の髪型。体の色は水色。家族の中で一番長い。ゴーグルを着用している。
ヘリコプター型のメカ「ヘリリン」で兄弟たちを探しに行く。
クルリンたちの母親。体の色は青緑色。エプロンを着用している。
クルリンに兄弟を助けるようにお願いする。
クルリンたちの父親。体の色は青緑色。パイロットキャップと蝶ネクタイをしている。
マジック大魔術団略して「マダ魔団」の団長を務めるマジシャンであり、旅を続けている。ヘリリンの操縦がうまくわずかな隙間を利用して素早くゴールできる実力がある。
くるりんパラダイスで初登場するが、秘密の国での初回ステージをクリアすると登場した。
クルリンスカッシュ!ではトトーリンの記録を抜くと「親父」の称号がもらえる。
クルリンより1つ年下のおしゃれな弟で、12兄弟の次男。トレードマークの稲妻ヘアーのセットは、毎朝1時間はかかる。体の色は山吹色。語尾に「ピカ」と付けて喋る。
くるくるくるりんでは機械(キカイ)の国に迷い込んでいる。鉄球やピストン等の危険なギミックが多く。ピカリンは鉄球の横で、その奥の空間にとどまっていた。
クルリンの弟で12兄弟の三男。頭にたんこぶができている。転びやすい。体の色は黄土色。語尾に「ポコ」と付けて喋る。
くるくるくるりんでは氷の国に迷い込んでいる。余計に滑りやすいところにいる。ここは巨大な迷路になっている。
クルリンの妹で12兄弟の長女。自称「村のアイドル」。足が長くスタイルがいい。買い物が好き。体の色はピンク。語尾に「マリ」と付けて喋る。公式イラストではモデルのような立ち方をしている。
くるくるくるりんでは星の国に迷い込んでいる。宇宙のようなステージで宇宙人やUFO、惑星が背景にある。大量に配置されたバネの列や狭い通路を通らないといけなくなる。
クルリンの弟で12兄弟の四男。頭に風船がついていて宙に浮いている。地に足のついていない性格なので、よくカクリンに怒られている。体の色は黄緑色。語尾に「フワ」と付けて喋る。
くるくるくるりんでは雲の国に迷い込んでいる。上空のようなステージで太陽や三日月、アラビアン風の人物が背景にある。ステージ2には唯一回復ポイントを通過しなくてもゴールできる。
クルリンの弟で12兄弟の五男。ギザギザヘアー。几帳面。地に足のついた性格。体の色は紫色。
くるくるくるりんではジャングルに迷い込んでいる。ステージの壁が角ばっている。
クルリンの弟で12兄弟の六男。一番ののんびりや。一人称は「ボク」。体の色は薄緑。語尾に「ホヨ」と付けて喋る。坊主頭でポコリンと同じように頭に手を添えている。
くるくるくるりんでは海に迷い込んでいる。
クルリンの弟で12兄弟の七男。針状の髪型。素直な優等生だが、道を覚えるのが苦手。一人称は「ボク」。体の色は群青色。
くるくるくるりんでは草原に迷い込んでいる。最初のステージなだけあって簡単。
クルリンの弟で12兄弟の八男。体が大きく、ちょっとしたことですぐに大声を出すが、本当はとても優しい。体の色はオレンジ。語尾に「ゲキ」と付けて喋る。公式イラストでは糸目で力んでいる。
くるくるくるりんでは洞窟に迷い込んでいる。このステージから鉄球とピストンが登場する。
クルリンの妹で12兄弟の次女。ハート状の髪型。甘いものが大好き。カカーリンにお菓子作りを習っている。体の色は薄赤色。語尾に「ラブ」と付けて喋る。
くるくるくるりんではお菓子の国に迷い込んでいる。
クルリンの弟で12兄弟の末っ子。緑色の髪型。テンコの兄であり、小さい体の甘えん坊。体の色は黄色。語尾に「ヒョコ」と付けて喋る。
くるくるくるりんではお化け城に迷い込んでいる。ヒョコリンがいるステージであって、難易度が高い。デフォルトのタイムレコードが2分を超えているコースがある。
マジック大魔術団
※左上がカッパード、右上がナポロン、手前がテンコ。
くるりんパラダイスから登場。各ステージでクルリンにミニゲームを与えている。家族の11人やうさぎ先生をさらったようなそぶりを見せるが、実はクルリンの誕生日を祝うための準備をしていた。
くるりんスカッシュ!ではマジック男爵以外のメンバーはショップで登場する。
マダ魔団の看板スター。
シルクハットから本体が出る。怪盗紳士のような姿をしている。
マジック王国のボスを務める。自身の別荘を所持している。各のミニゲームをクリアするとマリリン、うさぎ先生、カカーリンを開放する。なお、タイムレコードに彼の名前が書かれている。
マジック王国にはお化けが出る場所や城、サーカスのコースがある。
マダ魔団の1人。なごみ系の手品が得意。だが時々失敗することもある。
一人称は「ボク」。歩く椅子の上に座っていて、ぶかぶかの衣装をまとっている。見た目が名前通り河童に見える。
くるりん村のボスを務める。各のミニゲームをクリアするとチクリン、ホヨリン、ヒョコリンを開放する。くるりん村にはくるりんたちの家や公園、夜道を攻略する。
くるりんスカッシュ!ではスウィートアイランドとフューチャービジョンで店を開いている。
マダ魔団の紅一点。華やかに手品を演じる。ポッチャリな体であり、12人兄弟の末妹である。一人称は「わたし」。「マジック界の地上に降りた最後の天使、エンジェル・テン子」と名乗っている。クルリンに自身の芸を理解してもらえなくて怒っているシーンがある。バトンを持っている。
花の国のボスを務める。各のミニゲームをクリアするとフワリン、ラブリン、ゲキリンを開放する。花の国には一面ピンク色のコースや樹木のコース、炭鉱のコースがある。
くるりんスカッシュ!ではナチュラルワールドとワンダープラネットで店を開いている。
トークが得意で、ファンが増加中。関西弁で喋る。
トランプとピエロが融合したような姿で、くちばしらしきものがない。
時計の国のボスを務める。各のミニゲームをクリアするとカクリン、ピカリン、ポコリンを開放する。時計の国には機械のようなコースや砂時計を意識した砂漠のコース、時計のようなコースがある。
くるりんスカッシュ!ではスノースケープで店を開いている。OPにも登場している。
くるりんスカッシュ!のボス
各ステージの8番目のコースに登場しアクションヘリリンで倒すことになる。
※イラスト中のイライラしているキャラクター
今回の誘拐事件を起こした張本人。
みんなを忙しくしてやろうと、「イソガシマシーン」を開発している。ボス戦には必ず登場している。忙しくしていないと世間に見放されると考えている。いつもイライラしている。
フューチャービジョンをクリアするとトトーリンとカカーリンを誘拐し、ワンダープラネットでクルリンと一騎打ちで戦いに望むが、ヘリビビューンの攻撃で撃墜する。
ヘリリンを使わないのにタイムレコードには彼の名前がある。それを超えるとご褒美と「教授」の称号がもらえる。
- イソガシマシーン1号「ダイ・ケーキ」
「スウィートアイランド」のボス。
大きなケーキ型のイソガシマシーンで、「食べられません」の表示が貼ってある。
真ん中のケーキ部分を回転させて、クリームなどを飛び散らせて周りを汚くし、掃除に忙しくさせるためのマシーン。
ヘリボカーンでイチゴを殴ってイソガシマ教授を攻撃する。基本はオブジェクトを避けながらイチゴを殴るのだが、イチゴを素早く攻撃するとオブジェクトを回転させずに倒すことができる。
倒すとヒョコリンとラブリンを開放する。
- イソガシマシーン2号「ジェニファー」
「ナチュラルワールド」のボス。
人面魚型のイソガシマシーンで、食欲がものすごいんだって。周りの人に食べ物をねだりつづけることで忙しくさせる目的で作ったマシーンだが、見た目がセクシーなので、近隣の住民の評判は悪くない?らしい。
ジェニファーの攻撃をヘリバシャーンの潜水でかわしながら自滅するように仕向ける。ただ、ジェニファーが攻撃するのに時間がかかるので、時間短縮がしづらい。
倒すとホヨリンとフワリンを開放する。
- イソガシマシーン3号「リンダ」
「スノースケープ」のボス。
雪だるま型のイソガシマシーンで、羽根を回転させて空を飛ぶ。
とてもひとなつっこいけど、冷たい空気を回りにまとっているので、近くにこられると冬物の用意や霜取り作業、雪かきなどで大忙しになってしまうらしい。
レールの上に乗ったヘリボーボで羽を燃やして攻撃する。ダメージを受けるたびに赤くなり、羽根がなくなると熱くなりすぎて爆発する。リンダが雑魚敵を放出しているときにスピードを落とすとリンダとの距離を小さく保てるので、時間短縮ができる。
倒すとカクリンとチクリン、ゲキリンが解放される。
- イソガシマシーン5号「ベルモンド」
「フューチャービジョン」のボス。
蒸気で動くマシーンで台風を発生させて家を壊したり、ゴミを散らかしたりして、住民を片付けで忙しくさせようとしている。このステージではボスが出るまでBGMが流れない。
ヘリブルーンで発生させた竜巻をぶつけて攻撃をするのだが、実は分裂した後に出てくる雑魚敵をすべて倒すとボスを倒したことになるが敵の動きを読んで、前もって竜巻を出さないとすぐに合体される。
倒すとマリリンとポコリン、ピカリンが解放されるが、トトーリンとカカーリンが誘拐される。
その他のキャラクター
シリーズの中で唯一のうさぎキャラでパイロットスーツを着ている。トトーリンがパイロットだった時の仲間でクルリンにヘリリンのアドバイスを教えてくれる。
くるりんパラダイスだけはアドバイスしていないが、これはクルリンの誕生日を祝うために準備していたから。
クルリンスカッシュ!ではヘリリンの改造を行っており、アクションヘリリンを作ったのも彼である。タイムレコードに彼の名前が書かれている。
その他
くるくるくるりんではトレーニング以外のすべてのコースをノーミスでゴールするとおばけ城の後に「最後の国」が登場する。隠し要素のためかタイムレコードが何も記載されていない。天空遺跡のような背景になっている。非常に長い。
くるりんパラダイスではすべてのステージをノーミスでゴールすると「ひみつの国」が登場する。不思議な空間になっている場所で道がかなり狭く慎重に動かないとすぐにぶつかっている。ここでは唯一鉄球が円状に回っている。