江葉
こうよう
江葉とは、「後宮小説」「雲のように風のように」に登場するキャラクターである。
概要
CV:井上瑤
「娥舎」での銀河のルームメイトである。
頭脳明晰で冷静で美人であるが、無表情である。
「娥舎」では煙管をよく吸っている。官職は才人。後宮軍においては軍師のような役目についた。
特殊な習俗を持った少数民族で閉鎖的な地方出身である。処女ではない。
輸入兵器の操作法は一般の素乾国人には理解しがたいが、江葉は短期間に理解できた超人的天才である。
軍事的才能について
原作では後の世の歴史評論家から「理解力の高さはともかく、軍師としての作戦立案能力に関しては所詮、女子供の浅知恵の域を出ておらず、けだし幻影達軍の無能があればこそ、評価される結果に至ったに過ぎない」と酷評されている。(後宮という逃げ場のない場所で門を破壊し、籠城を選んだ為)
もっとも、文中では「籠城策を実行してから、ようやく脱出経路に考えが及ぶ辺りが酷評される根拠であるが、そもそも江葉は兵法を学んだことがない上に、時間的にも精神的にも余裕がなかった。江葉と同じ(戦いに不馴れな女達に銃器の使い方を教えながら戦い、更には生き延びなければならないという)立場であれば、どんな名将軍でも彼女と同じ選択をせざるを得なかっただろう」とフォローが入っており、門を破壊した後は、昔読んだ本の記憶を頼りに秘密の脱出路を探したり(物語上、素乾城や後宮にはそんなものは存在しないのだが)、何とか生き延びる為に涙ぐましい努力をしていたことが伺える。