データ
英語版題名 | Edward the Blue Engine |
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日本版旧題名 | 青い機関車エドワード |
日本版新題名 | 青い機関車エドワード |
イギリス版初発行 | 1954年 |
日本版初発行 | 1974年4月 |
原作者 | ウィルバート・オードリー |
挿絵担当 | レジナルド・ダルビー |
概要
青い機関車エドワードは汽車のえほんの第9巻である。
本巻は、だいぶ年を取ったエドワードの周りに起きた出来事をまとめた絵本である。
本巻には、トレバーが初登場し、太っちょの局長こと、初代トップハム・ハット卿が登場する最後の作品である。
各話の簡単なあらすじと登場キャラクター
以降の項目はネタバレが含まれています。ネタバレが問題ない方のみご閲覧ください。
エドワードとめうし
題名 | |
英語版題名 | Cows! |
日本版旧題名 | めうしだ!! |
日本版新題名 | エドワードとめうし |
登場キャラクター | |
主要キャラクター | エドワード ゴードン ヘンリー |
サブキャラ | トビー 牝牛 ゴードンの機関士 牝牛のブルーベル ブルーベルの子牛 |
モブキャラ | 家畜運搬車 客車 ゴードンの助手 ヘンリーの機関士・助手・車掌 近くの駅の駅員 |
エドワードは、だいぶ年を取り、走ると異音を立てるようになっていました。
ある日、空の家畜運搬車を20台を引いていると、線路端にいた牝牛たちは驚いて、列車に突進してきて連結器を壊してしまい、後ろの7両の貨車が線路から外れて、その場に置き去りになってしまいました。その話を聞いたゴードンとヘンリーは、大笑いしましたが、2台を見たトビーは怒り、2台は牛に会ったことがないから笑えるんだと言いました。
何日か経った後、ゴードンが走っていると、橋に牝牛がいるのに気づきます。反対方向から、ヘンリーも来ますが、牝牛をどけることが出来ず、立ち往生してしまいます。ヘンリーの列車の車掌がこのことを近くの駅の駅員に話すと、橋にいる牝牛の子供がちょうどいたので連れて行くと、牝牛を線路から退けることが出来ました。ゴードンとヘンリーはこのことを内緒にしようとしますが、噂はあっという間に広がり、エドワードは牝牛1頭にいいようにされたと笑うのでした。
エドワードとバーティー
題名 | |
英語版題名 | Bertie's Chace |
日本版旧題名 | エドワードとバーティー |
日本版新題名 | エドワードとバーティー |
登場キャラクター | |
主要キャラクター | エドワード バーティー |
サブキャラ | チャーリー・サンド(エドワードの機関士) シドニー・ヒーバー(エドワードの助手) バーティーの運転手 |
モブキャラ | 客車 お客 車掌 2回目にエドワードに追いつけなかった駅の駅長 エドワードに追いついた駅の駅長 |
ある日、エドワードは乗換駅でトーマスのお客を待っていたのですが、肝心のトーマスが現れず、仕方がなく出発しました。すると、エドワードが出発した後、バーティーが慌てて駅にやってきました。実は、トーマスの助手が休んだため、バーティーが代わりにトーマスのお客を運んできたのです。仕方がないので、次の駅でエドワードにお客を渡そうとしますが、こちらも失敗してしまいます。しかし、バーティーの運転手の機転の利いた対応と、バーティーの頑張りで、ようやくエドワードに追いついたのでした。お客達は、エドワードの列車に乗ると、皆でバーティーが見えなくなるまで手を振り続けたのでした。
エドワードとトレバー
題名 | |
英語版題名 | Saved from Scrap |
日本版旧題名 | エドワードとトレバー |
日本版新題名 | エドワードとトレバー |
登場キャラクター | |
主要キャラクター | エドワード トレバー ウェルズワーズの牧師 |
サブキャラ | チャーリー・サンド(エドワードの機関士) シドニー・ヒーバー(エドワードの助手) トレバーの運転手 ウェルズワーズの牧師の2人の子供 |
モブキャラ | 子供たち お客 エドワードに親しい人達 |
ある日、エドワードの駅の近くのスクラップ置き場に、まだまだ元気そうな蒸気牽引車が置いてありました。蒸気牽引車の名前は、トレバーと言い、運転手はまだ使えると言いますが、ご主人様はいらないと言うため、来週には取り壊されてしまうというのです。それを聞いたエドワードは怒り、何とかトレバーを助けようと、様々な人に引き取ってもらえないか聞いてみますが、機関車好きでも、置く場所が無くて、新しいオーナーは見つかりません。しかし、置いてもらえる人がまだいたのです。それは、ウェルズワーズの牧師でした。話をしてみると、引き取るか考えてくれることになりました。
土曜日の午後、ウェルズワーズの牧師とその二人の子供は、運転手が整備したトレバーを乗ったり、見たりして気に入ると持ち主になってくれたのです。
今では、トレバーは牧師館の果樹園に置かれ、お祭りの日に子供たちを乗せたり、昔の運転手がたまに借りたりと大活躍をします。
ふる鉄エドワード
題名 | |
英語版題名 | Old Iron |
日本版旧題名 | ふる鉄エドワード |
日本版新題名 | ふる鉄エドワード |
登場キャラクター | |
主要キャラクター | エドワード ジェームス |
サブキャラ | トーマス パーシー ジェームスの機関士・助手 信号係 機関車監督官 太っちょの局長 2人の子供 |
モブキャラ | チャーリー・サンド(エドワードの機関士) 2人の子供のお父さん おまわりさん |
ある日、乗換駅でエドワードに待たされたジェームスは、古鉄の寄せ集めと馬鹿にします。
ある日、ジェームスの機関士が急病に掛かり、助手が代わりの機関士を探している間に、2人の子供たちがジェームスに悪戯をして、勝手に動き出してしまったのです。まもなく機関車監督官を乗せたエドワードが操車場に到着し、ジェームスの助手を乗せ、ジェームスを追いかけ始めました。エドワードは、ジェームスに追いつくと、機関車監督官がワイヤーロープを緩衝器に引っ掛け、捕まえます。2台は戻ると、太っちょの局長が待っていて、皆にお礼を言いました。そして、エドワードを整備工場に送ることにしたのです。
悪戯した子供たちも捕まり、ジェームスの機関士も元気になって復帰しました。そして整備工場に送られたエドワードが帰ってくると、皆から盛大な歓迎を受けるのでした。
本巻の映像作品
きかんしゃトーマス版
きかんしゃトーマス第2シリーズの『せんろのうし』『おいかけるバーティー』『いのちびろいしたトレバー』『おんぼろエドワード』の4話で4話分映像化された。
せんろのうし
『エドワードとめうし』の映像作品。
基本的に原作に忠実だが、以下の変更が加えられている。
- 家畜運搬車の量が、20両から5両に変更されている。(よく見ると、4両で走っているシーンもある)
- 切り離された貨車の数がブレーキ車含め7両だったのが、2両に変更された。
- 原作で切り離された貨車は、脱輪程度の脱線をするが、脱線していない。
- ゴードンとヘンリーがエドワードを馬鹿にした際、エドワードが泣き顔だったのが、怒り顔に変更された。
- ヘンリーの列車の車掌が発雷信号を仕掛けた下りがカットされた。
- ブルーベルの子牛を連れて行くのが、駅員からパーシーに変更された。
- エドワードがゴードン達の牛の話で笑うシーンは、原作は日中の待避線らしい場所だったものから、夜の機関区に変更された。
おいかけるバーティー
『エドワードとバーティー』の映像作品。
基本的に原作に忠実だが、以下の変更が加えられている。
いのちびろいしたトレバー
『エドワードとトレバー』の映像作品。
基本的に原作をベースにしているが、以下の大規模な変更が加えられている。
- 冒頭のシーンが、原作ではエドワードとトレバーが話すところだが、その前にくず鉄置き場に行くエドワードをからかうトーマスのシーンが追加された。
- エドワードがトレバーの新しい持ち主を探す時に引いていた列車が客車から貨車に変更された。
- 原作では、チャーリー・サンド(エドワードの機関士)とシドニー・ヒーバー(エドワードの助手)がウェルズワーズの牧師に懇願するシーンが、チャーリー・サンド(エドワードの機関士)のみが懇願する形に変更された。
- トレバーが運転手と2人の子供たちを乗せて、くず鉄置き場から出るシーンがカットされた。
おんぼろエドワード
『ふる鉄エドワード』の映像作品。
基本的に原作をベースにしているが、以下の変更が加えられている。
- 原作では、エドワードがジェームスを連結して帰るが、映像ではワイヤーロープを繋いだまま、駅に入るシーンに変更された。
- エドワードに太っちょの局長が、修理に出すことを伝えるシーンで、映像が終了した。
- 上述の場面で終了したため、子供たちが捕まってお仕置きされた件とジェームスの機関士が回復して復帰した件、エドワードが修理から帰って来て、みんなから大歓迎されるシーンがカットされた。
動画
関連タグ
前作 | 今作 | 次回作 |
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大きな機関車ゴードン | 青い機関車エドワード | 4だいの小さな機関車 |