概要
汽車のえほんは数多くの巻が刊行されました。
その数は、ナンバリングされた巻は42巻にも及び、番外編もいくつか刊行されています。
刊行リストと簡単なあらすじ
ウィルバート・オードリー原作
第1巻『3だいの機関車』
様々な機関車がいるノース・ウェスタン鉄道。
ここに所属する3台の蒸気機関車が繰り広げるお話。
第2巻『機関車トーマス』
ノース・ウェスタン鉄道で入れ替えの仕事をするトーマスが、数々の失敗から成長していくお話。
第3巻『赤い機関車ジェームス』
前巻でのトラブルから立ち直ったジェームスが、数々の失敗から成長していくお話。
第4巻『がんばれ機関車トーマス』
2巻で支線を受け持つことになったトーマスが、支線で体験した出来事のお話。
第5巻『やっかいな機関車』
仕事に不満を持つノース・ウェスタン鉄道の大きな3台の機関車。
そんな3台が起こしたボイコット騒動と、パーシーがノース・ウェスタン鉄道に来るいきさつを描いたお話。
第6巻『みどりの機関車ヘンリー』
調子が良くないヘンリーが起こすトラブルと変化を描いたお話。
第7巻『機関車トビーのかつやく』
田舎の鉄道で働いていた路面機関車のトビー。
そんなトビーの身に起こった出来事のお話。
第8巻『大きな機関車ゴードン』
臨時の貨物列車の牽引を嫌がるゴードンが起こした失敗から始まる4つのお話。
第9巻『青い機関車エドワード』
エドワードはだいぶ老朽化が進み、走ると異音を立てるようになっていました。
そんな頃のエドワードの周りで起きた事故や救出劇のお話。
第10巻『4だいの小さな機関車』
ノース・ウェスタン鉄道よりも規格が小さいスカーロイ鉄道には4台の機関車が所属しています。
そんな4台の周りで起きた失敗や武勇伝のお話。
第11巻『ちびっこ機関車パーシー』
いたずら好きなパーシーが巻き起こす騒動と、ダック、ハロルドとの出会いのお話。
第12巻『8だいの機関車』
ノース・ウェスタン鉄道の機関車たちの周りで起きた出来事のお話。
第13巻『ダックとディーゼル機関車』
ノース・ウェスタン鉄道を訪れた有名な機関車にゴードンが対抗意識を燃やすお話と、ダックが意地悪なディーゼル機関車・ディーゼルの陰謀に巻き込まれてしまうお話。
第14巻『小さなふるい機関車』
10巻でスカーロイが修理に出されたため、2台体制で切り盛りが続くスカーロイ鉄道。
新たな機関車が増え、スカーロイも帰ってくるスカーロイ鉄道の様子が描かれるお話。
第15巻『ふたごの機関車』
仕事が忙しくなったノース・ウェスタン鉄道に新しい機関車が1台入ることになります。ところが、やって来たのはドナルドとダグラスの兄弟でした。
トラブル続出の双子の機関車がノース・ウェスタン鉄道に馴染むまでの日々を描いたお話。
第16巻『機関車トーマスのしっぱい』
そんなトーマスに降りかかった災難のお話と、パーシーとトビーがわがままなディーゼル機関車・デイジーに振り回されるお話。
第17巻『ゆうかんな機関車』
14巻で5台体制になったスカーロイ鉄道の新たなトラブルと、勇敢な機関車・レニアスの活躍を描いたお話。
第18巻『がんばりやの機関車』
ブルーベル鉄道から招かれたステップニーが、ノース・ウェスタン鉄道で過ごした日々のお話。
第19巻『山にのぼる機関車』
カルディー・フェル山には、山を登るカルディー・フェル鉄道があります。
カルディーとスカーロイ鉄道の機関車たちの出会いから始まるカルディー・フェル鉄道の機関車たちのお話。
第20巻『100さいの機関車』
そんな2台の若かりし頃の思い出と、100歳祝いのお話。
第21巻『大きな機関車たち』
ソドー陶土鉄道で働くビルとベンは、いたずら好きな小さい双子のタンク機関車。
そんな2台に振り回される本線の機関車たちと、エドワード、ボコの活躍のお話。
第22巻『小さな機関車たち』
線路のバラストに使う砂利を運ぶために新しく作られたアールズデール鉄道は、「おもちゃの鉄道」と呼ばれるほど小さい鉄道です。
アールズデール鉄道で働く3台の小さな機関車の周りで起きたアクシデントのお話。
第23巻『機関車のぼうけん』
落ち込んだゴードンを励ますために太っちょの局長がとある大物機関車を招くお話、ヘンリーと2台のディーゼル機関車のお話、そしてスクラップ寸前だったタンク機関車・オリバーがノース・ウェスタン鉄道にやって来るお話。
第24巻『機関車オリバー』
ノース・ウェスタン鉄道は閉鎖されたアールズバーグ線を再開させました。
そこを任されたダックとオリバーに降りかかるアクシデントのお話。
第25巻『きえた機関車』
その昔、ミッド・ソドー鉄道という鉄道がありました。
20巻のある出来事をきっかけに語られるミッド・ソドー鉄道の思い出と、叶わないと思われた夢が現実になる奇跡を描いたお話。
第26巻『わんぱく機関車』
ウィルバート・オードリーが書く最後の汽車のえほんは、トーマスの支線で起きるアクシデントや、トビーと若いディーゼル機関車・メイビスの確執のお話。
クリストファー・オードリー原作
第27巻『ほんとうにやくにたつ機関車』
クリストファー・オードリーによって書かれる10年ぶりの汽車のえほんはノース・ウェスタン鉄道から始まります。
ノース・ウェスタン鉄道の3台のタンク機関車のハプニングを描いたお話。
第28巻『James and the Diesel Engines』(直訳:ジェームスとディーゼル機関車)
ノース・ウェスタン鉄道では蒸気機関車だけでなく、ディーゼル機関車も働いています。
そんなノース・ウェスタン鉄道のディーゼル機関車や、ディーゼル機関車嫌いのジェームスの身に起こった出来事のお話。
第29巻『Great Little Engines』(直訳:すばらしい小さな機関車)
スカーロイ鉄道のサー・ハンデルがタリスリン鉄道に行くことになりました。
サー・ハンデルがタリスリン鉄道に行っている間の出来事を描いたお話。
第30巻『More About Thomas the Tank Engine』(直訳:機関車トーマスについての詳細)
トーマスは青い機関車こそ役に立つ機関車だと言い張ります。
そんなトーマスが周りを巻き込んだトラブルのお話。
第31巻『Gordon the High-Speed Engine』(直訳:とても速い機関車ゴードン)
新型列車に負けまいと頑張るゴードンにまつわるお話。
第32巻『Toby, Trucks and Trouble』(直訳:トビーと貨車たちのもめごと)
ファーカー採石場会社のメイビスが起こした事故と、それ以降のトビーやパーシーの様子を描いたお話。
第33巻『Thomas and the Twins』(直訳:トーマスとふたご)
トーマスの支線の橋の修理で重量制限がかかり、制限に引っかかったトーマスはエドワードの支線で働くことになりました。
そこで起きた出来事を描いたお話。
第34巻『Jock the New Engine』(直訳:あたらしい機関車ジョック)
アールズデール鉄道は、ダックとオリバーの運んでくるお客で賑わっていますが、すべてのお客を運ぶには限界がありました。
汽車のえほんに載らなくて怒ったフランクや新しい機関車・ジョックが新たに登場するアールズデール鉄道のお話。
第35巻『Thomas and the Great Railway Show』(直訳:トーマスとすてきな鉄道ショー)
イギリス国立鉄道博物館に招待されたトーマス。
そんなトーマスに降りかかる災難やイギリス国立鉄道博物館での出来事を描いたお話。
第36巻『Thomas Comes Home』(直訳:帰ってきたトーマス)
前巻でトーマスがイギリス国立鉄道博物館に行っていた間、他のトーマスの支線の機関車たちはどうしていたのかを描いたお話。
第37巻『Henry and the Express』(直訳:ヘンリーと急行列車)
ヘンリーの起こしたトラブルや活躍のお話。
第38巻『Wilbert the Forest Engine』(直訳:フォレストの機関車ウィルバート)
ディーン・フォレスト鉄道で働くウィルバートがノース・ウェスタン鉄道での仕事を手伝うためにやって来て起こしたハプニングを描いたお話。
第39巻『Thomas and the Fat Controller's Engines』(直訳:トーマスと太っちょの局長の機関車たち)
汽車のえほんがゴールデン・ジュビリー(50周年)を迎えるため、ノース・ウェスタン鉄道はそのお祝いをすることになりました。
お祝いムードなノース・ウェスタン鉄道に起きたハプニングを描いたお話。
第40巻『New Little Engine』(直訳:あたらしい小さな機関車)
サー・ハンデルに続き、今度はピーター・サムがタリスリン鉄道に行くことになりました。
ピーター・サムがタリスリン鉄道に行った時のハプニングや、新たな仲間を迎えたスカーロイ鉄道の出来事を描いたお話。
第41巻『Thomas and Victoria』(直訳:トーマスとビクトリア)
11年ぶりの汽車のえほんは、トーマスの支線の採石場から始まります。
バーティーの病気で忙しくなった採石場の作業員輸送をきっかけに新たな人生を送ることになった1台の客車を描いたお話。
第42巻『Thomas and his Friends』(直訳:機関車トーマスと仲間たち)
クリストファー・オードリーが書く最後の汽車のえほんは、ほっそり牧師の生誕100周年を祝うことにしたノース・ウェスタン鉄道のお話。
それぞれに変化が訪れるノース・ウェスタン鉄道を描く、汽車のえほん最終巻。
番外編
『Thomas's Christmas Party』(直訳:トーマスのクリスマス・パーティー)
7巻でトーマスたちを助けたキンドリー夫人が元気になって帰ってきました。そんな夫人にお礼をすべく、機関車たちはクリスマスパーティーを開くことに。
ウィルバート・オードリーがテレビ版のために書き下ろした作品。第1シリーズ『トーマスのクリスマス・パーティー』の原作エピソード。
『Thomas Comes to Breakfast』(直訳:トーマスあさごはんにおじゃま)
16巻に収録されている、慢心したトーマスが起こした事故から始まる一連のお話の再編。
『Thomas and the Missing Christmas Tree』(直訳:トーマスと消えたクリスマスツリー)
トーマスがクリスマスツリーを取りに行ったきり戻ってきません。果たしてトーマスとクリスマスツリーはパーティーに間に合うのでしょうか?
第2シリーズ『きかんしゃたちのクリスマス・キャロル』の原作エピソード。
『Thomas and the Evil Diesel』(直訳:トーマスと意地悪なディーゼル)
ある日、パーシーが病気のため整備場へ送られ、代わりの機関車としてディーゼルがやってきました。一体、トーマスの支線はどうなってしまうのでしょうか?
『Thomas and Gordon Off the Rails』(直訳:トーマスとゴードンの脱線)
8巻のストーリーを再編したお話。
『Thomas and the Hurricane』(直訳:トーマスとハリケーン)
ある日ソドー島にハリケーンが上陸し、島はめちゃくちゃに。
ポップアップ絵本
『きかんしゃトーマスとバスのバーティー』
『がんばれ機関車トーマス』の「トーマスとバーティー」のポップアップ絵本。
『きかんしゃヘンリーだっせんする』
『みどりの機関車ヘンリー』の「ヘンリーとフライング・キッパー号」のポップアップ絵本。
『きかんしゃヘンリーとサーカスのぞう』
『やっかいな機関車』の「ヘンリーとサーカスのぞう」のポップアップ絵本。
『あめがきらいなきかんしゃヘンリー』
『3だいの機関車』の「なさけないヘンリー」と「なかよしになった3だい」のポップアップ絵本。
『きかんしゃトーマスおおゆきにあう』
『がんばれ機関車トーマス』の「トーマスとテレンスとゆき」のポップアップ絵本。
『きかんしゃジェームスといたずらもののかしゃ』
『赤い機関車ジェームス』の「いたずら貨車」のポップアップ絵本。
『きかんしゃトーマスさかなつりにいく』
『がんばれ機関車トーマス』の「トーマスのさかなつり」のポップアップ絵本。
『きかんしゃパーシーうみにおちる』
『8だいの機関車』の「とびこんだパーシー」のポップアップ絵本。
『James the Red Engine and the Signal』(直訳:あかいきかんしゃジェームスとしんごう)
『James and the Diesel Engines』の「Crossed Lines」のポップアップ絵本。
『Percy the Small Engine and the Scarf』(直訳:ちいさなきかんしゃパーシーとマフラー)
『みどりの機関車ヘンリー』の「パーシーのマフラー」のポップアップ絵本。
『Thomas the Tank Engine and the Scrambled Eggs』(直訳:きかんしゃトーマスとスクランブルエッグ)
『Thomas and the Twins』の「Scrambled Eggs」のポップアップ絵本。
『Thomas the Tank Engine Catches a Thief』(直訳:きかんしゃトーマスどろぼうをつかまえる)
『Really Useful Engines』の「Stop Thief!」のポップアップ絵本。
その他
『Railway Map of the Island of Sodor』(直訳:ソドー島の鉄道マップ)
ソドー島の鉄道マップを掲載している副読本。
1958年版と1971年版があり、1971年版は1958年版より描かれている路線数が多くなっている。
『The Railway Series:Surprise Packet』(直訳:汽車のえほん サプライズ・パケット)
ゲーム・パズル・ポスターが入っている遊べる本。
『The Island of Sodor:Its People, History and Railways』(直訳:ソドー島の人民・歴史と鉄道)
初代原作者のウィルバート・オードリーとその弟のジョージ・オードリーによって作成されたソドー島の情報本。
『The Thomas the Tank Engine Man』(直訳:きかんしゃトーマスの男)
初代原作者ウィルバート・オードリーの伝記本。
『Sodor:Reading Between the Lines』(直訳:ソドー:線の間を読む)
2代目原作者のクリストファー・オードリーによって作成されたソドー島の情報本。
没作品
『Barry the Rescue Engine』(直訳:救出された機関車バリー)
関連タグ
外部リンク
Thomas the Tank Engine Wiki(英語ページ)