「ピーター・サムのお通りだい♪ピーター・サムのお通りだい♪」
概要
ピーター・サムは『汽車のえほん』とそれをベースとした映像作品の『きかんしゃトーマス』に登場する蒸気機関車のキャラクターである。
スカーロイ鉄道所属前の名前はスチュアートである。
タグとしては、ピーター・サムが既に使われているが、本来は汽車のえほんが原作のためこちらの記事に解説を掲載する。
『汽車のえほん』と『きかんしゃトーマス』では設定が異なるため、媒体別に解説を行う。
汽車のえほんにおいてのピーター・サム
データ
所属鉄道 | ミッド・ソドー鉄道 → ソドーアルミニウム会社 → スカーロイ鉄道 |
---|---|
製造年 | 1920年 |
来島年 | 1920年 |
性別 | 男性 |
ベースカラー | 緑色→赤色 |
番号 | 4 |
モデル | タリスリン鉄道エドワード・トーマス |
初登場 | 第10巻4だいの小さな機関車 |
経歴
1920年に製造、同年に来島したとされる。
最初の所属先はスカーロイ鉄道ではなくミッド・ソドー鉄道であり、当初の名前は『スチュアート』であった。
1947年、ミッド・ソドー鉄道が廃止された時に機関車が売りに出され、ファルコンとスチュアートはソドーアルミニウム会社に売却されることになった。
ソドーアルミニウム会社に所属した2台はアルミニウム工場の拡張工事に使用されるが、1951年に工事が完了するとすぐ処分できるように油を塗った後に防水シートを掛けられ、会社の庭で1年置かれてしまう。
1952年、ハンデル・ブラウン卿2世がスカーロイ鉄道で使用するために格安料金である50ポンド(1ポンド=100円とすると5000円となる)で2台を購入し、クロバンズ・ゲートにで大規模修繕と共に塗装を赤にし、名前もほっそり重役ことピーター・サムの名前からとってピーター・サムとなった。
到着早々文句ばかりのサー・ハンデルとは異なり、真面目に働くものの、1958年にスレートの貨車の暴走で大きく損傷し、煙突にヒビが入ってしまった。
1961年の冬の日、トンネルにぶら下がっていた太くて大きなツララと衝突し、煙突が折れてしまう。そのまま走っても蒸気の効率が悪いままで仕方がないので応急処置として道中で見つけた土管を付けることになり、サー・ハンデル達に盛大に笑われた。その後新しい煙突として届いたギースル・エジェクタを取り付けられ、格段にパワーアップした。
特徴
少し大きめのタンク式機関車で、上述のとくせいの煙突こと、ギースル・エジェクタが最大の特徴。詳しくは省くがこの煙突は実際にかなり効率よく走ることが可能になる優れものである。
性格
生真面目で仕事熱心。しかし熱心すぎるあまり、ヘンリーに嘘を吹き込まれて焦り、お客である売店のおばさんを置いていってしまったことがある。
かなりの不幸体質(車質?)で上述のトラブルの他に枝が置きっぱなしになった線路を無暗に走ったせいでバルブギアを損傷させてしまったり、タリスリン鉄道を訪れた際、悪い水を入れてしまい煙突から水を噴水のように吹き出してしまうなどの悲劇が多い。
若い頃こそデュークをおじいちゃんポッポと呼んでからかうなど生意気だったが仕返しされて懲りたのかそのような面は見せなくなった。
運用
スカーロイ鉄道の旅客・貨物輸送がメインだが、タリスリン鉄道を訪問したこともある。
きかんしゃトーマスにおいてのピーター・サム
データ
概要
きかんしゃトーマスにおいても登場キャラクターの1台として登場している。
汽車のえほんとの違い
- 模型時代は蒸気を出すことに問題が出る可能性があったため、潰れた形であるギースル・エジェクタではなく、上から見ると正方形に見える煙突に変更された(CGでは原作やモデル機と同じ形になった)。
- 塗装が原作ではミッド・ソドー鉄道が緑色でスカーロイ鉄道時代が赤色であるが、こちらでは緑色で統一された。
- 第9シリーズのみ、サディスティックな性格になっていた事があった。
2次創作について
海外では、trainzを使った動画が多く制作されている。
それに使われるモデルは、きかんしゃトーマスベースのモデルやタリスリン鉄道のエドワード・トーマスベースの姿をしたモデルなどがあったりする。
関連タグ
スカーロイ鉄道での同僚
ガートルード ミリセント ミッド・ソドー鉄道に以前所属していた客車 サルーン客車
スカーロイ鉄道周辺の乗り物