「ずるーっと、すべーりおちていったんです。わーかるでしょ」
「止めときなさいダック。自分で痛い目に遭わなきゃわかりませんよ」
概要
ドナルドは『汽車のえほん』とそれをベースとした映像作品の『きかんしゃトーマス』に登場する蒸気機関車のキャラクターである。
ダグラスとは双子である。
タグとしては、ドナルド(きかんしゃトーマス)又ドナルドとダグラスはが既に使われているが、本来は汽車のえほんが原作のためこちらの記事に解説を掲載する。
『汽車のえほん』と『きかんしゃトーマス』では設定が異なるため、媒体別に解説を行う。
汽車のえほんにおいてのドナルド
データ
所属鉄道 | カレドニアン鉄道 →ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道 →イギリス国鉄 → ノース・ウェスタン鉄道 |
---|---|
製造年 | 1899年 |
来島年 | 1959年 |
性別 | 男性 |
ベースカラー | 黒色→水色 |
車軸配置 | 0-6-0 |
番号 | 666(カレドニアン鉄道時代)→17646(ロンドン・ミットランド・アンド・スコティッシュ鉄道時代)→57646(イギリス国鉄時代)→9 |
モデル | カレドニアン鉄道クラス812(の後期型に当たるカレドニアン鉄道クラス652) |
初登場 | 第15巻ふたごの機関車 |
概要
汽車のえほんの第15巻『ふたごの機関車』より初登場したテンダー式蒸気機関車。
経歴
太っちょの局長は当初、ノース・ウェスタン鉄道の仕事量増加に対応するため貨物専用の機関車を1台導入することにしていた。それが57646号ことドナルドだった。
しかし、ドナルドと双子の57647号(後のダグラス)が、番号無しの状態で到着したため、2台を預かり、いずれどちらかを送り返すことにした。(これには事情があり、本来ならばドナルドだけが導入されるはずだったが、残されたダグラスがスクラップにされる予定だったため、それを回避すべく、わざとナンバープレートを外して来島した。)
始めの頃は、2台とも失敗を起こして、どちらとも送り返されると落ち込んでいたが、除雪作業で挽回し、他の機関車の協力もあって2台とも残ることになった。
特徴
登場当初は黒色でナンバープレートを外していた。ソドー島所属が決定した際、エドワードやゴードンと同じ水色に塗り替えられた。
汽笛は古いタグボートのような音らしい。
スコットランド訛りで話す。(上記の語尾を伸ばした口調)
スコットランド出身故に雪に強い。
ダグラスからドナルと呼ばれている。
性格
普段は穏やかで紳士的だが、汽笛を茶化したヘンリーやゴードンに詰め寄って睨みを利かせたり、ブレーキ車を突き飛ばすなど割と短気。
過去の境遇からかディーゼル機関車が嫌いだが、ボコに対する評価はかなり高い。
ダックをジョークで言い負かしたり、ヘンリーを騙すなど口が達者。
運用
主にアールズバーグ線の旅客・貨物運用についているが、ティッドマス駅の入れ替えを担当したり、本線やブレンダム線の手伝いをしたりと重労働気味である。
そのため、ダグラス共々疲れてしまい、その手伝いとして新しい機関車を入れる計画を立て、その実験としてディーン・フォレスト鉄道のウィルバートがやって来たことがあった。
きかんしゃトーマスにおいてのドナルド
データ
所属鉄道 | カレドニアン鉄道 →ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道 →イギリス国鉄 → ノース・ウェスタン鉄道 |
---|---|
性別 | 男性 |
ベースカラー | 黒色 |
車軸配置 | 0-6-0 |
製造年 | 1899年 |
来島年 | 1959年 |
番号 | 9 |
日本版声優 | 佐藤佑暉→津久井教生 |
モデル | カレドニアン鉄道クラス812(の後期型に当たるカレドニアン鉄道クラス652) |
初登場 | ふたごのきかんしゃ |
概要
きかんしゃトーマスにおいても登場キャラクターの1台として登場している。
性格は、原作と同じ、穏やかで優しいが、プライドが高いものとなっている。
汽車のえほんとの違い
きかんしゃトーマスにおいての変更点は以下の通りとなっている。
- 塗装が黒色のままになった。
- 単体で活動する機会が減り、ダグラスと行動を共にすることが多くなった。
- スコットランド訛りではなくなり、敬語で話すようになった。(方言が混じったりする)
性格
原作同様に穏やかだが、プライドが高く、些細なことでダグラスと言い争いすることが多くなり、それが原因でトラブルになることが多々あった。
2次創作について
2次創作では、穏やかで優しいが、プライドが高い性格で描かれていることが多い。
海外では、trainzを使った動画が多く制作されている。
それに使われるモデルは、きかんしゃトーマスベースのモデルやカレドニアン鉄道クラス812ベースのモデルなどがあったりする。
関連タグ
アールズバーグ線での同僚