「ダグラスさん、これ以上貨車が機関車を馬鹿にしないうちにやめさせなければいけませんね。オリバーさんならやめさせられると思いますが」
「戯言を言いだしたらドスンとぶつけて、やれますからねぇ・・・」
概要
トードは、『汽車のえほん』とそれをベースとした映像作品の『きかんしゃトーマス』に登場したブレーキ車である。
タグとしては、トード(きかんしゃトーマス)が既に使われているが、本来は汽車のえほんが原作のためこちらの記事に解説を掲載する。
『汽車のえほん』と『きかんしゃトーマス』では設定が異なるため、媒体別に解説を行う。
汽車のえほんにおいてのトード
データ
所属鉄道 | グレート・ウェスタン鉄道 → イギリス国鉄 → ノース・ウェスタン鉄道 |
---|---|
製造年 | 1890年~1940年 |
来島年 | 1967年 |
性別 | 男性 |
ベースカラー | 赤錆色→灰色 |
番号 | ? |
モデル | グレート・ウェスタン鉄道AA15 |
初登場 | 第23巻機関車のぼうけん |
概要
汽車のえほんの第23巻『機関車のぼうけん』に登場したブレーキ車である。
経歴
オリバー、イザベルと共にノース・ウェスタン鉄道への脱出に参加した。
脱出した後、ダグラスと共に働くことを望み、彼のブレーキ車となった。
後にオリバーが、転車台の穴に落ちた事をきっかけに貨車に馬鹿にされている時、同じ大西部鉄道の仲間として助け合わないといけないと考えたトードは、ダグラスに許可を得たのちにオリバーに貨車のリーダー格であるスクラフィーを懲らしめる提案をした。
トードは、車止めとしてオリバーの連れてくる貨車の後ろに付き、彼の作戦の手助けをした。
作戦は見事に成功し、オリバーが貨車達から馬鹿にされることは無くなったのだった。
作中、トードが映る絵が一枚しかなく、セリフも一言のみで、その後も登場しない。
特徴
登場時は赤錆色だったが修理後に灰色に塗装された。
修理後の車体側面の上側には、大きくGと書かれているのが分かるが、恐らくGW(すなわち、大西部鉄道を指していると思われる)と書かれていると思われる。
番号に関しては、下の方に小さく5が見えるが、正確なのは不明である。
性格
貨車の中では珍しく、他の機関車に対して丁寧な口調で話す。
同じ鉄道出身のオリバーが困ったときには手助けをした。
運用
詳しくは不明だが、ノース・ウェスタン鉄道ではダグラス専用のブレーキ車になったのは間違いない。
ただし、登場がアールズバーグ線のみなので、他の路線でも働いているのかは不明である。
きかんしゃトーマスにおいてのトード
データ
所属鉄道 | グレート・ウェスタン鉄道 → イギリス国鉄 → ノース・ウェスタン鉄道 |
---|---|
性別 | 男性 |
ベースカラー | 赤錆色→灰色 |
製造年 | 1890年~1940年 |
来島年 | 1967年 |
番号 | GW 56831 |
日本版声優 | 沼田祐介→河本邦弘 |
モデル | グレート・ウェスタン鉄道AA15 |
初登場 | オリバーのだっしゅつ |
概要
きかんしゃトーマスにおいても登場キャラクターの1台として登場している。
汽車のえほんとの違い
きかんしゃトーマスにおいての変更点は以下の通りとなっている。
- 車体側面の上側にG(GWと書かれていると思われる)と書いてあったものがなくなっている。
- 原作では、ダグラスのブレーキ車になったが、こちらではオリバーのブレーキ車となっている。
- 原作では、セリフありで1回のみの登場であったが、こちらではかなり登場している。
- 操車場で働きっぱなしで疲れたオリバーにアドバイスしたり、貨車共の悪戯で長距離を後ろ向きに爆走したり、冬の日にひっくり返って凍えたりした。
性格
原作同様、常に丁寧語で話し、おっとりしているがスクラフィーを懲らしめる際、小声でえげつない事を言うなど割と恐ろしい。
余談
トードという名前は英語でヒキガエルを意味する。(後ろ向きに爆走した後、泥沼に顔から突っ込んだ際、オリバーにヒキガエルのようだと笑われた)
2次創作について
2次創作では、丁寧な対応をする性格で描かれていることが多い。
海外では、trainzを使った動画が多く制作されている。
それに使われるモデルは、きかんしゃトーマスベースのモデルが主流で、原作モデルは資料が少ないせいか見られない。
関連タグ
アールズバーグ線での同僚
アールズバーグ線周辺の車両