「ちゃちゃっとできちゃう任務でもあるの?」
概要
カウンターズに所属するニケ。
平時であれば同じ部隊のネオンと一緒に上機嫌ではしゃいでいることも多い一方で、冷静で世慣れた態度を見せることもあり、時にシニカルに聞こえるほど冷めた物言いをすることもある。
絶望だらけの戦場で生き残る術を知ってしまった年頃の女の子。
好物は炭酸水。指揮官の冷蔵庫には彼女の炭酸水が所狭しと入っている。
容姿
髪の右サイドになにかの動物を模した髪飾りを付けている。
黒のベレー帽とショートパンツに黄色を基調とした軍服、グレネードランチャーのスリングでできたパイスラッシュが目を引くコスチューム。
胸の灰色の布地はインナー(スポーツブラ)である。→XIxeong氏が描いたアニス
本人の発育がとてもいいところをタイトな衣装で引き締めているため何とも健康的な色気が漂う。
なお、この衣服を見繕ったのは他でもない製造会社テトララインCEOのマスタング。
本人も露出の多さを気にする向きはあるが、金銭的な理由で断念している。
性格
普段は明るい振る舞いが目立ち、口数も多いムードメーカー。
どんな相手であっても物怖じすることなく言いたいことは少なくとも一言(たいがい二言以上)は物申す性分であり、それが理由でラピからは窘められることもある一方ベスティーから感嘆されたりしていた。
アイドルグループやブランドファッションにも関心があり表情も豊かで、表面的に見れば勝ち気な女子高生のようにも見える。
その一方で、だらしがない面もある。
自室内に靴下をそこら中に脱ぎ散らかしたり掃除をろくにしなかったりと、プライベートではズボラ。
同僚のラピとネオンからは、指揮官との面接の時にアニスの生活態度の悪さについて告げ口をされている。
また、前哨基地でのラプチャー撃退任務では一度も参加せずにサボっており、その件について他のニケから苦情が出るなど、周囲からの評判はあまりよろしくない。
誰かが変な言動をとったり、疑心暗鬼になると、口を半開きにして死んだような目になる。
もうひとつの性格
「信じる癖をつけろって? あはは。 冗談よしてよ。」
しかしながらニケとしての経験や過去に裏切りにあったことなどから、他人への価値観はいささかドライであり、仲間や指揮官との間にも一線を引いて踏み越えようとはしない部分がある。
作中の過酷な情勢をよく知るゆえに諦観しており、彼女との会話からは世界観の酷薄さを感じ取れる部分が多い。
アニス自身は元々人間であり、もしニケになっていなければどのような生活を送っていたのか、と憂いの感情を吐露することもある。
虚飾や綺麗ごとを嫌っており、耳当たりの良い言葉でも彼女に向ける場合は「不正解」と言うことも多い。
面談の選択肢も正解が分かりづらく、攻略最難関と評する指揮官も少なくない。
任務中は慎重な立場から意見することが多く、警戒心も非常に強いため、新規に接触した相手に対しては刺々しい(これは初対面の指揮官に対してもそうだった)。
部隊の安全を保つうえでなくてはならない存在だが、事態がキャパを超えると自棄になりがち。
しかし根はとても素直で優しく、「よい結末」を心から望んでいる性格。
有事の際や理不尽なことが起こると、他の誰よりも感情を爆発させて怒りを露にしたり悲しんだりすることもある。
メガニケの凄惨な世界観を目の当たりにしたプレイヤーの心情を代弁してくれているとも言えるだろう。
武器
ロケットランチャー『リバティーンテール』のモデルは南アフリカのアームスコー社が開発した、6連発型、軍用リボルビング・ グレネードランチャー『ダネルMGL』。
南アフリカ軍および警察が、対ゲリラ用に正式採用している他にも数ヶ国に輸出され、使用されている。
シリンダーはリボルバー拳銃の構造に変わっており、バレルはフリーフロート仕様にする事で命中精度を上げている。
銃床は伸縮式のワイヤーストックに変更し、上部のトップレールにはライザーマウントに噛ませた暗視スコープと折りたたみ式の照準器を搭載、フォアグリップはサブフレームを追加している。
また独自の機能として、シリンダーに榴弾が装填されているかを確認するセンサーランプが搭載されている。
余談だがシリンダーが巨大なため、事前に弾倉を左方向に手動で回転させてバネを巻いておく仕組みになっており、彼女は少々手間が掛かる装填手順で、この武器をあまり気に入っていないらしくリロードの際にぼやくことがある。
「もう、この時代に一個ずつ装填しないといけないなんて!」
ゲーム内での性能
「…さーて、誰から吹っ飛ばされたいのかな?」
レアリティ | SR |
---|---|
クラス | 防御型 |
コード | 鉄甲 |
武器 | ロケットランチャー |
バースト段階 | Ⅱ |
パラメータ
HP | 307,885(Lv.160) |
---|---|
攻撃 | 8,666(Lv.160) |
防御 | 2,497(Lv.160) |
保有スキル
1 | フォーメーションD.H | ■40回撃たれた時、自分に「防御力120%▲」「10秒間維持」 |
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2 | バーティカルミサイル | ■自分と自分を除く攻撃力が最も高い味方2機に「防御力80%▲」「5秒間維持」/「被撃ダメージ分配」「10秒間維持」 |
バースト | ピンポイントミサイル | ■攻撃範囲内の敵に「攻撃力の156.73%のダメージ」「防御力32%▼」「5秒間維持」 |
※効果量はいずれもLv.10時のもの
レア度は中間のSRだが、その実本作のレア度詐欺キャラの片割れ。
防御型らしくスキルは防御力を上げる効果が目立ち、中でもスキル1の「フォーメーションD.H」は条件付きとはいえ自身の防御力を2倍以上も向上させる。
特に多勢を相手にした時やPVPコンテンツのアリーナでは予想外の粘りを見せることも。スキル2の「バーティカルミサイル」も落とされると困る火力役の耐久を堅実に支えてくれる。
バーストスキル「ピンポイントミサイル」は命中した敵に対して防御力低下のデバフを与え、間接的に部隊全体の火力も向上させることもできる。
このあたりSSRキャラのノベルと似通っているが、効果量では大きく水をあけられているもののバフをスタックしきらないと効果を発揮しない上対象を選べないあちらに比べ、任意で標的を狙え、命中させれば即発動する手軽さで優る。
そして彼女最大の強みが自身が愚痴をこぼしているロケットランチャー(見た目はグレネードランチャーだが……)。
本作は武器種毎にバーストゲージの溜まりやすさに差があり、彼女の得物は武器内で最もバーストゲージが溜めやすい『個別装填式RL』に分類されているのである。
他に該当するのはセンチ、ノイズと現状かなり限られており、一刻も早くバーストゲージを貯めたい状況でとても有用。
SRキャラの宿命として他のSSRキャラと比べて数値自体が見劣りしてしまうというネックはあるが、簡単にレベル上限を解放できるので面談での好感度の上限も引き上げやすく、ステータスを底上げしやすい。
距離を選ばない武器性能も合わせ、状況、編成を選ばず能力を発揮する高い汎用性があり、編成に悩んだらとりあえず入れておけば活躍してくれるいぶし銀なキャラと言えるだろう。
勝利の女神:NIKKEすいーとえんかうんと
週刊コロコロコミック(コロコロオンライン)にて連載している公式スピンオフ作品では、メイドカフェの常連客である上にヘルプとしてメイドカフェのスタッフとして頻繁に登場している為、いつの間にかレギュラーキャラ扱いとなっている。また、作中内では貴重なツッコミ要員である。
関連人物
ムードメーカー的な役割を担っているからか、他キャラとの絡みが明らかに多い。
部隊を預かる新米上司。
当初こそ士官学校を出たてのひよっこと軽んじていたが、共に激戦をくぐり抜けていくうちにその篤実さに触れ、好意を口走ってしまうほどに懐くようになった。
「指揮官様」と恭しく呼ぶが、全体的に気安く、勝手に部屋のシャワーを借りたり自分用の炭酸水を指揮官室の冷蔵庫に常備して飲んだりとまったく遠慮がない。
まぁ指揮官が許容しているせいもあるが。
なお、最初は「信じる癖をつけろって?」の台詞を真正面から言う程であったが、好感度を10以上まで上げると心境が変化して「他の人間はさておき、指揮官様だけは信じてる」と言ってくれるようになる。
後述の「アニス:スパークリングサマー」では、指揮官に対して明確に好意を示している。
隊員メンバー。
指揮官が着任する以前からの付き合いであり、不愛想な彼女が人並みに言葉を交わす数少ない存在がアニスである。
とはいえ、そうした間柄に持っていくまでには(主にアニス側が)多大な労力を費やしたようだ。
新たに加わった隊員メンバー。
火力まっしぐらな姿勢には共感しておらず、呆れた表情を見せていることが多い。
ただ、感性自体は年頃の女の子として通じる部分があるようで、非作戦時などの余裕があるタイミングでは一緒になってはしゃいでいることもしばしば。
いけ好かない最強部隊のリーダー。
実力で見れば大きな開きがあるはずなのだが、それを歯牙にもかけず相手の売り言葉を倍返しにする勢いでおちょくっている。
特に後述の必殺技は効果抜群だった。
人見知りの激しい最強部隊の最強メンバー。
ウンファに張り合える口喧嘩の才に憧れて弟子入りした彼女に必殺技を伝授した。
なにかと口うるさいおばあちゃんニケ。
彼女に極めてズボラな生活態度を指摘されひと悶着起こすこととなる。
精神面でも相性はよくない…
人の好さが隠しきれていないヴィラン。
「疑心暗鬼な性格!破綻した道徳心!虚無主義者!努力しない怠惰!まさしく天性のヴィランの素質がある!」とこの上なく的確な評価を下して彼女をヴィランの道に誘おうとした。「あなたケンカ売ってんの!?」
もし会えたらサインが欲しい大物シンガー。
直接関係があるわけではないが、彼女の個別エピソードの顛末の原因は九割九分九厘アニスのせいである。