曖昧さ回避
- NECが1996年に発売した、NTTドコモキャリアの携帯電話。デジタル・ムーバN102。
- にゃんこ大戦争に登場するユニット。古びたタマゴ:N102又は青いタマゴ:N102。
- 勝利の女神:NIKKEに登場するヒューマノイド。
当記事では3について解説する。
「ふわああ~ちょうちょだ!…ちょうちょって何だっけ?」
概要
制作会社 | ミシリス・インダストリー |
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所属部隊 | リコール&リリーズ |
武器名 | メイフライ |
一人称 | 私 |
指揮官の呼び方 | 先生 |
声優 | 佐藤聡美 |
見た目はまだ幼さすら感じられる少女だが、彼女も過去に人体改造を施されたニケの一人である。灰色の服に身を包んでおり、フードに付いている猫耳は時折本物のように動く。呼び名はエヌ。
所属するリコール&リリーズとはニケの記憶制御を研究の旨とする部隊であり、さる事情と実験の一環で、エヌは被験者として毎日記憶を消去されている。肌身離さず持ち歩いている手帳はいわゆる忘備録で、その書き込みに従って彼女は1日を過ごすが、件の実験により研究員が捏造した情報が記されているケースも少なからず存在する模様である。
記憶の喪失のためか言動の端々に不安と虚ろさを覗かせるものの、そのような境遇にあっても他者のことを思いやれる心優しく明るい少女である。彼女との親密度を上げることで閲覧可能になる個別エピソードでは、そんなエヌに消えない記憶を作ろうと指揮官が奮闘する様子が描かれている。
ゲーム内での性能
レアリティ | SR |
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クラス | 支援型 |
コード | 水冷 |
武器 | ロケットランチャー |
バースト段階 | I |
最初期から存在するSRユニットの一つだが、ボス戦やキャンペーンへの適性が高いスキルが揃っていることもあり、並のSSRと比肩する位にプレイヤー評価は高い。
支援型らしく、スキルはすべて仲間へのバフである。メンバー全員の攻撃力を増強するバーストスキルの他、第一、第二スキルはそれぞれ装弾数とクリティカルダメージ、チャージダメージへのバフで、味方の攻撃力を参照して最も高火力の味方一体へ効果が及ぼされる。最大限に能力を活かすのであればメンバー間の火力を調整し、チャージ型ニケが火力トップとなるようにすると良い。
ミラクルフェアリー
「奇跡が起きたみたいです」
ルピーとエヌを軸に展開する、2022年のクリスマスイベント『MIRACLE SNOW』に合わせて実装されたコスチューム。ルピーからの贈り物で、所々にオオルリアゲハを思わせる青い蝶があしらわれている他、こちらにも猫耳が仕込まれている。
MIRACLE SNOWあらすじ
15年振りに2週間限定で行われることとなった人工降雪イベント。それと時期を同じくして、エヌの記憶を制御するナノマシンNIMPHに原因不明のトラブルが発生し、記憶消去が行われなくなる。
記憶にまつわる不安が解消されたのか、普段よりも言動が積極的になったエヌは「今年のクリスマスはみんな幸せになってほしい」という願いのもと、人助けのため指揮官と共に遊園地を巡る。
ある量産型ニケの思い出の品を回収しに地上へ出向いた後、今度はエヌ自身の願いである母親との再会を叶えるべく、指揮官とルピーは彼女の母親を巡りアークを奔走するが……
ゲーム内での性能
レアリティ | SSR |
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クラス | 支援型 |
コード | 風圧 |
武器 | ロケットランチャー |
バースト段階 | II |
通常のエヌとは別のユニットとして扱われており、双方を連れて戦闘する事も可能。
通常攻撃の仕様は大きく変わらないがスキル構成が一新されている。スキル1は味方の支援型を回復し、スキル2は味方の回復量を上昇させつつ敵に回復量ダウンのデバフをかけ、バーストスキルは味方の火力型を回復、蘇生&火力アップという構成。
短期決戦では活躍させやすいが、バーストスキルのクールタイムが60秒と長くバーストのサイクルが滞るため、長期戦には不向き。
勝利の女神:NIKKEすいーとえんかうんと
コロコロオンラインにて連載している公式スピンオフ作品では主人公に抜擢。今作では何らかの事情で帰る場所が無いらしく、ココアに拾われる形で住み込みを条件にメイド・フォー・ユーで働くことに。
本編ではNIMPHで一日ごとに記憶を消去されていたが、こちらではそれが行われていない様子。
しかしながら記憶消去対策として持ち歩いていた手帳は、今でも肌身離さず持ち歩き、随時更新中である。
余談
エヌの個別エピソードに登場する担当研究員のメッセンジャーネーム『9s2ba2』は、本作とのコラボも果たしたNieR:Automata主要人物のパロディと思われる。
デザインやキャラ造形に昆虫と紐付けられている例が幾つか見受けられる。青い蝶や、所持武器メイフライの名前の由来が儚い生き物の代名詞のように扱われるカゲロウである事の他、ミラクルフェアリーで周辺を飛び回るドローンのモチーフは人の手を離れては生きられない昆虫のカイコガではないかとプレイヤーの間で考察された。
上記ドローンの名のムネモシュネとはギリシャ神話の記憶を司る女神として知られる。
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MIRACLE SNOW後半ネタバレ
エヌの製造元CEOシュエンから送られた個人情報により、母親アンジェリーナは程なく見つかるが、エヌの姿を見た途端彼女は踵を返し、街中に消えてしまう。
指揮官はエクシアの手を借り、グレーな手段を交えつつも母親の足取りを突き止める。データ上彼女は無職のはずだが、目の前のアンジェリーナは複数のパートの掛け持ちで、くたびれ切っていた。
娘の事情を聞いたアンジェリーナの口から、エヌが何故記憶消去を繰り返しているのかが語られる。かつて人間だった頃、エヌは過度に高い記憶力のため脳への過負荷が絶え間なく続いている状態だった。このままでは遠からず訪れる死を回避するため、彼女は娘をニケにする道を選ぶ。
ミシリスの処置によりエヌは死の淵から逃れたが、脳の異常が再発したため、定期的な記憶のリセットを行うようになる。それによりアンジェリーナは娘にどれだけ情を注いでも毎朝初対面のように振る舞われることに心を砕かれ、やがて母として振る舞うことを諦めてしまう。娘に合わせる顔を無くした彼女は激務に身を投じ、自らを忙殺していた。
パートを掛け持ちする理由はもう一つあり「ミシリスから多額の記憶の消去代」を請求されていた為。しかしミシリスの社長であるシュエンは把握しておらず調査した結果ミシリスの幹部が勝手に請求していたことが判明。シュエンはその幹部を処分することを約束、また記憶の消去代をミシリスから請求することは元々なく今後もないことを言及している。
人工降雪の最終日。ルピーからの説得に絆され、アンジェリーナはエヌとの再会を決意し、久方振りの親子の時間を過ごした。
しかし雪が止むと、それに伴いNIMPHは機能を回復。エヌはいつものエヌに立ち戻ってしまう。
それでもエヌは白雪に彩られた短い日々と母の記憶を失う事はなかった。シュエンによれば、雪が降っていた2週間の記憶とNIMPHが一体化し、毎日の記憶消去を経ても残り続ける記憶になったとのことである。シュエンのニケに関するノウハウを以ってしても、その原理は不明だった。
その後もアンジェリーナやルピーとの関係は続いてるらしく一年後に開催された温泉旅館イベントでは三人で温泉旅館に訪れている。