概要
ノース・ウェスタン鉄道は、イギリスの架空の島であるソドー島に施設された線路幅1435mm(標準軌)の架空の鉄道である。
通称は、『ソドー鉄道』である。
汽車のえほんとそれを原作とするきかんしゃトーマスの舞台となる鉄道の一つであるが、媒体によって設定に違いがあるので、媒体別に解説を行う。
汽車のえほんでのノース・ウェスタン鉄道
歴史
誕生経緯
ソドー島には元々、ソドー・アンド・メインランド鉄道・ティッドマス・ナップフォード・アンド・エルスブリッジ軽便鉄道・ウェルズワーズ・アンド・サドリー鉄道の3つの線路幅1435mm(標準軌)の鉄道が存在した。
1912年、ティッドマス・ナップフォード・アンド・エルスブリッジ軽便鉄道とウェルズワーズ・アンド・サドリー鉄道が合併し、ティッドマス・ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道となる。
1914年、ティッドマス・ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道とソドー・アンド・メインランド鉄道が合併し、現在のノース・ウェスタン鉄道として誕生することとなった。
国鉄編入
当初、ノース・ウェスタン鉄道は私鉄だったのだが、原作第6巻と原作第7巻の間で国有化されました(原作第3巻には『この私有鉄道はこの本から国有となります』と書いてあるが、この時点ではまだ私有鉄道のままである)。
しかし、国有化されたものの、運営はノース・ウェスタン鉄道独自で行えるようで、イギリス国鉄が蒸気機関車を全廃したにもかかわらず、蒸気機関車を運用し続けていたことが、何よりの証拠である。
歴代重役・局長
初代 トップハム・ハット卿
所有路線
1914年時点では、合併した鉄道が持っていた『本線』・『ファーカー線』・『ブレンダム線』・『ノランビー線』・『カーク・ローナン線』の5本の路線から構成されていた。
1916年、ノース・ウェスタン鉄道始まって以来初の新規路線、『アールズバーグ線』が開通しました。
1923年、ノース・ウェスタン鉄道で2番目の新規路線、『ピール・ゴッドレッド線』が開通しました。
1947年、交通量の減少から『アールズバーグ線』の閉鎖の申請をするが許可されず、最低限の運用を続ける事とした事実上の廃止状態になった。
1966年、アールズバーグ港の再開発により『アールズバーグ線』の本格的な運用を再開する。
所有機関車
本線
ファーカー線
ブレンダム線
アールズバーグ線
ピール・ゴッドレッド線
元所属・貸出の機関車
本線
ファーカー線
所属客車
本線
- 救援客車
- お召し列車に使用された客車
ファーカー線
アールズバーグ線
所属貨車
本線
ファーカー線
アールズバーグ線
きかんしゃトーマスでのノース・ウェスタン鉄道
きかんしゃトーマスでは、原作の汽車のえほんに準拠している点も多いが、変更点も多い。
局長の違い
汽車のえほんでは、時間軸が進むのだが、きかんしゃトーマスでは時間軸が止まっているようで、局長はバートラム・トップハム・ハット卿のみしかいない設定となっている。
所有路線の違い
上述した『本線』・『ファーカー線』・『ブレンダム線』・『ノランビー線』・『カーク・ローナン線』・『アールズバーグ線』・『ピール・ゴッドレッド線』は存在している。
しかし、オリジナルの路線で、『ウルフステッド線』・『トビーの支線』・『ステップニーの支線』・『ループ線』・『キルデイン線』・『クワーリー線』・『ミスティー・バレー線』・『ブラック・ロッホ線』・『ハーウィック線』が追加されている。
所有車両の違い
基本的に原作のキャラクターも登場する。が原作後期のキャラクターは登場しない傾向が多い。
登場しない車両としては、
機関車だと、『ベアー』・『ピップ』・『エマ』・『ピール・ゴッドレッド線の電気機関車』・『工場のディーゼル』が、
客車だと、『イザベル』・『ダルシー』・『アリス』・『ミラベル』・『ビクトリア』が、
貨車だと、『N.C.B.』・『フレッド・ペレイ』・『リキティー』・『U.L.P.』・『エルシー』が
挙げられる。
逆に、原作ではいなかったオリジナルキャラクターや原作では所属が違う車両が所属していることになっている。