概要
パーシーは『汽車のえほん』とそれをベースとした映像作品の『きかんしゃトーマス』に登場する蒸気機関車のキャラクターである。
日本版の視聴者は、声優とキャラクターの可愛さが相まって、パーシーは女の子と勘違いする人も多いが、彼は、れっきとした男性である。
タグとしては、パーシー(きかんしゃトーマス)が既に使われているが、本来は汽車のえほんが原作のためこちらの記事に解説を掲載する。
『汽車のえほん』と『きかんしゃトーマス』では設定が異なるため、媒体別に解説を行う。
汽車のえほんにおいてのパーシー
データ
所属鉄道 | 機関車工場 → ノース・ウェスタン鉄道 |
---|---|
製造年 | 1900年 |
来島年 | 1925年 |
性別 | 男性 |
ベースカラー | 黄緑色 |
番号 | なし→6 |
モデル | グレート・ウェスタン鉄道のエーヴォンサイド・0-4-0ST |
初登場 | 第5巻やっかいな機関車 |
概要
汽車のえほんの第5巻『やっかいな機関車』より初登場した小型タンク式蒸気機関車。
1900年に生まれ、1925年に来島したとされる。
1900年、エイボンサイド機関車工場と建造されたと思われる。1925年に改造が行われた際、ハンスレット機関車工場の部品が混ざっていたため、後部に石炭入れがついた今の姿になったと言われている。
その後、改造を受けた工場で売られ、ノース・ウェスタン鉄道でストライキが発生し、その解消のために購入され、1925年に来島した。
性格・特徴
性格は、やや生意気で悪戯好きである。そういったところはトーマスに似ている。(このような行為はいわゆる兄弟同士及び親子同士だと思われる。)努力家であり、洪水の中諦めずに最後まで走り切るなど勇敢な面も多い。
ファーカー線の同僚たちと仲が良い。ただ、時にトーマスと喧嘩になったこともあったが、仲直りしている。
車体が小さい故に貨車に馬鹿にされたり、イタズラされて事故になるケースもある。
ドナルドとダグラスを助ける手立てをエドワードに相談した時、代表を送ることを教えられたが、『代表』を間違えて『だいしょう』と言い間違えて他の機関車に伝えてしまったことがある。
実は、イギリス本土の機関車達と交流があり、ジンティーとパグといった機関車と友達だったりと意外と交流が広い。
運用
当初は、ティッドマス駅の入れ替え業務を担当していましたが、ファーカー線の港建設担当が必要になった事と、ティッドマス駅の入れ替え業務の増加によるパーシーの限界が来たため、ファーカー線を担当することになる。
現在もファーカー線の運用についており、旅客・貨物・郵便運用に就いているのが確認できる。
イレギュラーな例としては、以下が挙げられる。
- 汽車のえほんの機関車達が本当にいることを伝えるために、ロンドンの会場で展示されるメンバーの一員として参加。
きかんしゃトーマスにおいてのパーシー
データ
所属鉄道 | 機関車工場 → ノース・ウェスタン鉄道 |
---|---|
所属鉄道 | グレート・ウェスタン鉄道の機関車工場 → ノース・ウェスタン鉄道 |
性別 | 男性 |
ベースカラー | 黄緑色 |
製造年 | 1900年 |
来島年 | 1925年 |
番号 | 6 |
日本版声優 | 中島千里→神代知衣 |
モデル | グレート・ウェスタン鉄道のエーヴォンサイド・0-4-0ST |
初登場 | きかんこのもめごと |
概要
きかんしゃトーマスにおいても登場キャラクターの1台として登場している。
性格は、やや生意気で悪戯好きだったが、いつの間にか、天然ボケで分からない言葉が多いため、他の機関車などに聞くと言ったキャラクターになっていった。(だが、長編第1作では、魔法の線路と車止めの秘密を1人で見抜くほどの天才キャラとして描かれている)。
汽車のえほんとの違い
きかんしゃトーマスにおいての変更点は以下の通りとなっている。
- 実機寄りの鞍型になった原作26巻以降に対し、それ以前の円形のタンクのままになっている。
- 前述した通り、天然ボケで分からない言葉が多いため、他の機関車などに聞くと言った性格になっていった。
- 命令された内容がぐちゃぐちゃになって、間違った情報を伝えることがある。
- 最近、ファーカー線で働いているか怪しい。
2次創作について
海外では、trainzを使った動画が多く制作されている。
それに使われるモデルは、きかんしゃトーマスベースのモデルやグレート・ウェスタン鉄道No. 1340 『トロージャン』ベースの姿をしたモデルなどがあったりする。
余談
パーシーの最初の吹き替え声優であった中島千里氏は、彼のおかげで有名になったらしい。
関連タグ
ファーカー線での同僚
コーヒーポット トーマス パーシー トビー デイジー メイビス
ファーカー線周辺の乗り物