ピール・ゴッドレッド線
ぴーるごっどれっどせん
ピール・ゴッドレッド線は『汽車のえほん』とそれをベースとした映像作品の『きかんしゃトーマス』に登場するノース・ウェスタン鉄道の支線である。
汽車のえほんにおいてのピール・ゴッドレッド線
ノース・ウェスタン鉄道の支線の一つで、ノース・ウェスタン鉄道の新規路線としては2番目に当たります。
またノース・ウェスタン鉄道では珍しい架線による電化が行われた路線でもある。
時は1853年、ソドー・アンド・メインランド鉄道はキルデインからピール・ゴッドレッドの区間に路線を敷設する許可を取っていました。
しかし、ソドー・アンド・メインランド鉄道の経営状況が年々悪くなっていったため、その当時は路線の工事を中止しました。
ちなみにこの影響で誕生したのがミッド・ソドー鉄道である。
時は進んで1923年、ブリティッシュ・アルミニウム社の子会社としてピール・ゴッドレッド発電会社が誕生するとピール・ゴッドレッドの町から1マイル北に水力発電用のダムを建設し始めます。ダムの建設には大きな機器をダムの建設地まで運ぶ必要がありましたが、その当時近くを通っていたミッド・ソドー鉄道は小さな規格の鉄道のため、大きな機器の輸送は不向きでした。そこでノース・ウェスタン鉄道とピール・ゴッドレッド発電会社が半分づつ資金を出し、ピール・ゴッドレッド線を敷設したのです。路線は1923年頃に開通したとされています。
ちなみにピール・ゴッドレッド線の開通により、ミッド・ソドー鉄道の交通量は減少させる結果を作り、ミッド・ソドー鉄道の廃線の遠因となった(その点を考慮すると、ノース・ウェスタン鉄道のアールズバーグ線が廃線になった遠因にもなっているとも言えるので、同じ鉄道でシェア争いが起きていたとも言える)。
輸送状況
ピール・ゴッドレッド線では、1日に8本の列車が運行され、内4本は電気機関車によってキルデイン駅からピール・ゴッドレッド駅を結び、残りの4本は蒸気機関車が本線のクロンク駅からピール・ゴッドレッド駅を直通で結んでいる。
旅客・貨物別は以下の通りとなっている。
路線
きかんしゃトーマスでのピール・ゴッドレッド線
路線の違い
原作では、電化された路線と言う設定だが、こちらでは非電化路線となっている。また存在しない駅がいくつか追加されている上、路線数も1本から2本に追加されている。