概要
ブレンダム線は『汽車のえほん』とそれをベースとした映像作品の『きかんしゃトーマス』に登場するノース・ウェスタン鉄道の路線の一つで単線の支線である。作中では【エドワードの支線】と呼ばれている。
駅・スポット
※1はTV版オリジナルスポット。シーズン毎に位置が異なる事もある。
※2はTV版と原作で位置が異なるスポット。
ウェルスワーズ駅
ブレンダム線の始発駅。本線と接続しており、少し先にある分岐点(後述)から支線と分かれている。原作・TV版共に【エドワードの駅】と呼ばれることがある。
ウェルスワーズ踏切/サドリー分岐点
ウェルスワーズ駅の少し先にある踏切と分岐点。第5シーズン以降は踏切のみ登場していたが、第21シーズンで分岐点が復活した。また、CG版ではシーズン毎に分岐点の形状が異なる。
クロックス・スクラップ置き場
エドワードがトレバーを発見したスクラップ置き場。CG版ではクレーンのレッジがここで働いている。
干し草農場 ※2
作業員が干し草を集めるフィールド。パーシーがここで干し草を受け取り、ティドマス駅でトビーに受け渡し、彼がそれを山奥の農場まで引っ張っていき、家畜の餌にする。
原作ではトーマスの支線に位置するが、TV版ではナップフォード港がブレンダムで代用された為、位置が変更された。また、第5シーズン以降は別の場所にある干し草農場も登場している。
サドリー駅
ソドー島の首都、サドリーに位置する駅。原作・TV版共に出番が少なく、TV版ではどの駅がサドリーであるのかは明言されていない。(但し、第7シーズンや第8シーズンで近くに位置すると思われる駅がいくつか登場した。)
サドリー城
古いお城の跡地。第2シーズンではウェルスワーズ駅の近くに位置するが、第7シーズンではサドリー近くに位置する。
ロアー・サドリー駅 ※1
サドリーから少し離れた所にある小さな駅。原作では登場しておらず、TV版のオリジナル・スポット。
ソドー動物園 ※1
ソドー島の動物園。第14シーズンからは定期的に登場しており、第24シーズンからはニアがここで働くようになった。CG版にのみ登場。
池のあるトンネル ※1
お城の形をしたトンネル。登場したのは第3・7シーズンだけだったが、第19シーズンからCG版で復活した。
海岸の村 ※1
第3シーズンにのみ登場する海辺の村。コンセプト・アートではロアー・サドリーとアッパー・ブレンダムの間に位置するとされていたが、実際のエピソードではそのような描写は一切ない為、場所が変更された可能性もある。
サドリー丘 ※1
アッパー・ブレンダム駅までの道のりにある急な丘。第2シーズン『おいかけるバーティー』では、この丘を登るエドワードと客車達が息を切らしていた。しかし、道路の方は緩やかであり、そのおかげでバーティーはエドワードに追いつく事ができた。
アッパー・ブレンダム駅 ※1
ブレンダムから少しはなれた場所にある駅。原作には登場しておらず、TV版オリジナル・スポットである。第2・3シーズンにのみ登場。
三層橋 ※1
ブレンダム港付近にある小さな鉄橋。第11シーズンからは同じ形をした別の鉄橋が登場した。(下が森や道路になっている。)
ブレンダム運河 ※1
ブレンダム港まで繋がる長い運河。第8シーズン『ジェームスのあたらしいとそう』では、ジェームスがここで水面に反射する自分の姿に見惚れていた。
ブレンダム駅・貨物駅
ブレンダム港に位置する大きな駅。第2シーズン『しせんをはしったゴードン』ではゴードンが誤ってここに入って来てしまった。
ブレンダムの港
支線の終点にある大きな港。TV版第5シーズンからはクレーンのクランキーがここで働いている。
陶土の採掘場/クレイ・ピッツ
ビルとベン(TV版ではデリックも所属)が働く陶土の採掘場。第3シーズンからは隣に新しい採掘場が作られたが、同シーズンのエピソード『やったねビルとベン』にて土砂崩れが起き、設備が崩壊した為、第5シーズン以降は古い採掘場が再び使用されている。
汽車のえほんにおいてのブレンダム線
『汽車のえほん』と『きかんしゃトーマス』では設定が異なるため、媒体別に解説を行う。
ノース・ウェスタン鉄道の支線の一つである。
作中では「エドワードの支線」と呼ばれている。
線路や橋の強度が弱いため、ヘンリーやゴードンのような重い機関車は走らせないようにしているが、一度間違えてゴードンが入線したことがあった。
路線自体は、1870年に開業したウェルズワース・アンド・サドリー鉄道のウェルズワース駅からブレンダム駅の区間を使用している。
輸送状況
ブレンダム線での輸送は以下の通りとなっている。
旅客
旅客に関しては、ウェルズワース駅からブレンダム駅で運転されるが、8時から10時の間と17時から19時の間の時間の列車の中には本線を利用してティッドマス駅を経由する運用もある。
貨物
貨物に関しては、陶土、廃材が輸送される。
運用車両
現在の運用車両
非定期の運用車両
・ドナルド → 通常はアールズバーグ線の運用を担当。ブレンダム線以外にも本線の運用にも使用されている。
・ダグラス → 通常はアールズバーグ線の運用を担当。ブレンダム線以外にも本線の運用にも使用されている。
過去の運用車両
・ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道のタンク機関車 → ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道で使用するために車軸配置0-6-0の4両の機関車が所属していた。ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道がノース・ウェスタン鉄道となった1914年時点ではまだ運用に就いていたが、それ以降の情報は不明とされている。
その他
・ビル → ソドー陶土会社所属のタンク式蒸気機関車でブレンダム港でブレンダム線を走る機関車に陶土を積んだ貨車を受け渡している。
・ベン → ソドー陶土会社所属のタンク式蒸気機関車でブレンダム港でブレンダム線を走る機関車に陶土を積んだ貨車を受け渡している。
・トーマス → ファーカー線所属だが、ファーカー線に架かる橋の修理時に路線に重量制限が設けられてトーマスがその制限に引っかかり、橋の修理が終わるまでブレンダム線で運用していた期間があった。
・ダック → 現在はアールズバーグ線所属だが、本線に所属していた頃、ディーゼルの虚偽のせいで信用を失ったため、信用を回復するまでエドワードの手伝いをしていたという記述があったり、ビルとベンに悪戯されたことがあると話す下りがあるため、ブレンダム線の運用に就いていたと思われる。
きかんしゃトーマスでのブレンダム線
概要
原作を準拠している点もあるがオリジナルの設定が加わっている。
路線の違い
原作には存在しない駅がいくつか追加されている上、路線数も1本から2本に追加されている。
運用車両の違い
運用車両の違いとしては以下のとおりである。
原作では本来重いヘンリーやゴードンは線路や橋の強度が弱いブレンダム線やファーカー線を走らせないようにしていたが、きかんしゃトーマスではその設定は消えてしまい、重い機関車も普通に走る姿が確認できる。また、デリックやソルティー、ポーターなどのオリジナルキャラクターも運用を担当している。
関連タグ
ノース・ウェスタン鉄道の路線