ゴードン(汽車のえほん)
ごーどん
ゴードンは『汽車のえほん』とそれをベースとした映像作品の『きかんしゃトーマス』に登場する蒸気機関車のキャラクターで、花形機関車でもある。
タグとしては、ゴードン(きかんしゃトーマス)が既に使われているが、本来は汽車のえほんが原作のためこちらの記事に解説を掲載する。
汽車のえほんにおいてのゴードン
データ
所属鉄道 | ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道 → ノース・ウェスタン鉄道 |
---|---|
製造年 | 1922年 |
来島年 | 1923年 |
性別 | 男性 |
ベースカラー | 緑色(ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道)→青色 |
番号 | 無し→4 |
モデル | ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道クラスA1/A3 |
初登場 | 第1巻3だいの機関車 |
概要
汽車のえほんの第1巻『3だいの機関車』より初登場した大型テンダー式蒸気機関車。
1922年に生まれ、1923年に来島したとされる。
ゴードンは1922年にロンドン・北東鉄道(LNER)の前身にあたる大北部鉄道(GNR)が、クラスA1の試作機クラスA0(現実には図面だけ引かれたが製造されなかった幻の機関車)として製造された。
当初はロンドンにあるキングス・クロス駅を中心に働いていた(このことでロンドンの(代表的な)駅はキングス・クロス駅だと主張している)が、試作機故に不完全な箇所が多く、試験走行のみ行われたという。このため、試験終了後の1923年に予備のボイラー付きで、ノース・ウェスタン鉄道に売却されたことで来島した経歴がある(量産機にあたる兄弟たちはクラスA1の問題を解決すべく、のちにクラスA3に改造された)。
急行列車の牽引中に安全弁が破損して故障したのち、クルー市で修理を受けた際、3シリンダーから太っちょの局長が設計した2シリンダーに改造されたほか、炭水車も小型のものへと交換されたことで、原型とは大きく異なる姿となっている。
2011年ピップとエマが急行担当を引き継ぐ形で急行運用から引退した。
フライング・スコッツマンは弟にあたる。
性格・特徴
性格は、威張りんぼうで、他の機関車を見下すこともある。
急行列車を担当するのが自慢なのだが、貨車を引くのは嫌がる。
安全弁が壊れたり、汽笛が鳴りやまなくなった時の事は、誰にでもある失敗と言って、脱線したことがないことを自慢していたが、その後すぐに脱線している。
イギリスの蒸気機関車が消えていき、兄弟達も廃車されたことを知った時は、かなり大きなショックを受けていた。また、そのショックから立ち直らせるために、太っちょの局長がフライング・スコッツマンを連れてきて、兄弟との再会を大変喜んでいた。
きかんしゃトーマスにおいてのゴードン
データ
所属鉄道 | ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道 → ノース・ウェスタン鉄道 |
---|---|
性別 | 男性 |
ベースカラー | 水色 |
製造年 | 1922年 |
来島年 | 1923年 |
番号 | 4 |
日本版声優 | 内海賢二(第1-8シリーズ)→三宅健太(第9-24シリーズ)→武内駿輔(25シリーズ-)、田中完(トーマスのヒミツ旅) |
モデル | ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道クラスA1/A3 |
初登場 | トーマスとゴードン |
概要
きかんしゃトーマスにおいても登場キャラクターの1台として登場している。
性格は、原作と同じ威張りんぼうである一方、いざという時にはなんだかんだと悪態を吐きながらも乗客は当然のこと共に働く機関車を思いやる義理人情に厚い場面も描かれたり、トップハム・ハット卿に説教された時も自分なりに反省を活かそうとするなど、自分の仕事に誇りを持ち、それを後輩貨車たちに教えていく親分肌な面も持つ
汽車のえほんとの違い
きかんしゃトーマスにおいての変更点は以下の通りとなっている。
- 急行を引退していない。
- 兄弟であるフライング・スコッツマンの関係がやや悪い。
- スペンサーが登場して以降は彼と凌ぎを削っている。
2次創作では、威張りんぼうな性格で描かれている。
海外では、trainzを使った動画が多く制作されている。
それに使われるモデルは、きかんしゃトーマスベースのモデルやロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道クラスA1/A3の姿をしたモデルなどがあったりする。