概要
ゴードンのまどとは「きかんしゃトーマス」第5シーズンの第3話、通算第107話である。(英国でも同様である)
第1シリーズの「ゴードンみぞにはまる」以来となる、ゴードンの脱線事故が発生した話である。
あらすじ
ご機嫌斜めで文句ばっかり言っていたゴードンは、トップハム・ハット卿に頼まれ、新しい駅のテストとして、急行を牽いてカーク・ローナン駅に止まった。
しかし、調子が悪くてスピードが出ない上に、到着した際に大きな壁と車止めが立ち塞がっているのを見て、ゴードンの機嫌が悪くなった。
さらに、カーク・ローナン駅から出発した途端に何かが故障したらしく、完全に止まってしまう。
その後、何日か経って工場へ戻ってきたゴードンは、ハット卿と共に新しい駅の正式オープンの出席をする。
しかし、トラブルが起きた!
もうすぐカーク・ローナン駅に到着するのと言うのに、ブレーキトラブルが発生したことで、機関士達はゴードンのブレーキを掛けることが出来なかったのだ!
機関士は蒸気の量を減らしたが、ゴードンのスピードは落ちず、そして…
「お願いだぁーっ!助けてくれぇーっ!」
ゴードンは大勢の人の前で、カーク・ローナン駅の壁に衝突するという大事故を起こしてしまった。
そして、ゴードンは、大事故によって顔に痣が出来たハット卿に「お前が広々とした眺めを希望したのは知っていたが、幾等何でもこれはやり過ぎだな」と咎められた。
その後、再び修理されたゴードンは、ハット卿を乗せて、2回目のオープンに出席するために新しい駅へ向かった。無事に到着したゴードンが見たのは、広々とした眺めを希望していた彼のために作った窓だった。
主な登場キャラクター
この回の主役。ご機嫌斜めになって文句を言ったり、カーク・ローナン駅に止まった際に目の前に大きな壁があった際に、偉い機関車は広々とした風景が似合うと腹を立てた。
その後、ブレーキトラブルによって、ブレーキが掛からなくなり、カーク・ローナン駅の壁に激突するという大事故を起こしてしまった。
文句ばっかり言っているゴードンに対して、「何故いつも文句ばっかり言ってんだ?」と怒りながら発言した。
また、何かか故障して止まったゴードンに対して、「カッカして蒸気を出し過ぎたんだな。ざまぁ~みろ!」という毒舌を言ったことがある。
ゴードンの「だがお前はただのチビ、まるで窓に浮かぶ風船さ!」という文句を聞いた際に、「風船って言ってたけど、お空は空っぽだよ」などと天然発言をしていた。(それに対してジェームスから「お前の頭とおんなじだな!」と返されてしまっている。)
また、ゴードンに大きな機関車はどんなことをするのかということを質問したが、その際に「チビでアホな緑の機関車とは話さないことだ!」と言われてしまっている。
新しい駅の正式オープンの出席をするためにゴードンに乗ったが、ゴードンが起こした大事故に巻き込まれて怪我をしてしまう。
余談
- カーク・ローナン駅が初登場した話である。
- 事故当時、トップハム・ハット卿はゴードンの運転台に便乗しており、目の前で不調が起きて停車できずに事故へ至ったことを知り得ているはずなのだが、ゴードンに対し自身に怪我を負わせたことに対する八当たりとも取れる叱責を行っている。このことは、視聴者からもゴードンが不憫だという意見があがっている。
- 日本国内においても、同様のブレーキが故障した列車が駅舎に衝撃し破壊する事故が1990年代から2000年代前半の間に、のべ2件発生している(1992年:関東鉄道常総線取手駅、2001年:福島交通飯坂線福島駅)。いずれも他社から譲受した経年の車両が引き起こしたもので、原因不明のブレーキ故障がきっかけで暴走し駅舎へ衝撃しており、なぜ急に故障を引き起こしたかという原因は未だ謎のままである。また、2005年には土佐くろしお鉄道宿毛線宿毛駅にて、急病に陥った運転士がブレーキ操作を行えずに列車が暴走し、駅舎に衝撃し破壊する事故が起きている。
- この話の大事故が原因で、ハット卿の顔に痣が出来た他にも、機関士も骨折している。ちなみに事後直後のゴードンの機関室内も映るシーンがあったのだが、都合上カットされている。