ジェームス(汽車のえほん)
じぇーむす
ジェームスは『汽車のえほん』とそれをベースとした映像作品の『きかんしゃトーマス』に登場する蒸気機関車のキャラクターである。
汽車のえほんの旧日本語訳では、ジェームズと書かれていたが、きかんしゃトーマスの日本語訳以降は、汽車のえほんの新日本語訳を含め、ジェームスと表記されている。
タグとしては、ジェームス(きかんしゃトーマス)が既に使われているが、本来は汽車のえほんが原作のためこちらの記事に解説を掲載する。
汽車のえほんにおいてのジェームス
データ
所属鉄道 | ランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道 → ロンドン・ミッドランド・アンド・スコッティッシュ鉄道 → ノース・ウェスタン鉄道 |
---|---|
製造年 | 1912年~1913年 |
来島年 | 1924年 |
性別 | 男性 |
ベースカラー | 黒色→赤色 |
番号 | 不明(ランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道時代)→12620(ロンドン・ミッドランド・アンド・スコッティッシュ鉄道時代)→5 |
モデル | ランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道(Lancashire & Yorkshire)クラス28 |
初登場 | 第2巻機関車トーマス |
概要
汽車のえほんの第2巻『機関車トーマス』より初登場した中型テンダー式蒸気機関車。
1912年~1913年に生まれ、1924年に来島したとされる。
1912年~1913年の間、ジョージ・ヒューズがホーウィッチ工場でランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道クラス27の1台としてジェームスを作った。
1922年にランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道クラス28に再構築され、2年後の1924年にノース・ウェスタン鉄道に購入され来島したという経歴がある。
当初は、メインカラーが黒色で足回りがモデル機と同じ0-6-0だったが、ブレーキが木製のため、貨物列車の牽引中に列車が暴走してブレーキが炎上、曲線区間を曲がり切れず脱線する大事故を起こしてしまい大破。彼の機関士が燃えたブレーキに文句をつけていた。
その事故の後、修理が行われ、塗装を車体全体が赤色で、ドームが金色のものとなり、ブレーキも鉄製の物に換装、ついでに事故の原因の一つでもあったノーズヘビーを防ぐために足回りが2-6-0になって復帰した。
ジェームスは、ディーゼル機関車が嫌いな所謂アンチディーゼル主義だったのだが、ピップとエマ、工場のディーゼルの交流から考えを改め、今ではアンチディーゼル主義をやめている。
きかんしゃトーマスにおいてのジェームス
データ
所属鉄道 | ランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道 → ノース・ウェスタン鉄道 |
---|---|
性別 | 男性 |
ベースカラー | 黒色→赤色 |
製造年 | 1912年~1913年 |
来島年 | 1924年 |
番号 | 5 |
日本版声優 | 森功至(第1-8シリーズ)→江原正士(第9-24シリーズ)→伊東健人(25シリーズ-) |
モデル | ランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道クラス28 |
初登場 | ジェームスのだっせん |
概要
きかんしゃトーマスにおいても登場キャラクターの1台として登場している。
性格は、原作と同じお調子者で、怒りやすい。
塗装に関しては、第1シリーズでは一貫して赤色の塗装だったが、トーマスのはじめて物語では原作と同じ、黒色の塗装がされた設定となっており、矛盾している。
汽車のえほんとの違い
きかんしゃトーマスにおいての変更点は以下の通りとなっている。
- 原作では、屋根まで赤色の塗装がされているが、こちらでは、屋根は黒く塗装されている。
- 2005年7月16日放送のポンキッキーズの放送において、子供たちへの問題に、蜂に刺された時のことを問題に出された時、かなりトラウマになっている事を発言していた。
- 原作設定だと、トーマスより来島した時期が後とされているが、トーマスのはじめて物語では、トーマスよりも来島した時期が早い設定に変更されており、足回りも改造後の2-6-0のままになっている(なお、トーマスのはじめて物語で使用された原作回は、第1シリーズでも映像化されたが、こちらは、やや変更点があるものの忠実に再現されており、きかんしゃトーマス作品内で矛盾を発生させている)。
- 塗装変更される話がかなりある。
余談だがジェームス担当の声優は森功至と江原正士はきかんしゃトーマス魔法の線路を始め他のアニメ作品にも出演している。
2次創作では、お調子者で、怒りやすい性格で描かれている。
海外では、trainzを使った動画が多く制作されている。
それに使われるモデルは、きかんしゃトーマスベースのモデルやランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道クラス28ベースの姿をしたモデルなどがあったりする。