データ
| 英語版題名 | James the Red Engine |
|---|---|
| 日本版旧題名 | 赤い機関車ジェームズ |
| 日本版新題名 | 赤い機関車ジェームス |
| イギリス版初発行 | 1948年 |
| 日本版初発行 | 1973年11月 |
| 原作者 | ウィルバート・オードリー |
| 挿絵担当 | レジナルド・ダルビー |
概要
赤い機関車ジェームスは汽車のえほんの第3巻である。
本巻は、前巻のハプニングから立ち直ったノース・ウェスタン鉄道のジェームスを主人公に数々の失敗から成長していくストーリーを収めた絵本である。
今作からノース・ウェスタン鉄道が国有化されたため、ふとっちょの重役からふとっちょの局長に呼び方が変更されている。
絵師に関しては、本巻からレジナルド・ダルビーの担当になった。
各話の簡単なあらすじと登場キャラクター
以降の項目はネタバレが含まれています。ネタバレが問題ない方のみご閲覧ください。
ジェームスとシルクハット
| 題名 | |
| 英語版題名 | James and the Top Hat |
| 日本版旧題名 | ジェームズとシルクハット |
| 日本版新題名 | ジェームスとシルクハット |
| 登場キャラクター | |
| 主要キャラクター | ジェームス エドワード |
| サブキャラ | ふとっちょの局長 トーマス |
| モブキャラ | 駅長 車掌 お客 客車たち アニー クララベル |
前回の事故の後ジェームスは、赤い塗装と新しいブレーキを貰い得意げになり吹き出した蒸気でふとっちょの局長の帽子を台無しにしてしまう。慌てたジェームスは停車位置を超えたりお婆さんを驚かせたりと失敗が続くのでした。
ジェームスとブーツのかわひも
| 題名 | |
| 英語版題名 | James and the Bootlace |
| 日本版旧題名 | ジェームズとブーツのかわひも |
| 日本版新題名 | ジェームスとブーツのかわひも |
| 登場キャラクター | |
| 主要キャラクター | ジェームス |
| サブキャラ | ふとっちょの局長 客車たち ジェームスの機関士・助手 車掌 お客 |
| モブキャラ |
前回の失敗で局長からひどく叱られたジェームスは客車たちに八つ当たりしてしまいます。ところがそのせいでブレーキのパイプに穴が開きブレーキを緩められなくなってしまいます。
機関士たちは濡らした新聞紙を巻き付けひもで縛って応急処置をするため乗客の紳士の革靴のひもを貰おうとするが断られてしまう。もう列車が動かせないと諦める機関士達にほかの乗客たちは怒って詰め寄るが機関士達は客車に逃げ込んだので乗客たちは紳士に怒りの矛先を変え、紳士は渋々靴紐を渡すのであった。
いたずら貨車
| 題名 | |
| 英語版題名 | Troublesome Trucks |
| 日本版旧題名 | わからずやの貨車 |
| 日本版新題名 | いたずら貨車 |
| 登場キャラクター | |
| 主要キャラクター | ジェームス |
| サブキャラ | ふとっちょの局長 貨車 小さな機関車 エドワード ジェームスの機関士 車掌 |
| モブキャラ | 客車 |
数々の失敗が続いたジェームスは謹慎させられ反省していました。久しぶりに仕事を貰い厄介な貨車たちを運ぶが貨車たちのいたずらで途中何度も立ち往生しながらも何とか丘まで辿り着く。すると貨車たちは連結を切って逃げ出し危うく事故になりかけるが何とか取り押さえる。駅に着くと局長が現れジェームスが大変な仕事をきちんとやり遂げたことを褒めるのでした。
急行をひいたジェームス
| 題名 | |
| 英語版題名 | James and the Express |
| 日本版旧題名 | 急行をひいたジェームズ |
| 日本版新題名 | 急行をひいたジェームス |
| 登場キャラクター | |
| 主要キャラクター | ジェームス ゴードン |
| サブキャラ | 客車 ふとっちょの局長 |
| モブキャラ | ヘンリー お客 貨車 |
ゴードンは未だに靴紐の拳を持ち出してはジェームスをからかい「自分は一度だって道を間違えたことがない」と自惚れ自慢する。
ところが次の日、出発したばかりのゴードンがポイントの切り替え間違いで駅に戻ってきてしまう。ジェームスが代わりに急行を牽き、見事に代わりを務めあげた。それ以来時々ジェームスも急行を牽くようになりゴードンも靴紐の事は言わなくなったのだった。
本巻の映像作品
きかんしゃトーマス版
きかんしゃトーマス第1シリーズの『ジェームスのあやまち』『やっかいなかしゃたち』『ジェームスのうれしいひ』の3話で4話分映像化された。
ジェームスのあやまち
『ジェームスとシルクハット』『ジェームスとブーツのかわひも』の2話の映像作品。
基本的に原作に忠実だが、以下の変更が加えられている。
- 『ジェームスとシルクハット』の冒頭のゴードンとトーマスと比較してのジェームスの説明がカットされている。
- 塗装は事故の時点で赤だったため、塗装変更の件はなかったことになっている。
- 『ジェームスとシルクハット』終盤の荷物を落とすシーンはカットされた。
- 客車の人格が女性から男性に変更
- 『ジェームスとブーツのかわひも』での客車を別のホームに動かすシーンはカットされた。
- 『ジェームスとブーツのかわひも』で文句を言われた車掌たちが逃げたシーンはカットされた。
やっかいなかしゃたち
『いたずら貨車』の映像作品。
基本的に原作に忠実だが、以下の変更が加えられている。
- ジェームスを冷やかす機関車が、小さな機関車からトーマスに変更
- 対向の列車としてエドワードが3両の客車を引いて登場するシーンが、ジェームスの後続列車としてエドワードが貨車を引いて登場するシーンに変更された。
- 駅の構内にやって来たエドワードが引いている列車が、前述した客車から貨車に変更になっている。
ジェームスのうれしいひ
『急行をひいたジェームス』の映像作品。
基本的に原作に忠実だが、以下の変更が加えられている。
- 機関区での並びが左から順に、ゴードン・ヘンリー・ジェームスから、ゴードン・ジェームス・ヘンリーに変更
- ヘンリーの塗装変更がなかったことにされているため、原作で青のヘンリーが緑になっている。
- 客車が歌うシーンがカットされた
動画
関連タグ
| 前作 | 今作 | 次回作 |
|---|---|---|
| 機関車トーマス | 赤い機関車ジェームス | がんばれ機関車トーマス |
