いじめるヤバイ奴
いじめるやばいやつ
あらすじ
このクラスにはいじめがある。
儚げな少女・白咲花をいじめるいじめのリーダー・仲島達也。繰り返されるいじめを、クラスメイトはおろか、担任までも止められないでいた。しかし、そのいじめには恐ろしい真実があった……。
登場人物
主要人物
- 仲島達也
矢場高校1−Bのいじめっ子。しかし実は、白咲にいじめを強要されている不幸な少年。本来は温厚でお人好しな性格で、苛烈で非人道的な行為に胸を痛めているが、いじめが発覚しないよう教師たちの動向を把握し、担任は脅迫し、その上で白咲を満たすよういじめの下準備と過密なスケジュールをこなしており、そのためか目の下にはクマのようなものがある。何度かその状況を打破しようとするも、偶然助かったものの殺されかけ、死の恐怖を味わい、逆らえない。
青山いわく背高いし顔も割と整っている。5巻時点で3人の女子から好意(のようなもの)を抱かれているながら、全く嬉しくない状況にいる。
- 白咲花
矢場高校1−Bのいじめられっ子…のように見えるが、実際はいじめの首謀者。線が細く儚げな美少女で、普段は気弱な態度を装っているが、本性を顕にすると他者に寒気を感じさせる冷酷ながら苛烈な裏の顔を隠している。
アイスピックを隠し持ち、武器や仲島への制裁に用いる。
抜歯や有刺鉄線を素手で躊躇なく手を出すなど異様に痛みへの耐性が強く、仲島のいじめに満足がいかなかった時にはきついお仕置きを行っている。仲島のいじめで見せしめになる事もあるが少なくとも仲島以外からのいじめを受ける気はなく、むしろ歪な形ながら独占欲を彼に抱いている節がある。入学当初はきれいな黒髪だったが、今では真っ白になりところどころはねている。
- 田中浩太
矢場高校1−Bの生徒。正義感が強く、いじめを止めて白咲を助けようと仲島に反発。彼の苛めを糾弾しようと行動するが、加藤がいじめをしている時はその場にいなかったりと仲島からしたら肝心な時に役に立たない半端な善人。新撰組が大好き。
- 加藤雄介
矢場高校1−Bにやってきた転校生。転校前、いじめでクラスメイトを自殺に追い込んだと噂される本物のいじめっ子。背が高く力が強い。転校直後、いじめっ子とバレる前は高身長のイケメンと評されていた。
- 青山紗季
矢場高校1−Bの生徒。仲島のいじめの真実を知っている数少ない一人。
友情や学校に興味がなく、家事能力を磨いて花嫁修行に精を出す恋愛脳。なぜか仲島のことを溺愛しており、彼を苛める白咲に殺意を持っている。しかし、彼女が求めているのは漫画のような刺激的な恋愛の節があり、仲島そのものではなく、騒動の渦中にいることやそんな彼に尽くす自分に酔っている部分が散見される。
巨乳。
- 緑田
矢場高校1−Aの生徒。いじめられていたところを仲島(他のいじめが目立つと白咲をいじめる事が出来なくなるため)に助けられ、それ以降仲島を「私の騎士様」として好意を寄せている。しかし、彼に構ってもらおうと敢えていじめを受けていると偽装するなど、方向性が歪んでいる。明らかに左目が隠れた前髪とアホ毛が特徴的。
生徒会
スクールカーストの上位陣であるが、実は生徒会ぐるみでいじめを行っている。
- 如月
1年にして副会長を務める「奇跡のスーパー王子」。学力、運動神経、容姿など全てにおいて優れており、本人もそれを自覚している。しかし、当人としては優れているが故の憧憬などではなく尊敬や畏怖を求めているが、根は悪人故にまともに得られないとして仲島のいじめを知り、それを暴く事で評価を得ようと画策する。
- 会長(本名不明)
学校のトップにたつ女子生徒。生徒会のいじめに加担している。
- 木戸
眼鏡の男子生徒。頭脳派。
- 岩瀬
男子生徒。水のみならず人が入ったドラム缶を片手で持ち上げるほどの怪力。
- 猫木
リボンと猫のような顔つきが特徴的な女子生徒。語尾に「〜にゃ」がつく。
- ポチ(本名不明)
生徒会のいじめっ子奴隷。
その他
- 阿部
矢場高校1-Bの担任。援助交際をしており、それをネタに仲島に脅されクラスのいじめを黙認するクズ教師。