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概要

アスキーの経営を巡る経営陣による内紛によって退社した元常務が塚本慶一郎(インプレス創業者)、ダービースタリオンシリーズを手掛けた園部博之からの協力を得て設立した。アスキーの多角化経営に不安視した社員の移籍に成功し、競馬雑誌を刊行するなど順調な滑り出しを見せた。1997年にはゲームソフトの開発・制作事業に乗り出すが、ダービースタリオンの発売権の獲得は実現できず、引き続きアスキーから販売された。ゲームメーカーとしてはオリジナルロボットアクションゲーム『雷孥機兵ガイブレイド』、多重人格者に焦点を当てた『マリア 君たちが生まれた理由』など様々な意欲作を生み出している。その後は週刊ファミ通に対抗する形で『週間TV Gamer』を創刊し、1998年には当時はあまり知られていなかったネットワークRPGに関する情報誌『月刊PlayOnline』を創刊した。また、デイリースポーツの協力を得て競馬新聞の創刊まで実行した。しかし、これらの雑誌はいずれも市場に受け入れられず、短期で休刊に追い込まれ、経営不振に陥ってしまう。末期はファミ通文庫に対抗するために、自社レーベルでライトノベルを発売しようとしたが、未遂に終わり、2000年に事業停止、程なくして倒産した。

倒産から2年後にはアスキーがゲーム事業を撤退し、エンターブレインに譲渡されている。エンターブレインとはアスキーからゲーム部門を分離させて設立された所が共通点だが、こちらは現在もブランドとして残っている。

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