概要
アスキーの元常務である小島文隆が、インプレス創業者である塚本慶一郎や、『ダービースタリオン』シリーズを手掛けた薗部博之からの協力を得て1996年7月に設立した。アスキーの社員だった頃の小島は『ログオン』、『ファミ通』などのゲーム雑誌の編集長を務めていたが、経営を巡る経営陣による内紛によって退社した経緯がある(アクセラ設立当時ファミ通編集長だった浜村弘一はアスキー残留を決めた)。元常務であるアスキーの多角化経営に不安視した社員の移籍に成功し、競馬雑誌を刊行するなど順調な滑り出しを見せた。
元々ゲーム雑誌を手掛けることが多かった小島の方針もあり1997年にはゲームソフトの開発・制作事業に乗り出す。しかし、『ダービースタリオン』の発売権の獲得は実現できずに終わり。引き続きアスキーから販売された。ゲームメーカーとしてはオリジナルロボットアクションゲーム『雷弩機兵ガイブレイブ』、多重人格者に焦点を当てた『マリア 君たちが生まれた理由』など様々な意欲作を生み出している。
その後は『週刊ファミ通』に対抗する形で『週刊TV Gamer』を創刊し、1998年には当時はあまり知られていなかったネットワークRPGに関する情報誌『月刊PlayOnline』を創刊した。また、デイリースポーツの協力を得て競馬新聞の創刊まで実行した。
しかし、これらの雑誌はいずれも市場に受け入れられず、短期で休刊に追い込まれ、経営不振に陥ってしまう。
末期はファミ通文庫に対抗する為自社レーベルでライトノベルを発売しようとしたが実現には至らず2000年10月に事業停止、程なくして倒産した。
倒産から2年後にはアスキーがゲーム事業を撤退し、エンターブレインに譲渡されている。エンターブレインとはアスキーからゲーム部門を分離させて設立された所が共通点だが、こちらは現在もブランドとして残っている。アクセラ設立当時に敢えてアスキーに残留した浜村はそのエンターブレインの社長を務めていた。
主な雑誌
主なゲーム
スタースイープ(ゲームボーイやアーケードゲームでも発売された)
ザ・ゲームメーカー 売れ売れ100万本げっとだぜ!(廉価版はサクセスが販売)
タワードリーム2(アスキーからスーパーファミコンで発売されていた作品の続編)
関連タグ
ナムコ -『スタースイープ』のアーケード版を発売。
シュート! -一部のキャラクターが『コンビネーションプロサッカー』にゲスト出演した。