あらすじ
原作ページから引用
勇者とは、【ギフト】と呼ばれる強大な能力を神から授かった存在。
この世に一人だけしか存在せず、命を落とすと他の誰かに力が授けられる。
王国はその力を魔族領への侵略戦争に利用していた。
勇者に選ばれた者が討ち死にし、次の勇者に選ばれたのは、ごく普通の村娘キリエ。
彼女の【ギフト】は、水を沸騰させてお湯に変える、ただそれだけのものだった。
王は彼女に見切りをつけて、次の勇者を出現させるため、野盗のしわざに見せかけて村に焼き討ちをかける。
家族を、友人を殺され、追い詰められたその時、彼女は自分の【ギフト】の恐るべき殺傷能力を知ることとなる。
この世界の人間は、まだ誰も知らなかった。
人体の約60パーセントが水分で出来ていることを。
それを沸騰させた時、何が起こるのかを。
これは、水をお湯にするしか能がない勇者の、復讐の物語。
概要
原作者は「のんB」
とある異世界に「ギフト」と呼ばれる勇者の力に目覚めた村娘が、「湯を沸かすことしか使えない勇者が死ななければ次の勇者が現れない」と言う理不尽な理由で家族や親友を含めた故郷の村の住民達を王国軍に皆殺しにされ、その王国軍に復讐すべく、目覚めた力の隠された使い方で暗殺あり、百合ありの旅をするのである。
登場人物
レジスタンス
主人公のキリエが(利害一致する形で)所属する反王国軍。リターナー武具店の地下にアジトがあり、メンバーの基本的な表向きは店員だったり王国の住人だったりと表と裏の顔を持つ。
本作の主人公。とある小さな村の出身で勇者の力が目覚めるが、その能力が『お湯を沸かす』と言う(本人と王国曰く)くだらない能力で王達から「勇者の力が手放せる術があるから元の日常に戻れ」とのウソで村に帰宅する。