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タイプRの編集履歴2020/04/24 09:47:03 版
編集者:OKB-0
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タイプR(Type R)は、ホンダが製造する自動車に設定されたグレードの一つ。

概要

ノーマル車より性能が上げられたエンジン、専用のホイールや外装部品、動力性能がよく乗り心地が硬いサスペンション等などが特徴の、ある意味「純正チューンドカー」とも言えるものである。

全車がMT車で、性能と無関係な部分では、前後に付けられるホンダのHマークは専用の赤いバッジ、専用色のチャンピオンシップホワイトが設定される。

一方で、オーディオやクーラーが純正で装着されずオプションのモデルがあったり、遮音材が最低限だったりするなど、快適性は… である。

主なモデル

最初にタイプRが設定されたのは、NSX(NA1型)で、1992年のことである。

他に、インテグラ(DC2・DB8・DC5型)や、シビック(EK9・EP3・FD2・FN2・FK2・FK8型)に設定された。

海外ではアコード(CL1・CL7型)にも設定されたが、こちらは日本市場のタイプRよりは幾分快適志向で、日本では同仕様のものは「ユーロR(EURO R)」として発売された。

シビックに限れば、EK9型とFD2型以外はすべて英国製、他は国産である。

タイプRといえば国産ホットモデルの雄とも言えるモデルだったが、シビックの場合は英国製の代のほうが多いことになる。

実績

NSXを除けば、排気量2L以下で価格も現実的なレベル(例えばEK9型シビックは200万そこそこ、DC5型インテグラは260万ほど)でありながら性能が高かったため人気を博した。

特に、モータースポーツの中でも、改造範囲が厳しく制限されたクラスでは、純正状態で高い性能を発揮する本モデルはかなり重宝された。

また、ターボ車のFK2型(シビック)が登場するまでは、全車がNAエンジンだったが、タイプR向けのエンジンはNAエンジンながら出力が高いことでも有名で、これも排気量別でクラス分けが成されるモータースポーツでは有利であった。

  • 一般的にターボ車であれば同じ排気量でも1クラス上で戦う必要がある。

先に述べたとおり(NSX以外は)実はかなりのお買い得車だったものの、FN2型シビックあたりから、性能はともかく従前のモデルより割高となった。英国製なので仕方がないのかもしれない。

余談

  • 赤色のバッジから「赤バッジ」と呼ばれることも。因みにタイプR向けにチューニングされたエンジンのヘッドカバーは赤色なので、搭載エンジンは通称「赤ヘッド」と呼ばれる。
  • タイプRが設定される前のスポーツタイプのトップグレードは「SiR」であった。これも速かったが…
  • 国内外ともに人気なため窃盗被害に遭う率が高く、また若年者の任意保険料も高い傾向にある。
  • シビック タイプRユーロ(FN2)はタイプRに含めるか否か諸説あるが、議論が紛糾するので触れないほうがいいかも知れない。
  • 実際はホンダ以外にもタイプRを名乗る車は結構あったりする。いすゞベレット"GT-R"もよくよく読めばGT- Type Rだったり…

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