第3軌条
だいさんきじょう
電気鉄道における走行用電源の供給方法のひとつ
走行用のレールの傍らに設けられた、集電用の3本目のレール、またはその方式の事。「サードレール」とも呼ばれる。
上図の線路の横にあるものがそれ。
電車の屋根にパンタグラフを設けるスペースが不要になり、掘削するトンネルの断面を小さくできるため、
建設費を抑えるメリットがある。
反面、通常の電車と規格が異なるため、近隣のJRや私鉄の路線と相互乗り入れができない。
…というわけで、近年では、相互乗り入れをするため、地下鉄でもパンタグラフ方式を採用する路線が主流である。
一方、近鉄けいはんな線は自分の車輌のほうを大阪市営地下鉄に合わせて第3軌条方式にした。ちなみに、近鉄けいはんな線は日本の第3軌条鉄道で最速を誇る。(大阪市営地下鉄が70km/hに対して、けいはんな線は95km/hである)
図入りの解説は、こちらも参照されたし。