江葉
こうよう
概要
CV:井上瑤
「娥舎」での銀河のルームメイトである。
頭脳明晰で冷静で美人であるが、無表情である。
「娥舎」では煙管をよく吸っている。官職は「才人(第七夫人)」。後宮軍においては軍師のような役目についた。
特殊な習俗(結婚適齢期を迎えた女子を離れに住まわせ、そこへ通ってきた男と交わる。子が出来た際、通ってきた男が一人ならその男と、通ってきた男が複数いればその中で女子が最も好ましいと思う男と結婚する、というもの。作中では『禽獣にも劣る蛮習』として侮蔑の対象になっている。ちなみに江葉の場合、一度通ってきた男は2度と通ってこなかったらしい。子供も出来なかった為、それで宮女にでもなろうかと思ったとされている)を持った少数民族で閉鎖的な地方出身である。前述の習俗を経験している為、処女ではない。(性描写が極力抑えられたアニメでは全く言及されていないが)
輸入兵器の操作法は一般の素乾国人には理解しがたいが、江葉は短期間に理解できた超人的天才である。
軍事的才能について
原作では後の世の歴史評論家から「理解力の高さはともかく、軍師としての作戦立案能力に関しては所詮、女子供の浅知恵の域を出ておらず、けだし幻影達軍の無能があればこそ、評価される結果に至ったに過ぎない」と酷評されている。(後宮という逃げ場のない場所で門を破壊し、籠城を選んだ為)
もっとも、文中では「籠城策を実行してから、ようやく脱出経路に考えが及ぶ辺りが酷評される根拠であるが、そもそも江葉は兵法を学んだことがない上に、時間的にも精神的にも余裕がなかった。江葉と同じ(戦いに不馴れな女達に銃器の使い方を教えながら戦い、更には生き延びなければならないという)立場であれば、どんな名将軍でも彼女と同じ選択をせざるを得なかっただろう」とフォローが入っており、門を破壊した後は、昔読んだ本の記憶を頼りに秘密の脱出路を探したり(物語上、素乾城や後宮にはそんなものは存在しないのだが)、何とか生き延びる為に涙ぐましい努力をしていたことが伺える。