三尾雪子
みおゆきこ
CV:金元寿子
概要
『富江』の森田病院編で登場したヒロイン。
森田病院に入院している少女であり、腎臓移植が必要なほど腎障害を患っている。
ちぢれ毛のショートヘアと小柄な体型が特徴でそれらを含めた地味な容姿に対してコンプレックスを抱いている。
作中における行動
ボーイフレンドの北山が度々見舞いに来てくれる日々が心の支えであったが、その北山が密かに富江と付き合っている事実を知ってしまい、それからほどなく面会に来た富江にコキ下ろされた事で人生に絶望してまう。
なお、当の北山は内心罪悪感を抱いており、雪子とよりを戻そうとしていたが、ある日富江に迫られた事で衝動的に彼女を殺害して警察に逮捕されてしまった。
そして、北山に殺された富江の腎臓が雪子に移植される事となった。
その後、雪子は北山の顛末も臓器提供者の名前も知らされることなく過ごしていたが、移植された臓器から富江が再生を始めてしまい、それが原因で胃が膨れ上がって意識を失ってしまう。
手術で切り開いた腹部からは富江の頭部が飛び出していた。
再生途中の富江の肉体が摘出されたものの、それからほどなく短期間で手術の傷が塞がったばかりか、髪が直毛に変化して身長が伸びるなど、容姿が急激に美しくなっていた。
だが、一方で富江に似た傲慢な性格に変わり始めていた。
実は腎臓移植が原因で富江の細胞が雪子の肉体を侵食しており、やがて富江と同じ左目のホクロが現れた事で自身の異常に気づくも、時既に遅く最終的に(ショートヘアを除けば)身も心も完全に富江化して病院から姿を消してしまった。
更には雪子が失踪した後に彼女の手術に立ちあった看護師全員が謎の死を遂げた事が語られている。
アニメ版
尺の都合上、摘出手術のシーンで出番が終了している。
余談
森田病院編を原作とした実写映画である『富江replay』では雪子のポジションにあたる西村サユリが登場しており、雪子と同じ経緯で心も身も富江に侵食されていた。
また、サユリの手術を担当した森田医師も富江の血液が付着したメスで指を切ったために富江に寄生される羽目になった。