菜月賢一
なつきけんいち
菜月賢一は、『Re:ゼロから始める異世界生活』の登場人物である。
「グッッッッッモーーーーーーニング、息子ォ!!」
CV:鳥海浩輔
人物像
Re:ゼロから始める異世界生活の主人公、ナツキ・スバルの実の父である。
妻は菜月菜穂子。昴の目つきの悪さは菜穂子からの遺伝で、賢一は甘いマスクの持ち主。いい歳だが、息子に負けず劣らずのハイテンション。菜月家の一員なのでもちろんマヨラー。
作中での活躍(4章ネタバレ注意)
四章の聖域編にて登場。『強欲の魔女』エキドナの墓所の一つ目の「試練」、過去と向き合う試練の中に現れる。
昴の引きこもるようになった原因、率直に言えば相当イタイ、黒歴史ともいえる過去と向き合う中で、昴と言葉を交わした。父からの期待を裏切りたくない、失望させたくないという思いが重い枷となっていた昴の背中を押し、前を向かせた。もっとも、異世界での日々で昴には全てを賭けて助けたいと願う想い人や勇気を与え、背中を押してくれた少女との関わりができた。答えは最初から決まっていたのかもしれない。
――と、ここまで書いてきたことはあくまでエキドナが昴の記憶を頼りに作り出した虚構の世界での出来事。スバルにとって理想的で、都合のいい世界。
本物の賢一と菜穂子は、昴が今どこで何をしているかなど当然知る由も無く、突然行方不明になった息子を心配し続けていることだろう。
昴に二人がかけた言葉も、全てが昴の記憶から再現された、あくまで虚構の言葉に過ぎないことは確かである。
だが、昴がこれで過去にケリをつけたということもまた確かである。