概要
ウニの一種で、非常に長く鋭い棘を持つウニの中でも危険な種。棘は長いもので30cm近くにまでなるが、底面付近のものは短い。
現在発見されているウニの仲間の多くは、普通に触るだけでは刺さらない・刺さりにくい棘を持つ。しかし、ガンガゼの棘は長く鋭く、そして細いため刺さりやすい(ついでに言えば逆棘付き)上、細く脆いために折れやすい特徴を持つ。しかも棘に毒がある。
刺さった状態で折れると、皮膚内部に残ってしまう上に抜きづらく、強く痛む。
反面、殻自体は非常に脆く、底面近くは棘が短いのもあり、イシダイなどには棘を咥えられ、引っくり返されて補食される。
ただし、毒があるのは棘だけで、危険性は確かに高いものの、内蔵は常食こそされていないが美味で食用になる。
また、イシダイが好んで補食する事、所謂「外道」と呼ばれるタイプの魚には補食されにくい事から、イシダイ釣りの餌として利用される。
イラストとしては、ガンガゼを髣髴とさせるようなものにタグが付けられている。