概要
「鬼威山」とも書く。単に「虐待お兄さん」とも。
読んで字のごとく「お兄さん」の当て字であり、ゆ虐系ストーリーにおけるゆ虐趣味者は概して20~30代の青年男性であることが多い。
故に、ゆ虐絡みでなくても「鬼威惨」や「鬼威山」という当て字で「お兄さん」を表すことはあるらしい。
登場キャラクターの人名として「鬼威」が使われることもあり、こちらは「鬼威さん」と呼ばれることで本来の形になる。ちなみに下の名前はゆ虐作品が多くアップされていた掲示板にちなみ、としあきとされることが多い。
基本的には上記の当て字が多いが、別の漢字を用いたり、虐待役が青年男性でない場合には女性のおねいさん(「鬼寧惨」または「悪寧惨」)など、当て字に別の言葉を代用していることもある。
ゆっくりの虐待を至上の喜びとし、家にはなぜか防音がしっかりした部屋が用意されていたり、日常的に虐待用道具を持ち歩くなど、常に虐待の準備や工夫を怠らない。
ゆっくりにこそ厳しいが、人間や動物相手には聖人君子的な顔も見せる。
虐待や防除のために用いられる事が主とは言え、やたら器用だったり高度な技術力を有したりする人もいる。能力を買われて加工所や公餡、駆除業者などで重要な地位に就くこともある(実働部隊として活躍することの方が多いが)。
中にはゆ虐の時に限り人間離れした身体能力を発揮する者もおり、相手が脆弱なゆっくりであることを差し引いてもその攻撃の破壊力・スピードは凄まじく、さながらバトルアクションである。
鬼威惨にも様々な種類が存在し、「自分や他人の飼いゆは愛でるけど野良は虐待する」「希少種には優しいが通常種には容赦しない」「ゲスは問答無用で痛めつけるが善良な個体は愛でる」「ゆっくりなら何でも虐待する」「ある程度飼ってから虐待する」など、ただひたすら虐待するだけの存在でもない。
ゆえに、対を成す存在である「愛で派」とは必ずしも対極になるわけでもない(「愛護団体」とは対極だが)。
ちなみに服装だが、創作作品における一般的な無個性お兄さんと、モヒカンにトゲ突き肩パッドを付けた世紀末お兄さんの2種類が主流となっている。
大別すると
- 世紀末お兄さんは派手で破壊的な虐待を行う者が多い。外見から分かるように大っぴらに虐待をしており、同好会のような集まりを持っていることも多い。
- その分、片付けなどの公共マナーはしっかり守り、ゆっくり以外には割と優しい。基本的に、実演して楽しさを教えることでゆ虐仲間を増やす。ただし、その見た目と虐待スタイルのせいで一般人からは余りいいイメージを抱かれていないことも多い。
- 外見通りの凶暴な性格である場合も。このパターンでは最悪の場合、虐待行為を邪魔する相手には同じ人間でも容赦しないほどの凶行に走る者も居る。
- 無個性お兄さんは陰湿で狂気を孕んだ虐待や冷酷で淡々とした殺戮を行う者が多く、基本単独で人目を憚って虐待する。
- マナー意識は世紀末お兄さんに比べると希薄で、人によっては器物損壊や不法侵入などの犯罪行為に走ったりするトラブルメーカーと化すこともある。
- その割に、何故か法で裁かれることは少ない。
- 意図的に事件を起こし、ゆっくりへの憎悪を煽ることで仲間を増やすような、ゆっくりに負けず劣らずのゲスい者も含まれる。
- マナー意識は世紀末お兄さんに比べると希薄で、人によっては器物損壊や不法侵入などの犯罪行為に走ったりするトラブルメーカーと化すこともある。
…という違いがある。
この他、美少女にしか見えず服も女物を着ている「おねにいさん」、全裸でスキンヘッドの変態お兄さんが使われている。