誰ソ彼ホテルの略称として呼ばれている。ここでは誰ソ彼ホテルのネタバレ(特別ストーリーと追加特別ストーリー含む)が含まれています。
第1章~第5章まではやって来たお客様がどうやって黄昏ホテルにやって来たか暴いていく部分。
第6章~最終章までは物語の核心に迫っていく。そしてお互いのキャラクターたちの考え方が異なった形で反映されていき、歯車がギシギシと音をたてていく展開。
※以下、ネタバレです!要注意!!
ネタバレ
音子が黄昏ホテルにやってきた理由は通り魔にナイフで刺されたからだった。しかもその通り魔とは担当客の大外だった。当初大外の対象は背の高いモデル体型のような女性と思われていたが、大外の隠し部屋で見つけた日記を見て、無差別に襲っていることが分かった。調べ続けると大外の1番の狙いは阿鳥だということが判明。しかも現世で阿鳥を殺害していることも発覚。音子は阿鳥を守るため、自らの手で大外を地獄に堕とそうとするが、そこに待ち受けていた結末は、非常に残酷なものだった。
従業員
塚原音子 (つかはら ねこ)
CV:桃河りか
本作の主人公。高校3年生。目が死んでいると言われるが、行動力が半端ない。
チームAUTUMNのアイドルオタク。
名前を忘れた状態で黄昏ホテルにやって来たが、学生証を見て名前を思い出した。
暇潰しの娯楽が無かったため、黄昏ホテルの従業員になった。
電話対応の時に客室番号を聞き出さなかったり、暇だと思って仕事を探さなかったり、接客中にカネコノからサインをもらったり、フロント当番を途中でサボったりしたことで阿鳥から注意されることも。
6章で、黄昏ホテルに来た理由は、ナイフで刺されたからだと判明。その後大外の部屋掃除をしている最中に隠し部屋を見つけ、自分を襲ったのが大外だと分かった。阿鳥が大外に殺されていると知ったとき、黄昏ホテルの世界で阿鳥に何かしようとしてると考えた音子は、大外を地獄に堕とそうとした。切子から支配人の部屋に地獄に堕とすための銃があると聞いた音子は、支配人を眠らせて支配人の部屋の鍵を奪い、銃を盗み出し、大外と対抗することに。しかし、銃を持ってることで優越感に浸って調子に乗ってしまい、いつの間にか大外とのバトルを知らず知らずのうちに楽しんでしまう。その結果大外に反撃されてしまい銃を奪われ、助けに来た阿鳥が銃の暴発によって大外を殺してしまい、地獄に堕ちる要因を作ってしまった。このとき初めて切子に騙されたことを知った。
この一件があって支配人からクビを告げられ、絶望の淵に立たされた。
しかし、これまで働いた分の給与である懐中時計で、ルリの給与と阿鳥の給与で現世に戻って阿鳥が大外に殺害される2週間前に戻り、阿鳥をもう一度救おうとする。切子から本当の地獄に送るための道具を差し出され、阿鳥が殺される前の現世に帰る。大外の目の前で地獄の門の鍵を開け、大外を地獄に堕とすが、またしても優位に立って調子に乗ってしまい、自らも巻き添えを喰らう。激しい決闘の末大外を倒したが、手を差しのべた阿鳥によって引き上げられた。
1年後短大に進学し、ホテルでアルバイトを始め、交換研修で来た阿鳥と再会し、共に働くことになる。黄昏ホテルでの阿鳥が如何に手を抜いているか、現世の阿鳥がどれだけ仕事が出来るか、自分は接客業に向いてないことを実感した。
阿鳥が地獄の夢を1年間見てると知ったときは、釘バットを持って地獄に入り込み、阿鳥を救出した。このようなこともあるので、瑪瑙からは気に入られていた。
全てが終わった後は防犯意識の無さすぎる阿鳥に影響され、警察官になる夢を持った。
黄昏ホテルにやって来たときはそのままの顔でやって来たため、地獄に堕とされる前の阿鳥からは「どんな人よりも自分の意志をしっかり持ってる」と言われた。
阿鳥遥斗(あとり はると)
CV:酒井広大
本作のヒロイン。音子の先輩。音子が黄昏ホテルにやってきたときは彼が接客した。音子が従業員になった途端にフランクなしゃべり方になった。とても真面目で仕事も有能な出来る男だ。大外が犯罪者だと分かっても接し方を変えなかった。
現世では子供のころからサックス奏者を夢見ていたが挫折してしまい、以後一流ホテルのコンシェルジュとして働き、もうサックスには触れたくないと目を背けた。そのため黄昏ホテルでカネコノのミニライブの時、一時はサックスでの演奏を拒んだが、弾くことによって
容姿がイケメンなので女性からもモテるのだが、前述の挫折の経験から自分が容姿しか取り柄がない空っぽの男だと思っている。女性と付き合うこともあるのだが、交際期間は最短で3時間。最長は3か月しかもたない。続かないことを前提で女性と付き合うため長続きしない。(次に付き合う女性に対して不誠実だから形として残るプレゼントは貰わないという発言)しかも当の本人はそれに気づいておらず、支配人も対応に困っていたほど。さらに自分の生死などどうでも良かったため、とても闇の深い人物とも言える。
さらに大外にストーカーされていたことにも気づかず、「俺がストーカーなんてされるわけない」と自信たっぷりに言っており、危機意識が皆無だった。
6章で駅のホームで大外に線路に突き落とされ通過電車に撥ねられて死亡していることがわかる。