笹森花梨とは、ToHeart2の登場人物である。
概要
主人公河野貴明の学校の同級生。
トゲトゲした髪型(フィギアの髪を触ると痛い)と
何かのキャラクターっぽい髪飾りが特徴。
『ミステリ研究会』というオカルトめいた研究会を立ち上げ、部員集めに苦心している。
変わり者ではあるが、本人は周りとズレていることで疎外感を感じており、「自分には価値がないのか」「自分は間違っているのか」ということを不安に思っている。
XRATEDでは髪を下ろした姿も描かれ、意外と好評であった。
ささらシナリオでは、同好会の活動が不透明ということで、
生徒会一行から査察を受けることになる。
シナリオについて
2ちゃんねる等ではシナリオへの酷評も多いが、
「最初に探していたものよりも、もっと素敵なものを見つける」
「周りから取り残されていた孤独感から、別の自信を持てるものを見るける」
などの要素はきちんと起承転結を持って描かれているため、
完成度が低いわけではない。
むしろ問題があるのはシナリオよりも彼女の性格であり、基本的に周囲の人々に害しかもたらさない。
本人は「楽しいから」という理由だけで行動しており、上記のコンプレックスの裏返しで自分の価値観を絶対視している。
他人のために行動する時も自分の価値観のみで行動するため、相手は迷惑を被るだけである。
本人に悪意が無いだけに反省もしないため、非常にタチの悪い性格と言えるだろう。
ADでは
まーりゃんシナリオなどにも登場するが、シナリオにはほとんど絡まない。
文化祭でも、ミステリ研としては特に出し物は出さなかったようだ
(そもそもゲーム全体で文化祭絡みのイベントが少ないゲームなのだが)。
漫画版・アニメ版では
TVアニメときたうみつなの漫画版では、上記の疎外感に関して「それまでワクワクドキドキしていたものが、子供っぽいという理由ですてられてしまう」といった説明が追加されていた。元々ライターの構想にあったのか、後から追加されたのかは不明。
また、きたうみつなの漫画版では、出会いのきっかけである署名イベントの代わりに別のイベントが入っている。
「黄色」という呼称について
基本的に蔑称。
彼女を嫌う人達が「名前を呼ぶことすら耐え難い」という理由から、人名ではなく色で呼んだのが由来である。
2ちゃんねる等では「黄色は詐欺罪を犯した」等と書かれることもあるが、
金品を騙し取ったわけではないので、明らかに「詐欺罪」には該当しない。
(あくまで「詐欺罪」ではないというだけである。主人公を騙し、不利益を被らせたのは事実)
とにかく、良いイメージを持つにせよ、悪いイメージを持つにせよ、
原作を確認してからイメージなり感想なりを持とう。