どりゃおじ
がのんのよこすま
概要
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALにおいてガノンドロフのスマッシュ技が軒並み変更され、これまではアピールでしか見なかった剣を扱うようになり、その中でも横スマッシュ技である「斬岩」は取り分け有名となった。
この技は「ドリャー!!」という掛け声のもと、前方向に思い切り剣を振り下ろすもので、隙こそ大きいが真上、横方向に非常に広い攻撃範囲を持ち、威力は最大ホールドで33.6%、ホールド無しの素出しでも24%という高威力を誇る。加えてカス当たりが存在せず、どこで当てても同じダメージを与えられる。
また、その威力に恥じず撃墜性能も非常に高く、素出しにしてステージ中央ならば75%、ステージ端ならば45%、仮に最大ホールドが決まろうものならステージ中央ならば35%、ステージ端であれば15%のダメージ値で相手を撃墜出来るという正に魔王の一振りである。
また、発生の絶妙な遅さも一役買い、復帰してくる相手や回避を行った後の相手にも半ば不意打ちのような形でも決まりやすく、特に復帰時に受ければ撃墜は免れないだろう。ガノンドロフを相手にする場合、この技の恐怖とも常に戦うこととなると言っても過言ではない。
つまるところ、この技が当たれば「相手は死ぬ」。どれだけ追い込まれてもこの技が当たればダメージ、撃墜性能両方の観点から一気に巻き返しが可能であり、初心者から熟練者まで幅広く愛用されている。一方、される側としてもたまったものではなく、この技ひとつで今までに自分が上手く作り上げてきた優勢を台無しにされる理不尽きわまりない技として警戒されている。
この技の影響でガノンドロフはオンライン対戦での使用率が非常に高いらしく、更に特定のトーナメントイベントではガノンドロフだらけになる事も珍しくない。
一応、カウンターで対処可能(反撃が倍返し仕様になっているカウンター技で斬岩を取れば、ガノンのダメージが半端でも反撃でガノンが痛快に吹っ飛んでいく)が、ガノンはほかにもつかみ突進の横必殺ワザなどといった読み合いネタが多いので注意する必要がある。
このような批評から『スマブラSP』のガノンといえばこの技と言える程に知名度を上げていき、いつしかこの技は、そしてこの技をぶん回すガノン本人も、「ドリャーおじさん」略して「どりゃおじ」(または「ドリャおじ」)と呼ばれるようになった。
DORIYAH
国内のみならず海外でもどりゃおじの人気は凄まじく、DORIYAH(「ドリャー!!」のこと)で検索するとガノンの横スマ関連のネタ絵がわんさか出てくる。海外版のガノンのボイスも日本語版と同じであるため、聞き慣れない「ドリャー!!」がより印象に残ったのだろう。
遂には「GANON DORIYAH T-SHIRT」(要は「ドリャーTシャツ」)なるものまで作られるほど。