和田垣さくら
わだがきさくら
オッドタクシーの登場人物。
人物
物語開始以前に本物の三矢が何者かに殺害され、事態の発覚を恐れた山本が急遽用意した、謂わば替え玉である。
当初、オーディションは四位であり合格することができなかったが、自分を採用するように事務所に直接直談判をしたらしい。
本物の三矢と同じ黒猫であるが、瞳の色や目つきが違うなど容姿に差異がある。
ミステリーキッス加入後も、三矢ユキという芸名で本物の三矢であるかのように振る舞って活動するように命令されていた。
本物の三矢とは違い、明るく天真爛漫な性格である。
しかし、ダンスレッスン中に滑って転ぶ、古参客の今井に「以前よりダンスのキレが悪くなった」と称されるなど、アイドルとしての才覚は本物の三矢より劣っている。事実、市村しほにも「前の方がよかった」と陰で言われている。
大分県出身で母子家庭で育ち、母親に恩返しをするためにアイドルになった。
作中、母親と電話するシーンでは大分弁を喋っている。
彼女の母親もかつて夢に破れた過去を持っていることが示唆されており、娘には「どんな手を使ってでも夢を叶えろ」と常日頃言っていた。